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2015年1月

2015年1月31日 (土)

ポピュリズムと自粛

チャイ屋の片隅で:(4)なぜマララさんは嫌われるのか
http://mainichi.jp/feature/news/20150120mog00m030007000c.html

如何にも先進国で教育を受けた記者が書いた記事。
 大勢が反対することに恐れおののき、言葉を鈍らせる。 未来が見えないから、とりあえず流されようとする。 かつてそうやって日本は自国の暴走を止められなかったのではないか。 日本人の手で帝国憲法を現憲法に向上できなかったのは自明の理というものだ。
 およそ、発展途上国の思想状況は先進国より悪い。 そこに融和政策で改革を計っても失敗する。 軋轢覚悟で象徴を打ち込むハードランディングが必要なのだ。 たぶん、マララさんは一生涯、穏やかな暮らしは望むべくもないが、それは本人もノーベル賞委員もわかった上でのこと。 命だけを至高とするボンクラ日本人には及びもつかない。

2015年1月29日 (木)

展開より集約だった

「100円ローソン」260店閉店 小型スーパーも撤退
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO82518080Y5A120C1TI0000/
ファミマ失速 スーパーや薬局とのコラボ店で巻き返しなるか
http://www.news-postseven.com/archives/20141022_283088.html

スーパーの本気度に返り討ちにあったようだ。 コンビニ界はドラッグストアに業態転換を急いでいるが、どうにも付け焼き刃。 下手に他業種を真似るより、様々なサービスの窓口を目指した方がいいんじゃないかなーと思うのだが……。

大型化より小型化だった

スカイマーク 民事再生法の適用を申請
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150128/t10015045771000.html

原因は各報道の指摘の通り。
 最後は円安(燃料高)がトドメを刺したらしく、最近の原油安の恩恵は間に合わなかったようだ。 A380の契約にキャンセル条項がなかったことが悔やまれる。 もっと言えば、MRJの開発状況を注意深く見守り、大型化より小型化で機数を増やした方が、運行管理がしやすくなったであろうに。 ステレオタイプの成功例をなぞるだけの経営ほど、恐いものはない。

2015年1月28日 (水)

魅力のない国

中国が軍事パレード開催へ、「日本を震え上がらせるため」 報道
http://www.afpbb.com/articles/-/3038002

中国がこんなことを言っているうちは日本は安泰だ。
 日本にとって一番恐ろしいのが、中国が共産主義を捨てた時である。 思想面で日本を凌駕したとき、日本は世界における地位を失う。
 中国が脅威を示すべく日本に攻め入ってきたとしても、その場合アメリカとは違って敗戦を口にすることはない。 なぜなら、戦勝国民より豊かな暮らしをする敗戦国民なんてありえないからだ。 中国国内の農民レベルの生活は、日本にとって奴隷同然。 国民の福祉を蔑ろにしてまで軍事予算を捻出しているような国は、時が経つほどに過去の浪費を悔いることになるだろう。

中国教育相、大学から「欧米の価値観」を排除
http://www.afpbb.com/articles/-/3038313

中国の教育で欠けているのは、『恩』。
 西洋の見てくれの経済力だけをかすめ取って真似たところで、それはメッキにすぎない。 かつて、あまりに見すぼらしい国家の窮状に手を貸した国々も、今の傲慢な態度に最早愛想が尽きている。 感謝をせずに感謝を強要するのが現代中国人。 人の価値を生むのが金ではないと気づくのは、金を失ったときだけだろうか。

協力要請を勧める野党に違和感

「他党に協力要請しない総理に違和感」 維新・松野氏
http://www.asahi.com/articles/ASH1W6F5PH1WUTFK00R.html

そもそも維新に何ができる?
 北朝鮮に乗り込んだアントニオ猪木はもういないだろ。 改憲の布石のために、一芝居打ってくれということか。 野党側から、「邦人救出を目的に戦争を可能な国にしてくれ」と国会質問をすれば、与党として「賛成したい」と答える手筈で行こうと言いたいのだろう。

「日本は『イスラム国』と戦闘できない」 自民・高村氏
http://www.asahi.com/articles/ASH1X3TRDH1XUTFK006.html

それは現時点での見解というもの。
 自分らの後輩がどう解釈を変えるのかまでは、まったく責任を取ろうとはしない。 むしろ、反対運動のほとぼりが冷めた頃を見計らってとどめを刺すのがお得意なのではないか。

>> 追記

自衛隊の活用 首相が意欲 現実味薄く、自民も慎重
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015020102000117.html
安倍晋三首相が、今後海外で邦人が事件などに巻き込まれた場合に備え、自衛隊に救出の任務を与えるべきだと主張している。従来は憲法上の制約から禁じられていた任務だが、安倍政権が昨年、解釈改憲をした閣議決定で可能にした。

舌の根も乾かないうちにとはこのことか。 自民党の二枚舌ぶりはひどくなる一方だ。 邦人救出の際に、他国の虜囚が殺されたら、誰が責任を取れるのか。 国内の犯罪者対処とはワケが違う。 邦人一人救出のために自衛隊員数人が死亡となれば、プライベート・ライアンを地で行くようなものだ。 そもそも、人質対策に一番有効なのは、人質交換であるのは明白。 となれば、いずれ日本側も犯罪者確保に動くというとになる。 こうやって、なし崩し的に戦争可能環境は整えられる。

布教と犯罪

女子学生、凶器を事前に準備 名古屋の女性殺害
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015012790205137.html

一般に、宗教に深煎りした人が犯罪を犯すと言われているが、実際は逆の例が多々ある。
 様子がおかしいとして、皆が疎遠にしている人のとこへ出かけて言って話をすることも多い。 誤った姿勢を質したときに逆上されて被害を被ることもある。 信仰している知り合いに、テロ前のオウム真理教から知人を脱会させた人もいる。 そういった献身的な行為のお陰で、社会秩序が保たれているのは、認めなくてはならないだろう。
 無宗教がよいのは社会インフラの話であって、人格的な無宗教は醜悪な自己保身そのものである。 自分の頭の上に何人(なんぴと)も置かず、感謝も敬虔も浅い人が、無宗教ボランティアでリスクを取ることはこの先もないだろう。

