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2013年9月11日 (水)

ハッタリとミエッパリ

20年五輪:IOC総会プレゼン 首相の発言要旨
http://mainichi.jp/sports/news/20130908k0000m050093000c.html
(汚染水問題は)結論から言って全く問題ない。事実を見てほしい。汚染水による影響は福島第1原発の港湾内の0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている。

汚染水の遮断「完全ではない」…菅官房長官
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130910-OYT1T01181.htm

 いやー。 完全ではないどころか、ザルでしょう。 港湾水は一日に50%も外洋水と入れ替わるのに、「ブロックしている」ってなんだそりゃである。 なんか、オリンピック招致にあわせて、汚染水対策を遅らせてきたんじゃないの?と勘ぐりたくもなる。 IOCである程度責められるだろうから、費用かけて対策に乗り出した直後に五輪招致のプレゼンがはじまるように細工したのではないか。 現状、この対策(人工凍土壁で地下水遮断)が成功する保証はどこにもない。 もちろん、IOC役員も知らないはずはないのだが、この『ハッタリ』にかけてみるしかないと判断したのだろう。 早い話が、問題の様子見状態である。
 安倍氏は今回、海外のマスコミを日本のと同じように非難している。 国内のマスコミには大なり小なりの弱みを握って牽制も効く自民だが、海外ではそうはいくまい。 島国根性丸出しの利己姿勢で嫌悪感を植え付けてしまった。 そしてIOCの各委員にも、あやふやな期待感を抱かせてしまった。 今、オリンピック開催にとって一番求められているのは『安定』である。 施設建設が間に合わないとかで気を揉むことに疲れているのだ。 日本に対する見方も、もし汚染水対策で開催までに進展がないとなれば、一転して各委員に裏切られた感が色濃く残ることになる。
 あと5年と少しの猶予が与えられたわけだ。 トリチウムは生物濃縮しないから最悪漏れても薄めるだけでよい。 汚染の半減期はセシウム134が2年だからどんどん減るが、セシウム137とストロンチウム90は30年。 2020年をただ待っているだけでは減ってくれない。

>> 追記

民主党:「汚染水コントロール」首相発言を追及へ
http://mainichi.jp/select/news/20130913k0000m010109000c.html
凍土遮水壁を巡っては、2011年の首相補佐官当時、陸側遮水壁の配置計画をまとめた馬淵澄夫氏が8月30日の対策本部会合で「汚染が広範囲なら適用できない」と疑問点を指摘した。

凍土遮水壁自体、自民の考案ではないらしい。 一旦やめた方法を復活させたらしいのだが、その稼働条件が最近の汚水漏洩で崩れているのではないかという指摘だ。 効果が怪しいどころか、失敗の可能性が高い方法に思えてくる。 自民は、このまま突き進むつもりなのだろうか。

汚染水対策で提言へ=自民
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201309/2013090200756
会合には約20人の議員が出席。汚染水の漏出を踏まえ、原発事故は収束していないとの認識で一致した。

ブロックできていないという認識では一致しなかったのかいな。 今さら収束できていないことを再確認する必要などないだろ。 罪のこすり付け提言なら聞き飽きたよ。

「首相と同じ認識」=汚染水制御発言で釈明-東電
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013091300932

自民の顔色を伺うような尾野昌之・原子力立地本部長代理の釈明。 他にもホームページに同内容を記載したりと、こんな手間をかけなくてはならないのか。 安倍氏の無責任な発言や自民の強面は結局、本来の作業の邪魔にしかなっていない。

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