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2014年10月 1日 (水)

保守化の原因

集団的自衛権に賛否ほぼ拮抗 熊本大法学部生-熊本のニュース
http://kumanichi.com/news/local/main/20141001002.xhtml
伊藤教授は最近の学生の傾向を捉え、「以前と比べ、全体的に保守化している」と分析。「妙に物分かりがよく、社会に異を唱えても仕方ないと考えるリアリストが多い」と指摘する。

それだけじゃないだろ。
 広範囲な意見を拾える場としてネットを廻ってみれば右を見ても左を見ても、保守・右翼・排除思想・民族主義・国家主義に彩られた発言ばかりでは、教師や親の意見さえ霞んでしまう。 これはネットの思想バイアスを見抜けないITリテラシーの無さが教育に濃い影を落としていることを示している。 もうひとつは、サブカルチャー(特にアニメと漫画)による現実にはあり難い結果への妄想誘導である。 よく戦闘シーンの前後で『拳を合わせれば分かり合える』というセリフを見る。 しかし、これは現実的ではない。 当たりどころが悪ければ、人は簡単に死ぬし、死んでしまっては分かり合えることも永遠にない。 後遺症の残るケガをさせられた相手と心から和解するなども困難であろう。 主人公を演じる自尊心ばかり煽る映像を見せられて育ったせいか、人からの依頼や丁寧な注意でさえ、喧嘩をふっかけられたと過剰反応して憤る学生が増えた気がしている。 これはそのまま隣国との緊張関係につながっているのではないか。
 こういった若輩が故の未熟さは、かつては校内暴力として学校内に押し止められてきたが、現代はその舞台をネットに移している。 自分と同じかそれ以上の未熟な回答であっても、匿名で相手の顔が見えないために価値判断が遅れてしまうのだ。 顔が見えていれば、こんな奴の言葉なんて信用に値しないと打ち捨てられる意見でも、相手がわからないからついつい付き合ってしまう。 扱う情報に回答者の心情を加えずに過去(歴史)の轍を加えてしまうのがここ最近の風潮。 首相からして、自党の先輩の意見に聞く耳を持たないのであるから、それに続こういう学生・生徒が増えるのも当然であろう。 過激思想がこのまま長じれば、リアリストから鬱屈したエネルギーを暴発させる2・26事件を起こしたような学生へと変貌しかねない。

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