>> 追記

女性殺害:名古屋大生「高校時代に友人に毒。友人に障害」
http://mainichi.jp/select/news/20150128k0000e040229000c.html

責任を取らない三大職員は、学校教師・児童相談所・保健所である。
人権だ何だと言いながら、本来介入すべき判断を先送りして、人間をダメにしている機関だ。 もちろん、責任を取れない状況に追いやっている雇用者たる自治体や国の責任はさらに重い。 これでは、無責任のお手本を広めているようなものだ。

仏警察、「テロ称賛」発言めぐり8歳児を聴取
http://www.afpbb.com/articles/-/3038049

日本のネットではフランスに対して否定的な意見が多い。 しかし、私は賛成だ。 子が意味もわからずにスタンドプレイにいそしんで仲間はずれに遭い、それがきっかけで本物の犯罪者になるくらいなら、今のうちに芽を摘むことは当然だ。 子どもの戯言と放置しているから大事になる。

2015年1月26日 (月)

ギリシャ離脱か、ドイツ離脱か

コラム:ギリシャ、反緊縮派勝利でも低い「ユーロ離脱」リスク
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0KZ06X20150126

筆者はギリシャをユーロ離脱させないためのシナリオを描いて見せているが、逆にものすごくハードルが高く見えてしまった。 まず、ギリシャの楽観主義というかポピュリズムが、ドイツの癇に障るのではないかと思える。 ギリシャが自らユーロから出て行かないとすれば、ドイツでマルク復活の機運が高まるのではないか。 国内経済が順調なのに金利が上がず、そのギャップに不満が募ればネオナチの台頭を赦しかねない。 理屈っぽいドイツ人なら計算に入っているだろう。 通貨危機にはならないだろうが、この先も波乱含みなのは確かだ。

>> 追記

フランス社会の混迷 国民戦線党首・ルペンさんに聞く
http://www.asahi.com/articles/ASH1P1RBXH1PUSPT002.html

ドイツ離脱後、フランスも離脱すれば、ユーロどころかEUも崩壊しかねない。

欧州がギリシャの債務減免に応じられない理由
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42778

ギリシャと共存する方法はひとつだけしかないように思える。
長々期の返済契約に組み直すことだ。 この手を使って、幕末に藩制を立て直したのが、

調所広郷 - Wikipedia
商人を脅迫して借金を無利子で250年の分割払いにし、さらに琉球を通じて清と密貿易を行なった。

である。 楽観主義ではなく、あくまで誠実に対応することが必要。

頑固党

共産 政党助成法廃止の法案提出
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150126/t10014967731000.html

久しぶりに共産党を報じる記事を見た気がする。
 やはり、法案単独提出できる議席数ぐらい持っていてくれた方が、バランスがよい。 第一党になられても困るが、頑固者がいてくれた方が慎重な議論に貢献できるというものだろう。 国民や議員は、法案可決の流動性を増やし過ぎた失敗を認め、少しは選挙制度や助成法を改善してもらいたい。 そもそも助成法は献金を減らし金権政治を防止するために作られたのに、今はや企業の迂回献金によって有名無実になりつつある。

偏向報道

西宮市長「偏向報道」の文言撤回 「定義配慮足りず」
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201501/0007689990.shtml

『偏向報道』なんて言葉は、ヘイカー御用達みたいなものだ。
 『った動』と呼べるほどに繰り返し起きているとき慎重に使う言葉であって、一時の不正報道を指して使うべきではない。 市長の撤回は適切であろう。 ヘイカーにほだされて国粋的プロパガンダを記事に混ぜ、世論の深化より圧力行使を好む某紙にこそ、偏向報道の冠がふさわしいのではないか思う。

老化と人格

95歳夫が88歳妻殴った疑い 「浮気してると思った」
http://www.asahi.com/articles/ASH1T5KNDH1TPLPB00D.html

脳腫瘍等の明確な脳の変性がある場合、従前の人格を維持できないのはわかる。
 しかし、そうではない老化による機能低下の場合に、人格崩壊は起こりうるのだろうか。 人格は老化しないと信じたい。 そのためにも神経衰弱や心神喪失に陥るような弱さは、普段から心して恥じなければなるまい。 人は死ぬその瞬間まで、築き上げられるものを持つ人生であるべきだろう。 人間性に磨きをかけ、時を重ねることは無駄にならないと、身を持って示したいものだ。

日本の国際情報収集・提案能力

外務省関係者 後藤健二氏めぐりISISと解放交渉行なっていた│NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20150126_299833.html
「交渉窓口が別のチャンネルになり、途中から『湯川さんを含めた2人を一緒でなければ返さない』というメッセージが届き、身代金を大きく吊り上げてきた。2人一緒の交渉になれば、たとえ身代金を払ったとしても1人しか返さない可能性が高くなるなど、交渉は相手が断然有利になり、暗礁に乗り上げた」

最初に人質交換という要求を引き出せていたならば、こうはならなかった。 身代金は渡せないとしても、次なる手立てを考えられない程度の日本の情報収集・提案能力では、国際貢献なんて覚束ない。 どこの国にどんな囚人がいるのかぐらい把握していないと、捕虜交換もできないだろう。 安倍首相は結局ヨルダンを素通りしただけだった。

>> 追記

「イスラム国」に人道支援を~中田元教授が会見~
http://www.jiji.com/jc/v4?id=isis15010001
 記者会見で、難民、人道支援を強調したが、今、300万人と言われるシリアからの難民の半数以上、160万人はトルコにいる。もし、難民支援ということならば、トルコを最優先すべきで、トルコを(歴訪先から)外して難民支援と言っても、これは通用しないと思う。
 日本人の人質2人がいることが分かっている中で「イスラム国と戦う」ことを発言するのは不用意と言わざるを得ない。

身代金支払いは無理でも、変化球でイスラム国支配地へのインフラ投資なら、後々無駄にはなるまい。

爆笑問題・太田光 人質問題で持論「黙ることが必要な時もある」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/01/25/kiji/K20150125009692170.html

言いたいことはわかるが、ネットは規制手段が確立されていない以上、マスコミ抑制だけでは効果が無い。 むしろ、マスコミがいない間に誤誘導が起こりうる。

自民・山本一太氏、人質事件で与野党結束訴え
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150127-OYT1T50148.html
 山本氏は、国会審議について「今のタイミングで政府の対応をただされても、外に明かせないことがある。(事件を)攻撃の材料として野党が使うことは控えてほしい」

