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2013年5月17日 (金)

慰安婦制度を肯定したい日本人の理屈

「軍と売春はつきもの」石原氏、批判浴びる橋下氏を擁護
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130514/waf13051412490023-n1.htm

 例えそうだとしても、刹那的な享楽に溺れさせ、前後不覚にさせて戦場に向かわせるようなことを軍が斡旋してはならないだろう。 売春はあくまで兵士と売春婦個人の問題であって、軍が指図することではない。 橋下氏は慰安婦制度(公娼)は日本だけではないとするが、少なくともアメリカは、性病の蔓延防止を名目に割と早い段階で禁止通達を出しており、当時からして温存させる意図はなかったように見える。

橋下氏にメール助言 デーブ・タスケタ~
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20130517-1128357.html
「日本語の『風俗』という表現は英語にはない。性風俗となるとセックス・インダストリーになり、かなり違法性の高いニュアンスになる。米国側にかなり悪く誤解されて伝わる。国際感覚が足りない」

 アメリカによる戦争はあくまで彼の国民の総意によって自発的にボトムアップで決定される。 それは、徴兵制であってもだ(殺傷否定を心情とする人は良心的兵役拒否者として扱われることがある)。 議会を持つ間接民主主義であっても、国民と議員の間が近いと言える。 それに対し、戦前の日本は扶持や家族や世間体のために否応なく行かされたトップダウンの感覚が強い。 戦場で出会った兵士が還俗した元お坊さんで、勝てる見込みのない日本の苦境を感じ取った人もいたという。 欧米列強からのアジア植民地解放を大義名分とした大東亜構想に、どれほどの国民が自分のこととして戦地に赴いたか推して知るべしである。

 その兵士をなだめる飴玉のつもりが慰安婦であろう。 元々正義感からの志願で集めたのではなく、赤札を渡して嫌々の中を行かせたのであるから、慰安婦を必要としたのは兵士ではなく軍であり、それそのものが売春営業に留まらない問題制度である(ただし、慰安婦にアジア人女性の自発的加担者がいたか、強制連行があったかどうかはグレーゾーンである)。 結論として、慰安婦の賠償を否定することはあっても、慰安婦制度そのものを正当化するとはできない。

 最後にひとつ高校時代の話しを。 昔、クラスメイトと明日で地球最後の日だとするなら何をするという話しになったのだが、その友人は女子を犯しまくると言っていた。 これが、現行日本にはびこる人生観の縮図であろう。 戒を授ける神仏の存在や因果応報を否定する無宗教(あるいは御利益信心)という恥ずかしい下衆(ゲス)が、戦前同様の旧態然とした女性観を維持しており、日本の人権規範意識の向上や女性の社会進出を阻んでいると私は考えている。

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