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2013年6月12日 (水)

中身のない自民党デジタル・ニッポン

詳説!自民党ICT戦略「デジタル・ニッポン2013」 - 第一回:デジタル・ニッポン2013の概要と電子政府
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130604/481969/?ml

 『情報通信技術』と書けば一発で理解できるのに、『ICT』だとぅ?!

ICTとは 「情報通信技術」 アイシーティー: - IT用語辞典バイナリ
http://www.sophia-it.com/content/ICT

 ただでさえ、ITってのは胡散臭さが漂うのに、そこにカタカナ用語や短縮頭文字語を使われると余計むかついてくる。 『価値点』とか『技術点』とかなんだそりゃである。 柔軟で簡潔にわかりやすいのを是とするか、連携で波及効果の規模が大きいことを是とするのかで、判断がぜんぜん変わってくる。 こんな曖昧な基準は、役人のさじ加減で業者選定に手心が加わることを暗に示している。
 「国民目線なんか、ぜんぜん気にしなーい」そんな感じだ。 むしろ大した代物でもないものを大仰(おおぎょう)に見せかけたいという雰囲気である。 文を読んでも『ガイドラインをつくる』って部分がやたらと出てくる(要は今は何も中身がない)。 せめて人材育成のために小学校から語学学習なみに情報教育を必須教科にするとか書けないのか。 だいたい、プロフや学校裏サイトによるいじめや性犯罪、ネットゲームのハッキング被害に出会ってからITに目覚めても遅いだろうが。
 さらに大事な視点を忘れていることを指摘しておく。 社会インフラの老朽化を『情報通信技術』で管理するのはいい。 だが、『情報通信技術』自体の老朽化について何も考えていない。 この業界、5年経てば使い物にならないというほど、革新が早い。 数千万円したシステムが数年後に十数万円になっているなんてのは、本当にある話だ。 ベンダー(システム機器メーカー)やITコンサル(情報処理請負業)の言いなりに提言をまとめただけでは、費用対効果(コストパフォーマンス)に問題があると見てよいだろう。 システム更新費用でたんまり儲けるのを狙っているのは明白だ。 先々もう一度、事業仕分けが必要になってしまう。
 今回のこの提言って、ほんとうに議員が頭をしぼって考えたのだろうか。 どっかで見たような気がするデジャヴな内容ばかり。 私ならマンマシンインターフェース開発に集中投資するし(既存のキーボードとマウスとタッチセンサーだけで言い訳がない)、サイバーセキュリティについては、スパムやウイルス汚染されやすいメールの代替システムを国際社会に提言するとか、IDパスワードに代わる本人確認方法を推進したり、公的個人認証システムを民間へ安価で開放したりとかがあるだろうに。 他にもあるが割愛する。

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