原発責任をなすりつけ、震災対応の足を引っ張り続けた張本人たちが何を言うのか。 「協力を」と言われてもしなかったし、逆の立場になった今は協力すら求めない。 成功して手柄を独占するのならまだしも、失敗したらどう言い訳するのだろうか。

>> 再追記

「後藤さん殺害」:日本、引き延ばし限界
http://mainichi.jp/select/news/20150202k0000m010130000c.html
政府関係者は「あらゆるルートを使って、いろいろな情報をISに伝わるように流す。意見対立を助長し動揺を誘えば、解決のチャンスが出てくると考えた」と明かす。
しかし、ISの要求は1月24日、2人の身代金からヨルダンに収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚釈放へと変わり、政府が主体的に交渉に関わる余地は狭くなった。

山本一太氏は27日時点で何か政府には考えがあるかのようなそぶりだったが、何もなかった。 牽制専門のハッタリ議員なのだろうか。

2015年1月24日 (土)

救出手段の無条件拡大はない

【産経抄】テロリストたちがのさばる世界を望まない 1月24日 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/news/150124/clm1501240003-n1.html

産経には、邦人救出のためになら何をしてもよいという論理で、盧溝橋事件(日中開戦)を引き起こした反省すらない。 歴史修正主義と言われる一例である。
 勝手に用足しに行った志村二等兵に相当するのが、現在捕縛中の2名ということになる。 政府だけではなくあらゆる機関からの警告を守らないスタンドプレイヤーの救出には、自ずと条件がつくのはやむを得ないだろう。 後藤氏はまだしも、残念ながら湯川氏の無謀ぶりは病的レベルであり、日本国籍保持者であることを最大限考慮しても、個人責任は免れがたい。
 ただ、精神疾患者と健常者の中間に位置する社会性未熟者に対するケアの不足が事件の背景にあるのだとすれば、行政府の反省も兼ねて救出のし甲斐も少しはあろうものだ。 が、現内閣がそんな殊勝なことを考えているとは思えない。

>> 追記

5

後藤氏が手に持つ紙にプリントアウトされているとされる真偽不明の湯川氏の処刑画像(一部加工済み)。

  • まず、この処刑場面自体が、画像合成されている可能性がある。
  • 次に、後藤氏は白紙を持たされて、画像合成されていた可能性がある。

残忍性もさることながら、まだ生きている人をあきらめさせる手段だとしたら、これは犯人側の思う壺になるので、むやみに公開できない。 音声動画も家族の名前が入っていてはそのまま引用できない。 その辺りに対処した動画は字幕付きで朝日に掲載されている。

新たな動画、女性囚人の釈放要求 男性の声でメッセージ
http://www.asahi.com/articles/ASH1T0458H1SUHBI02K.html

産経の主張するような武力救出を最初から前提としていたら、人質交換という条件を引き出せなかったのは間違いない。 今回の事件が今後どうなるのか予断を許さないが、少なくとも日本政府にとっては、イスラム国が活動するシリアへの安易な渡航を国民へ警告できたことに意義があったと考えられる。 そのための宣伝代と考えれば、彼らの救出に骨を折ることも悪くはないだろう。

「お前の顔が見たい」日本←→イスラム国…ネット上で挑発合戦
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/150123/evt15012313500017-n1.html
従来の国家間戦争や内戦と異なる新たな事態に、専門家は「人質の命がかかっている中、相手を揶揄(やゆ)するような安易な投稿は思わぬ事態を招きかねない」と警告している。

片や神をも嘲笑する低俗性
片や神の名を騙る欺瞞性

俗とは、人の谷と書く。 地獄の入口でたむろうようなものだ。
信仰に一縷の望みを託して生きている人に、それさえ断てということは死ねということ。
少なくとも、批判する側が代わりの救済手段(信仰)を用意してなければつり合わない。

軍国少年

Raqqa: The Islamic State capital | Reuters.com
http://jp.reuters.com/news/pictures/rpSlideshows?articleId=JPRTR4CTS9#a=5

私が嫌悪する場面が写っている。
 ISに支配されたラッカにいて笑顔を振りまく、ありふれた少年たちだ。 凄惨な場面でも何でもないが彼らの未来は真っ黒に思える。 強きに憧れ、自画自賛の流れに身を任せた軍国少年たち。 遊び友達が顔を合わせれば、自然と大人の顔色をうかがう行動に出る。 極普通の光景であろう。
 でだが彼の地だけに限った話ではない。 我らの周りでもネット友達が顔を合わせれば、政府の顔色をうかがう行動に出る。 それが出世の近道だったり、生産効率の向上だったり、様々な援助・恩恵の手段だったりするのだろうが、ラッカの少年同様、敵を決めつけ彼らからすべての正義を奪うことを厭わない。 戦後から今までの日本における教育では、マンネリやエゴを克服できず、『愚直』の価値を喪失している。 プライドをくすぐられて道を踏み外すような精神性なんて戦中と大して変わらないのではないかと不安になる。 それをこの写真はまざまざと見せつけるのだ。

2015年1月23日 (金)

シリア/イラクの勢力図

"the situation in Syria" by thomas van linge (@arabthomness) 2015/1/15
2000pxsyria2
"the situation in Iraq" by thomas van linge (@arabthomness) 2015/1/15
2000pxiraq3
出典
Syria ~ Map Update dd January 15, 2014 « pietervanostaeyen
https://pietervanostaeyen.wordpress.com/2015/01/17/syria-map-update-dd-january-15-2014/
Iraq ~ Map Update dd January 15, 2014 « pietervanostaeyen
https://pietervanostaeyen.wordpress.com/2015/01/17/iraq-map-update-dd-january-15-2014/
Thomas van Linge(@arabthomness)さん | Twitter
https://twitter.com/arabthomness

トルコ・シリア難民
Syrian Refugees Escape To Turkey Photos - ABC News
http://abcnews.go.com/International/photos/syrian-refugees-escape-turkey-25672409/image-25672695

