« 自律できない公務員 | トップページ | 都知事の言い訳 »

2013年9月26日 (木)

安倍首相と陰謀論者

元首相と首相のメルマガ法廷闘争…菅氏と安倍氏
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130926-OYT1T00400.htm

どう考えても、安倍氏の分が悪いのではないかと思っている。

 まず第一に、実際には海水注入停止はなかったにも関わらず、憶測で発言している点である。 しかも弁明を受けてなお、未だに撤回しないというのは、結論ありきのレッテル攻撃という他ない。
 事の発端は、官邸と東電の取り次ぎ役である武黒一郎東電フェロー(副社長級、元柏崎刈羽原発所長)の勇み足とハッキリしている。 彼自身が「菅直人首相への説明が終わっていない段階だったので、いったん中止して了解を得てから再開すべきだと思った」と述べている。 まさかと思うが、東電幹部しかも元原発所長でありながら原発のイロハも忘れて、政治家からの「注入継続せよ」という言質(げんち)取りを優先させてしまった(海水注入で廃炉になった場合の責任の一端を官邸に押しつけられるということ)。
 では、世間で言われるように、官邸側がご機嫌取りを強要したのかどうかというと武黒氏の「官邸がもうグジグジ言ってんだよ」と小馬鹿にする態度からは、官邸の停止要請の見幕に圧されて誤判断したとはまったく見てとれない。 官邸側からは(注入継続は当然として)危険性やその影響範囲の東電認識について見解を求められていたはずであり、それが「グジグジ」部分ということであろう。
 仮に安倍氏が官邸を信用せず、東電発表のみを信じていたとしても、東電が吉田所長によって注水継続こそが事実であったと発表した時点、もしくは東電が「官邸からの注水停止要請は自社内の連絡不手際(武黒氏の勘違い)であった」と発表した時点のいずれかで、官邸意向ではないと知ることができたはずである。 真実と信じるに足りる根拠を失ったのであるから、自身の発言も撤回するのが筋ではないか。
 政権交代目当ての言い過ぎであったならば、すでに揺るぎない現状において侘びを口にするのはやぶさかではないはずだ。 やはり、この件では安倍氏の異様な憎悪(ヘイト)が感じられる。 菅氏への人格批判を楽しむ人からは、安倍氏の行動は称賛されていて当の本人もその気なわけだが、私には陰謀論者の片棒を担いでしまったというより、陰謀論者の一人にしか見えない。

« 自律できない公務員 | トップページ | 都知事の言い訳 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 自律できない公務員 | トップページ | 都知事の言い訳 »

カウンター

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

ブログパーツ

  • UNIQLO CALENDAR
無料ブログはココログ