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2012年6月 7日 (木)

mixi がダメになった理由

私が知るところの理由は3つ
 すでにリアルで構築されたコミュニティでなければ受け入れないという姿勢に、人間関係が未成熟な若い人やネットでの出会いを求めた人は失望していった。 その対策として招待制を破棄したものの、すでに他のネットサービスが稼動した後では、はぶんちょにされた人の気持ちが戻ることはなかった。
 実名制の破棄もマイナスに働いた。 ユーザーが引き起こす社会的トラブルに尻込みして個人の特定ができないようにしてしまった一方、匿名偽名ユーザーを排除できなかったのは敗北以外の何物でもない。 実名ならではの利権から遠ざかってしまったため、個人情報を取得したい企業からの利用価値が下がってしまったわけである。
 また、足あと機能に関する一部過剰なユーザーの期待で、新規者やライトユーザーが尻込みしてしまった。 つまり、「足あと付けない人は失礼だ」的なルール強制が蔓延ったために mixi 側はこれをシステム的に機能削除したが、これも後手に回ってしまった。 ちなみにこの教訓は他社の後発ネットサービスでは活かされている。 「mixi 疲れ」なんて言葉も生まれた。

揺れるミクシィ、SNSの「老舗」はなぜ間違えたのか
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0503G_V00C12A6000000/

 上の記事の中では、ユーザーとの対立やコミュニティ機能(掲示板)などの独自機能への疎んじが原因であるかのように書かれている。 ヘビーユーザーに対する毅然とした姿勢は伺えるが、それでもネット企業の割には経営判断が遅すぎるし、攻めの姿勢を欠いているのではないか。 ある意味ネットゲームと似ている。 古参ユーザーの顔色ばかりうかがって新陳代謝に失敗した例はいくらでもある。 それにコミュニティは場さえつくれば勝手に育っていくという考えは、もう古いような気してならない。

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