シリア・ラッカ(IS支配地域)※18禁(生首注意)
"#Syria | The Islamic State shows beheaded Syrian (Nusayri) army officers in al-Naiem Square, ar-Raqqah (GRAPHIC +18)"
https://twitter.com/zaidbenjamin/status/492332644953120770

イラク・モスル(IS支配地域)
Islamic State Hostage John Cantlie Reports “From Inside Mosul”

※取材者はISの許可・監視の元に撮影している。それでも住民の目つきは厳しい。

旭日旗

サーチナ|日本の戦犯旗に似ている! 「放射状のデザイン」を韓国系団体が問題視・・・米ニューヨークの「オークションハウス」展示作品に=韓国メディア
http://news.searchina.net/id/1558543
:: 공감언론 뉴시스통신사 ::
http://www.newsis.com/article/view.htm?cID=article&ar_id=NISX20150122_0013429738
NYクリスティーズに日本の「戦犯旗」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/01/22/2015012200653.html

ここまで言いがかりを付けられると、「あのデザインはわかりやすくてウラヤマシイ」と言っているようなもの。
 アメリカ人にとっても妬みにしか、聞こえない。 そもそも、自国軍に誇れるデザインの旗がないのが、劣等感に拍車をかけているのではないか。 日本軍は総じては戦犯者ではあるものの、開戦の大義名分が全くなかったわけではないことから、その分は差し引いて戦争責任を考えるべきだろう。 その点、ナチスの鉤十字とは異なる。 それもとも韓国人は日本が別のデザイン旗を自衛隊につければ、クリスティーズに飾ってもよいと言うのだろうか。 まさか! 日章旗同様、旭日旗も歴史を背負って使い続けるしか無い。 どっちにもわかってほしいなぁと思う。

超ブラック企業

内部告発疑い郵便物無断で持ち出し、慰謝料命令
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150123-OYT1T50089.html
男性は同社から借りていた同市のマンションに住んでいたが、会社側は男性が留守だった5月27日、スペアキーで部屋に入り、複数の郵便物を持ち出し、翌28日に鍵を交換した。
 男性は昨年4月、同社が福岡市のマンションを巡り、入居者が自殺したことを説明せずに新規に賃貸したと、国土交通省などに内部告発していた。
 同社はアパマンショップホールディングスの子会社。「不法行為とは認識しておらず、判決を精査し、今後の対応を検討する」とコメントしている。

言葉も出ない。 完全なる犯罪隠蔽行為であってグレーゾーンの余地もない。 反コンプライアンス・モラルハザード企業というべきだろう。 日本は、暴力団追放に成功しつつあるが、会社ぐるみで犯罪集団化する新たな傾向があるのではないか。 今回は民事だが刑事事件としても勝訴できる。 というか、解散させるべき会社だろう。

>> 追記

「ブラック企業の新卒求人受け付けず」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150123/t10014916941000.html

詐欺会社の求人広告は大手就職雑誌に平気な顔で載っている。 昔、リゾートマンションリースをめぐる投資詐欺会場に居合わせたことがあるが、そこには勧誘説明要員として派遣されていた女子社員が大勢いた。 せめて、紹介直後のフォローぐらいやったらいいのにと思うのだが。

2015年1月22日 (木)

信書送達の信頼性とコスト

ヤマト運輸、メール便廃止へ 利用者のリスク回避できず
http://www.asahi.com/articles/ASH1Q5HNCH1QULFA019.html

これって制度の問題というより、日本郵便の信書運搬の信頼度が低いことが原因じゃないだろうか。 信書運搬は、別に仕分けして記録を取るなどのコストがかかるということなら、消費者も理解できよう。 しかし実際は、郵便物を紛失しても差出人を控えておらず、もう調べようがないという実態がある。

オートバイごと水路に転落、郵便物500通紛失
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150122-OYT1T50051.html

 これじゃ、ヤマトのメール便の方がマシというもの。 日本郵便は、記録を残したければ特定記録郵便かレターパックを使えと言うかも知れない。 しかし、レターパックでは信書自体の価値と重さ大きさは無関係であるから、その余計な費用負担こそ無駄になる。 特定記録郵便の160円というコストさえ高いと感じる人は多いだろう。
 要は、配達トラブルがあったときに、証明までは必要とせず、不達の連絡さえあればよいだけ(自分で出し直す)という人は多い。 そうであるならば、仕分けの機械処理されるときに信書の封筒全数を画像撮影し、1ヶ月程度記録保存すればよい。 そのくらいならば、1通あたりのコストなんて10円もかからないだろう。 たった、これしきの改革もできないのが、今の日本郵便なのだ。

中国人実習生の採用

中国人元実習生、日本語で叫んで退廷…9人殺傷
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150122-OYT1T50042.html

この江田島殺傷事件について引き金になったのは家庭問題であって、犯行動機は自暴自棄説が正しいように見える。

「中国人みんな悪い!」8人殺傷・中国人実習生を狂わせた「妻の不貞」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130413/waf13041312010043-n1.htm

この事件をめぐる背景が色々取り沙汰された。

カキ産地江田島8人殺傷事件に見る 中国人実習生の悲痛な叫び
http://jp.jnocnews.jp/news/show.aspx?id=52641
聞くところによれば、陳双喜は毎日「バカ」と叱責され、生活していたそうだ。この言葉に対し、われわれは共同通信の中国語報道の中で「笨蛋」(マヌケ、アホ、バカなどの意)と翻訳されていることに注目した。もちろん、この翻訳は間違ってはいない。しかし、中国の抗日映画・ドラマでは、「バカ」、「バカヤロー」という言葉は音訳され、侵略者の言葉として流布されていることをほとんどの日本人は知らない。

なぜ中国人技能実習生は殺傷事件を起こしたのか
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20130318/245209/
「日本に出稼ぎに行って一番驚いたのは、社長が工場の現場に出て僕らと同じ仕事をしていること。同じように残業をして、残業後、居酒屋に食事に連れて行ってくれることがあった」

近代化を急ぐ中国では格差が広がり、自分の将来に絶望する者が増えている。 農民工出身の低教養が必要以上の劣等感を生んでいる一方、プライドが高過ぎて悩みの相談さえできないらしい。 トラブル防止対策として、受け入れ先となっている日本の地方では様々な交流活動が検討されている。

