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2013年7月 5日 (金)

戦争は被害者感情で作られる

自民、TBSの取材拒否
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013070401066

 政治において物事の是非を論じるときに、二面性が生じる場合の批判は甘んじて受けるべきではないのか。 それを審判するのが国民である。
 民主党はマスコミ批判をしなかったばっかりに、調子こきすぎたマスコミによって実力以下にダメ党のレッテルを貼られた。 もちろん批判部分はあったが遅まきながらも自浄作用はある党である。 実際には現実離れした政策を断行することはなかったはずだ。
 一方、自民党は選挙に勝つわかりやすい政治を念頭に容易く政敵を作る。 野党に転落してから許容力がなくなったともいえる。 その支持を求めたのが、戦争責任について無知識な若い世代だ。 教科書検定などを通じて戦争責任についての教育を封じられた世代は、そのまま育てば当然生まれながらに与り知らない責任を負わされることに抵抗があるだろう。 「自分は間違ったことをしたことがない」という感情をありきの思考で、自民党はそれを利用したのである。 自分らの祖父や曾祖父世代が何をやったのか家史として残しているところが少ないのも原因のひとつに違いない。

 アメリカは日本が後を追うべき世界の警察だと思っていると、日本は道を間違う。 それは、アメリカは最終的には自国利益優先で判断を行う国であるということ、アメリカは日本の戦後復興を助けはしたが他国同様に戦勝国としてのアドバンテージを握って離さない国であるということを理解していないからだ。 当然、日本にとって都合のよい話しばかりではないため、国内に反米感情が芽生えないように政府は色々と工作してきた。 『アメリカだけは敵に回さない』ということが戦後政府の鉄則だったが、維新のようにこの暗黙ルールを破るものが出てきている。 あまりに独りよがりが過ぎればアメリカに見限られることつながるため、自民はピリピリしているのだ。 第二次世界大戦のときの米ソと同じように米中が日本の頭越しに手を結ぶことは万が一にもあれば、そのとき再び日本は世界を相手に独善を叫び、負け戦に踏みだしかねない。

 もうひとつの可能性として、アメリカ自身が身の振り方を間違えたときに、日本が一蓮托生で巻き込まれることである。 オバマ政権はおそらく第3期はないであろう(と思ったら元々三選禁止だった)。 米民主党内に代役を務める存在が出てこなければ、日本の自民・維新と同じように被害者意識が強い共和党政権になる。 政敵をイスラム全体に拡大したり、中朝を挑発したもののしたたかさに欠けていれば、これも泥沼になる。 問題は、自民党内に戦争でもやらないと敗戦国のレッテルを剥がせないと思っている人間がいることである。 自衛隊を軍隊化することにもっともらしい他の理由をつけてカモフラージュしているが、政治家の言動を見ていて、それを感じ取れないというのは間抜けすぎだ。 これから先の選挙では、どさくさを歓迎し火中の栗を拾うような危なっかしい人は避けるべきであろう。 ヘイトスピーチやネガキャン好きなどは論外である。

TBSの謝罪と受け止め、安倍首相も番組出演へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130705-OYT1T00969.htm
TBSは5日夜、「放送内容について訂正・謝罪はしていない」とする龍崎孝政治部長名のコメントを発表した。

これ何て言うパフォーマンス? 脅し内閣やね。

首相:96条に再言及 自民草案、見直しに柔軟
http://mainichi.jp/select/news/20130708k0000m010077000c.html
投票年齢を「18歳以上」に定めるための国民投票法改正を優先する考えを示した。

「無知をそのまま利用」する政治家がいる。 就業経験もないのにコスト意識など持てるわけもない。

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