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2014年3月22日 (土)

クリミアと北方領土

ロシア軍、ウクライナ国境に2万人集結 米報道
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2200E_S4A320C1000000/

NATOがニブイなぁ。
 アメリカはわざとノラリクラリしているのだろうか。 ヘタするとオバマ政権の命取りになる。 ロシアはクリミア半島だけでなくウクライナを東西半分に分割する気満々だろうが。 ウクライナのロシア語圏までを奪取するというのだ。
 それに対して、ウクライナ軍やNATO軍は国境沿いに兵力を展開しても、背後からロシアに操られた自警団に襲われては困るのだろう。 このままロシアのゴリ押し勝ち? だとすると米共和党は黙ってはいまい。
 日本政府というか自民党は、兄貴風を吹かせてくれる共和党を歓迎するが、北方領土を解決できていない現状では身の振り方に苦心することになる。 ロシアに肩入れするとアメリカとの絆に傷がつく。 しかし、ロシアを見捨てると北方領土もクリミア同様に既成事実化が進む。
 では欧露が戦争しだすとどうなるか。 日本がウクライナへ直接実行力を伴った派兵協力をすることはまずないだろう。 むしろ、ロシア軍を極東に惹きつける役目を期待されるのではないか。 自衛隊が領土保全の権限で北方領土に展開することは可能だろうが、その後方に控えているサハリンやウラジオストク、ハバロフスクを抑えないことには、簡単に奪い返されてしまう。 当然、現行憲法ではそんなことはできない。 だから、やるならアメリカを巻き込まざるを得ない。 安倍首相はこの機に再軍備化して第三の選択肢を得ようとしていると見えるのだが、本当のところはわからない(いやー本人も迷うところだろう)。 少なくともそう考える人は、安倍氏を応援する。 もし、違っても首相の首をすげ替えるだけのことなのだから。
 ちなみに、極東のロシア基地を落とすのは容易ではない。 敵の敵は友、つまり北朝鮮や中国が出張ってくる可能性は高い。 イデオロギー関係なしでの野合とはいえ、あなどれないだろう。 日本のタカ派は「だから日本は戦力増強するべきだ」と主張するのだろうが、中朝露が組んでしまった後ではいくら国費をつぎ込んでも足りない。 むしろ、戦争という選択肢ははじめから無謀といえる。 であるならば、早急に中韓とは関係改善を進めないことには、日本の将来を塞ぐことになる。 それなのに、外交そっちのけで改憲活動に勤しんでいる首相というのは……アメリカの要請を無視して靖国参拝したあたりから、国益より精神論/プライド重視の暴走がひどくなっているのではないか。

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