外国人実習生と「共生」意識
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO003943/20140404-OYTAT50035.html
背景には、異国での孤独やストレスがあるとみられ、同市では、住民と実習生の交流を図る取り組みが進む。

低教育水準は想定内だとしても、それ以上の被害感情の多さと挫折耐性の無さは特筆すべきだ。 これは現代中国の社会問題であって留学生や実習生に限ったことではない。 中国人の採用時に限ったことではないが、契約上だけのチェックだけではなく、人格形成に問題がないか最低限のラインを敷く必要はあるだろう。

日独の違い

独の反イスラム団体、「ヒトラー写真」めぐり代表が辞任
http://www.afpbb.com/articles/-/3037297
 ナチスが支配した過去に悩まされ続けるドイツは、自国の歴史を受け入けるための努力を払ってきたことを誇る一方で、第2次世界大戦(World War II)の終戦後に確立を目指して奮闘してきた価値観や国際的地位を脅かす恐れがあるものには敏感だ。

日本とドイツは違うと主張するものがいる。
 最たるものは天皇がいるかどうかの違いであろう。 戦線拡大に否定的だった天皇を戦争に巻き込んだのだから、トップが狂っていたドイツより、むしろ国民は罪深いのではないか。 天皇家の温存の影に隠れて、戦前思想を残してきた日本は反省不十分。 護憲が果たしてきた価値観や国際的地位を失う前にすべきことはあるだろう。 特に、国民一人ひとりが平和への説得リスクを犯さずに、身の安全確保ばかり最優先させる最近の姿勢は、9条の思想からすでに外れている。 インドの非暴力抵抗主義を貫いた故ガンジーたちこそ、9条の意義に近い。 平時のリスクこそが、戦時のリスクを減らせる唯一の手段と知るべきだろう。 今、出没するネオナチに対してドイツで毅然とした対応を市民が取れるのに対し、日本では警察まかせなのが堕落ぶりを示している。 反戦の伝承に失敗したと指摘される日はまもなく来る。

2015年1月21日 (水)

笑うも楽しそうに見えない谷垣氏

岡田氏「宏池会に近い」発言、谷垣氏は苦笑い
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150120-OYT1T50162.html
自民党の谷垣幹事長は20日の記者会見で、民主党の岡田代表が自身の政治的な「立ち位置」は自民党の宏池会(岸田派)に近いと説明していることについて、「自分たちの立ち位置をどう整えるか、相当苦労されているのではないか」と苦笑交じりに語った。

変節した谷垣氏にとっては与党でいることだけが、自分の慰めになっていることだろう。 ポリシーも何も、勝つことだけが最優先される党で、かつて目指していたものとは異なる世界を支持者に説明して回るから、ストレスで頭が薄くなるのではないか。 安倍氏にレッテル型政争をまざまざと見せつけられて、自分の居場所の確保のために、同じことを真似てみせている姿は痛々しい。 やせ我慢的な発言を抑えて存在感を増すことが重要なのに、当の本人が小役人的では後が続かない。

中庸道の険しさ

過激主義排除へ「中庸」訴え=中東安定化へ25億ドル支援-安倍首相演説・カイロ
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201501/2015011700213
安倍首相、中東には「中庸が最善」と過激派を批判 積極的平和主義をアピール 政策スピーチのねらい
http://www.sankei.com/politics/news/150117/plt1501170021-n1.html

産経はあいかわらずヨイショ記事。
 安倍首相は『過激主義』の反意語として『中庸』という言葉を使っている。 しかし、日本でこの発言をすれば、何を言っているのかと首を傾げられること請け合いだろう。 日本の国会の最右翼は自民党であり、中道・中庸には位置していないからだ。
 元々、中東に過激派が台頭した理由は東西冷戦が起源である。 米ソ、つまり、資本主義vs共産主義の構図が、そのどちらにも組みしない勢力としてイスラム過激派を生んだ。 中東にとって中庸とはイスラムそのものを意味しているのではないか。 過激派排除を意図して『中庸』を目指しましょうと言われても、中東諸国にはピンと来ないと思われる。 また、中庸を目指すにしても核(コア)が必要だろう。 だが、争っているイスラム教とユダヤ教の中間に位置する存在はない。 政府軍と過激派との間にもそんな存在はない。 つまり、中庸を標榜するリーダーなどいないのだ。
 ネタニヤフ首相からは、日本がテロに巻き込まれる可能性があると指摘され、その通りになってしまう始末。 むしろ、投資協定の話し合いの方が盛り上がったらしい。 首相は何かうまいことを言ったつもりかも知れないが、裏付けのない綺語では何も伝わっていないことが、よくわかる。

イスラム国相手にノーテンキ外交

Youtubeの動画は速攻で消された。
 政府の指示なのか視聴者によるものなのかは不明。 いずれにしても、殺害映像ではない予告の段階で消去されたのでは、真偽を確かめることさえできない。

「イスラム国」“邦人殺害”と脅迫 身代金要求 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150120/t10014825031000.html
安倍首相「直ちに解放を」イスラム国の邦人殺害予告 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3037135
Islamic State Threatens to Kill Two Japanese Hostages - Bloomberg
http://www.bloomberg.com/news/2015-01-20/islamic-state-threatens-to-kill-2-japanese-hostages-video-shows.html

動画は以下で視聴できる。 毎日は動画を掲載。 朝日は動画への外部リンクを掲載。
朝日が掲載したリンク先は、Huffington Post の記事コメント欄に誰かが投稿したもの。 画質はフルHD。

イスラム国:日本人2人の殺害警告か…ネットに映像 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150120k0000e030220000c.html
「イスラム国」、日本人2人を人質か 殺害を警告:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH1N53VDH1NUHBI018.html

訳文は共同通信にある。

邦人殺害警告のビデオ声明全文 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015012001002137.html

イスラム国の邦人殺害警告、早期解放に最大限努力=菅官房長官 | Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0KT0MX20150120
また、イスラム国が今回の邦人殺害警告の理由として、安倍首相が今回の中東訪問の際にイスラム国対策として2億ドルの支援を表明したことをあげていることについては「人道支援やインフラ整備など非軍事分野での支援を表明した。そこ(イスラム国側の指摘)はあたらないと思う」と語った。

