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2013年7月 8日 (月)

P2Pのパイオニア去る

訃報:金子勇さん42歳=ウィニー開発、裁判で無罪
http://mainichi.jp/select/news/20130708k0000m040041000c.html
訃報:将星隕つ: 壇弁護士の事務室
http://danblog.cocolog-nifty.com/index/2013/07/post-9e47.html

 僕らは、法律は守るものと教わっている。 企業であればコンプライアンス(法律遵守)は金科玉条ごとくである。 しかし法律は人が作り、廃するもの。 有効と無効(あるいは有罪と無罪)の狭間にある状態は存在する。 特に多くの人が望むのに既得権益者が困るという理由だけで規制しようとするものは注意が必要だ。
 インターネットはコンテンツ無断複製という点で映像音楽事業に多大な影響を与えた。 しかし、一方で販路の急拡大ももたらし、製作宣伝費の下限も引き下げられたはずだ。 如何に合法とはいえ儲けすぎは禁物である。 適正適価で社会に提供しなければ企業として問題になるであろう。 イノベーション(技術革新/構造変革)が起きたならば、できる限り速やかに追いかけるべきであり、安価での音楽の圧縮形式でのダウンロード販売や映像の各国語字幕対応などはもはや必須である。 それができなければ、違法・脱法行為に必然性が生まれる。 事実、CD/DVD/BD価格が引き下げられたのは、その証左であろう。
 Winnyは違法行為に流用できるということで、作者が逮捕されることになったソフト。 違法利用するのはユーザ側の意識の問題であるが、その率が高かった。 この問題は

  • 違法流用可能だからといって裁けるのか、他にソフトの急速頒布手段がないのに規制できるのか
  • 類似品が蔓延するのに最初に作った人だけを見せしめに裁けるのか、裁いて抑止効果があるのか
  • コンテンツが適価流通されていない現状で違法行為を問えるのか、法律で規制すべきは独占側ではないのか

ということである。 結局、金子氏は起訴されるも裁判では有罪にはできなかった。 病気とはいえ、そんな先駆者(パイオニア)が早々に退場してしまったことは残念でならない。

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