人質がいる状況下では、アメリカでも資金拠出表明なんてしない。 「見殺し」にしたか、外交成果を強調させるのに浮かれて「ノーテンキ」だったのか。 自衛隊再軍化や憲法改正の根拠として布石になってもらおうという魂胆ではないと思いたいが……。

>> 追記

米英、身代金応じず…必要なら軍事力で奪還
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150121-OYT1T50000.html

やっぱりこのネタを出してきた。 自民援護2大新聞社のひとつ『読売』の改憲誘導記事だ。 米英のことは書いても、身代金で解決を計ったことがある独仏のことは、一言も書かれていない。

日本人人質事件 後藤さん家族に2014年から身代金要求メール
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00284756.html

10億円の身代金さえ保留にしてきたのだから、1億ドル(2人で2億ドル)も払うつもりはなさそうだ。 今頃政府は、あわててはじめの額で手を打てないか交渉し直しているはず。 また、首相が言わなくても新聞2社が、国民に悲劇性を強調しながら「我が国も自立しなければならない」とか説き始めると思われる。 『中庸が最善』を報じた舌の根も乾かないうちにだ。

2015年1月20日 (火)

クレーム対応は小売店カットのツケ

「お客様は神様」じゃない 猛威振るう反社会的消費者
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO81919230U5A110C1000000/

製品販売ルートを自社直販とネット通販と売り切りの量販店のみにしてきたツケだろうが。
本来、客との間に立って一次受付する小売店(契約販売店)をカットして儲けようとしたのだから、当然クレームの受付も自社が直接やらにゃならんことになる。 その費用見積もりを誤っただけで、迷惑な客なんて昔からいたのではないか。 代理店を通してしか、故障対応しませんと言えばよい。 以前は流通革命だと囃し立てたが、何でもコストカットできるわけではないと、いつになったら気づくのだろうか。

民主主義とは

民主主義とは、結局は『多数決』のことだとする声を見聞きしたことがある。
 これは不正確だ。 誤ちを犯しにくいとして編み出された手法が、コンセンサスも無しに決を取ることを意味しているわけがない。 『集合知』という言葉があるように、より多くの知恵を結集し、議論を練り合わせて答えを出さなくてはベストどころかベターさえままならないだろう。 メジャーもマイナーもなく一致を見るのが望ましく、多数決で押し切るのが許されるのは緊急性のあるときだけだ。
 ネットゲームにおいて、プレイヤーどうしの対戦システムをPK(Player Kill)と呼ぶ。 ほとんどが多数派工作に成功した側が有利にワールドを支配する。 やってみればわかるが、それを民主主義らしいと感じたことなど一度もない。 理由にならないような些細な諍いをでっち上げて、面白おかしく罵倒する者が目立つので、最近は不人気になってきている。 現実でもそうあればと、願わずに入られない。

ヘイトも百回言えばメジャーになる

桑田さん謝罪に知事「聞き手側がプレッシャー」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150119-OYT1T50121.html
「インターネットが発達し、いろいろできる時代になったはずが、かえって他者に何かを強いるプレッシャーが高まっている感じがする。」

「国民として」「国民に対して」「日本人として」「日本人なら」
まず、大多数(メジャー)側を騙った世論操作が横行すること自体に気持ち悪くなる。 嘘であれ真実であれ、その手段は関心しない。

Wenn man eine große Lüge erzählt und sie oft genug wiederholt, dann werden die Leute sie am Ende glauben.

「嘘も百回言えば真実となる」と意訳されるこの手段を使ったのはナチスの宣伝相ゲッペルスだそうだ。 だが、今日本を席巻しようとしているのは、「ヘイトも百回言えばメジャーになる」ということである。 真実であろうとなかろうと、憎しみを煽って人を動かすという行為自体が、反社会行為ではないか。 政治のシーソーを動かすのに多少の過大表現は許されると思っている扇動家の言いなりになるのは癪に障るものだ。

報道フィルター

つまようじ動画の少年 「有名になり発言力を」 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150119/k10014786231000.html
「有名になって発言力を増したかった」
ようじ動画投稿:「英雄になるため」…逮捕の少年供述 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150119k0000e040163000c.html
「(適用年齢の引き下げなど)少年法を改正するために有名になり、英雄になる必要があった。発言力を増すための準備として投稿した」

『有名』と『英雄』とでは、ぶっ飛びぶりのニュアンスが違うだろが。 NHKには分厚い報道フィルターあると見ておいてよいだろう。 しかも、誰が得するのか、よくわからない改変。 無駄に仕事を増やしているような気がする。

2015年1月19日 (月)

F35では中国機に対抗できない?

「中国に最新鋭ステルス戦闘機F35の設計情報窃取された」米側から豪政府に説明
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/150119/wor15011912030012-n1.html

産経さん、これは秘密保護法の国家機密に該当する情報ですか?
 F35を導入しても、中国に対抗できる十分な性能を得られない可能性が高まったということですよね。 当然日本政府にも伝えられたはずでしょうが、未だに日本政府からは何の発表もない。 これは国民に正しい事実を告げずに税金を投入したということに他ならないのでは? 米国は今回の情報をもたらしたスノーデン氏を情報漏洩罪に問い、スパイ呼ばわりしているが、失態を隠した政府側はなぜ犯罪に問われないのか。 日本政府では一体誰が口止め指示をしたのかを明らかにすべきだろう。

貢献違い

臓器提供者の父「誇りに思う」 阪大は会見中止を要請
http://www.asahi.com/articles/ASH1J5G4RH1JPLBJ003.html
阪大「両親に会見中止の説得していない」 女児臓器移植
http://www.asahi.com/articles/ASH1M3406H1MPLBJ001.html

 親としては娘の最後の晴れ舞台のつもりなのだろうが、移植システムを理解していたとは言い難い。 医師が告げた会見デメリットの説明を中止要請と捉えるのも、どこか悲劇性を強調し過ぎているきらいがある。 言葉(「助言」というスタンス)を適切に表現できる精神状況になかったのではないか。
 ガイダンスにある通り、移植を提供する側も受ける側も互いを知らないことが健全性の鍵である。 慎重に移植数を増やしたい大学側が、こういった事前説明を怠っていたとは考えにくい。 遺族が会見を開くのもどうかしているし、それに誘われて出向くマスコミも興味本位であろう。 『中止要請』と言えるほどのニュアンスかどうかをマスコミは病院側に裏を取っていたのだろうか。 移植家族を報道するということは、マスコミはその所在に関する何らかの情報を知っていると公言したようなもの。 移植関係者の機密保持努力を無駄にしていると言わざるをえない。

長寿より長勤

介護職、25年度には30万人不足…厚労省推計
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150118-OYT1T50075.html
「老健わたり」特養に入れず転々 退所判断3カ月ごと
http://www.asahi.com/articles/ASH1H6GFQH1HULFA02R.html
 特養は都市部を中心に施設や職員が足りず、入居待ちの高齢者が多い。有料老人ホームに入ろうにも月に十数万円以上かかる。  ひとり暮らしだったり家族の負担が重くなったりして、自宅に戻れない人も多い。実際に、老健から自宅へ帰る高齢者は約3割にとどまっている。

団地の当選待ち世代の最後は特養の当選待ちか。
 施設に入所しなければならないのは、主に脳・脊椎・四肢に障害が発生しているのであろう。 昨年、母の知り合いの最後に立ち会った。 やはり、腰を痛め老健施設に入所の身であった。 国は、製薬や治療研究に関して様々な補助を出してしているが、現状はあらゆる医療研究の中から進展が見込めそうなところに重点的に配分しようとしている。 それはそれで間違いではないのだが、それだけでは、今、社会運営を困難にしている問題に対処できない。
 医療研究が進むほど、人は長生きできるようになった。 だが実際は、死ねなくなっただけで、働ける期間はそれほど長くはなっていないようだ。 みな、「死ぬときはポックリ行きたいね」と口にする。 生命予後よりも機能予後の不良率を改善させる研究を重点目標に入れるべきであろう。 病気でも死ぬ直前まで、動けるような晩年にしなければ、姥捨て山を築くことになる。

茶番会談

石破大臣 経団連に企業の本社機能移転など要請
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150119/t10014785551000.html
石破地方創生担当大臣は、「『地方再生』ではなく『地方創生』と言っているのは、いろいろな考え方や仕組みを新しく作ろうとしているためだ。地方と中央、あるいは民間と政府の関係を全く違う形にしていきたい」と述べました。

全農より経団連の方が大事らしい。 『再生』だろうが『創生』だろうが、どっちでもいい。 言葉遊びをしている場合か。 道州制でも遷都でもいいが、他人に依頼する前に国が自ら先に動くべきだろう。 返事が予想できる会談を取材させて、何か進展したのか。

民主党のよさ

民主新代表に岡田氏 維新と合流「考えられない」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK18H0W_Y5A110C1000000/

民主党のよさは『バランス』に尽きる。
 自民は政権奪還のために、本来手を出してはならない勢力にも協力を求めた。 そのために、選挙後は彼らの声に答えなくてはならなくなり、引きずられるように右傾化が進んだ。 多くの自民党員の中には、これでいいのかと葛藤を抱えながらも勝負にこだわり、何ごとにも敗戦だけは回避しようと動く。
 一方、民主党は左右の極論使いの声を一旦は聞いた上で、彼らの支援なくば敗退もあり得る覚悟で排除する。 これを人はやせ我慢的で「頼りない」と蔑むが、心棒の中心位置だけは守り通している。
 自民と民主の違いは、日本を守った上でその有り様を考えるのか、何を尊ぶべきかを知った上で日本を守るのか、の違いと言えよう。 どちらがよいと言える問題ではないと思うが、少なくとも戦争体験をした市井の人(非軍人)は後者であることが多いように思う。 守るべきものを間違えては、未来がないと。
 守るべきものとは、国民でも天皇でもなく、民主主義・平和・自由・平等といった概念である。 「命あっての概念であって、人が優先だ」というかも知れない。 だが、人が「人」であるためには命さえ捨てて守るべき概念でもある。 これを理想主義と笑えようか。

>> 追記

民主、中道に回帰 岡田新代表「ど真ん中が空いている」
http://www.asahi.com/articles/ASH1J5T8JH1JUTFK011.html

2015年1月18日 (日)

示談と弁護士の能力

弁護士「示談なら映像処分する」 宮崎、暴行被害の女性に
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015011701001475.html
強姦被告側弁護士:「示談なら暴行ビデオ処分」被害女性に
http://mainichi.jp/select/news/20150117k0000m040155000c.html
 宮崎県弁護士会所属の被告側弁護士は閉廷後、取材に対し「『告訴を取り下げたら(ビデオを)処分するが、どうする』とは言った」と認めたが「法廷での被害者の不利益が大きいのではないかと考え、選択肢として示した」と脅しではなかったとした。ビデオの動画は示談交渉決裂後、捜査側に提出したという。

この事実を警察に通報すれば、証拠物品として押収対象になる。 それを法定内で公開するか否かは裁判官の判断になるのだから、相手弁護士の法定戦術はめちゃくちゃである。 逆にこの示談交渉行為が訴訟結審前にして裁判官の心象を害したことは十分ありえる。 この私選弁護人を雇った犯罪者は、たぶん失敗したことさえ気づいていないのではないか。 誠意のない弁護士相手には、正攻法が一番効くだろう。

仮処分と裁判官の能力

巨額賠償恐れ仮処分申請から離脱 川内原発再稼働差し止め
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015011701001469.html

そりゃそうだが、何でも金勘定にするなら、事故で被害額を減額する理由もないな。
 こういう場合どうするか。 裁判所が踏み絵を用意するのか、とくとご覧じるべきだろう。 裁判所が、事前に担保金を用意しろと命令するなら、もはやこの国の三権分立は存在しない。 裁判所が担保金を認めず、仮処分が認められ最終訴訟で負けて賠償が求められたら、原告は自己破産するしかない。 その覚悟ぐらいは準備することになる。 手を引いた者たちは、覚悟を決めた人の支えぐらいにはなってあげるのだろうか。 原告人の支払い能力や訴訟の勝敗可能性を勘案するべきなのが裁判官であり、この問題は裁判官の能力を信用するか否かという問題でもある。

2015年1月17日 (土)

一発退場

米FX業者に3億ドル支援 スイスフラン急騰で損失も
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM17H1A_X10C15A1NNE000/

巨額個人取引でありながら、システムトレード(ブレーカー)を導入していないために24時間対応できていなかったのであろうか。
 FX(為替)、先物、株の信用取引などいわゆる差金決済取引(証拠金取引)は恐い。 あっという間に、全財産が吹っ飛ぶ。 何よりも決済期限があるから、挽回が利かない。 個人破産したとしても、その影響は伝播する。 取引手数料を受け取る仲介業者は、取引主体でなくてもリスクを精査するべきだろう。  最近思うのは、証拠金取引というのは、貧乏人、小心者、物知らず、そして自信過剰、といった準備不足な者を、篩にかけて身ぐるみ剥ぐ取引なのではということ。 数回の追証(おいしょう)に耐えられない程度では、話にならないのだろう。

>> 追記

スイスショック、FX業界に爪痕 「取引できないリスク」再認識
http://www.nikkei.com/markets/features/26.aspx?g=DGXLASFL19HM6_19012015000000

国家の安定にタダ乗りして儲けてきたのだから、元々罰当たりな行為。 中銀がゼロサムゲーマーのことなどを考慮して金融政策など決定するものじゃないのは、当たり前ではないか。 しかも、スイスフランを売りポジションで組んでいた以上、スイスという国を低評価したのは自分らなのだから言い訳できないだろう。 投機家の恨み節なぞ、知ったことじゃない。

安倍首相の外交汚点

安倍首相は「歴史修正主義的」 米議会が報告書で懸念
http://www.asahi.com/articles/ASH1J45SFH1JUHBI00T.html

安倍首相の最大の外交汚点は、日本国民に反米意識を植えつけたことだろう。
 これが一部なのか、それとも少なくない数なのかは、ヘイカー(ヘイトスピーカー)のカウント次第である。 彼らは、反中・反共、嫌韓、国家神道、靖國(靖国)A級戦犯合祀、自衛隊再軍化、9条改憲、反協調的平和活動、これらのいずれかまたは全部に賛成している。 必ずしも、安倍首相はこれら全部に賛成しているわけではないが、ヘイカーにとって最も自分らの意見に近い政治家として、安倍氏を支持していることは誰も否定しないだろう。
 今までは国粋主義者だとしても、現実主義的にアメリカだけは敵に回さないでやってきたが、今や精神主義的傾向が強まり、自民政府が露見化させないで来た「反米」が世論に加わろうとしている。 これは、当然の成り行きだ。

 安倍氏は次の2点において致命的な勘違いをしてきた。

  • 日本国民は現実的な対応(親米)を維持できる
  • アメリカを現自公内閣の歴史観で説得できる

鳩山民主党党首(当時)の発言が米国に誤解された失敗を以って、安倍氏はアメリカとの絆がほころんだとしてきた。 だが、憲法を米国のお仕着せとなじるヘイカーを安倍氏が支持者に加えており、本人も米国からの貢献を精神面より安全保障面でしか捉えていないことで、アメリカから見てご都合主義と感じるのは当然の結果である。 安倍氏はアメリカの動向に気づかないほどバカではないが、支持者がアメリカに反発するのを今更止めようもなく、ただ口を弱めるだけ。 首相任期切れまで、この矛盾姿勢が支持者にバレてもめないか、本人も気にしているところだろう。

自暴自棄者のための社会訓練施設の必要性

商品にようじ混入、万引き姿も動画投稿 警視庁が捜査
http://www.asahi.com/articles/ASH1G4VGVH1GUTIL014.html

ようじ混入動画投稿、19歳を指名手配 建造物侵入容疑
http://www.asahi.com/articles/ASH1J5VT0H1JUTIL034.html
警視庁は建造物侵入の疑いで東京都三鷹市の無職少年(19)の逮捕状を取り、全国に指名手配した。

ようじ混入動画投稿 19歳を指名手配
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150116/k10014749191000.html
警視庁が動画が撮影された時間帯の店の防犯カメラの映像を分析した結果、少年がペットボトルを万引きしている様子は写っておらず、万引きを装ったとみています。

とうとう、悪ふざけで指名手配。 いや、もう悪ふざけの範囲を越えて、傷害未遂か。 いやいや、すべて逮捕されないようにしたブラフだから、建造物侵入なのか。
 家庭に問題がある子である。 が、それだけではない。 家庭に問題がある子は救いを何かに求めるようにして、不条理な不幸を強調したり、悪行の言い訳づくりに精を出す。 そのための知識の入手先がテレビやネットになっているのは間違いない。 そうなってしまう前に、教育あるいは養護施設によって、人の道へと導くことには異論あるまい。
 しかし、一旦そうなってしまった後は、社会としてどうするのか。 生活環境を奪え(餓死か自殺させろ)という意見は多い。 だが、それが蔓延した世界を想像したことがあるのか。 慈悲のない殺伐とした針の筵となり、潜在的だった精神不安定者が新たに補充され、自暴自棄に追い込まれることになる。 犯罪者やその予備軍レッテルが、安易な経済闘争や排除的差別の手段に使われ、逆に事態は悪化するだろう。
 こうじゃない対処として、一般人健常者と犯罪者・生活破綻者の中間に、『社会性未成熟者』という存在を国民が広く認め、彼らの居場所を制限および提供するべきではないかと考える。*  安易な適用による差別につながるという意見は当然だろうが、現実問題として放置できない段階に来ている。 海外では、軍隊が実質的に性格異常者の矯正機関になっている場合があるが、軍隊は実戦があると逆に異常者を増産してしまうところなので、必要に迫られて規律矯正しているに過ぎない。 こう言っては何だが、自己啓発セミナー並みに気軽で一般健常者でも利用できる社会訓練施設の建設を国が補助すべきだろう。 年々労役場留置件数が増えているそうであるから、労役場を拡張して民間化させてもよいのではないか。

* 精神障害者や彼らのための生活訓練施設とは明確に区別する。ある程度の相関関係は否定しないが矯正と治療プログラムは別。

>> 追記

事件模倣か、17歳逮捕=菓子につまようじ-長崎県警
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015011700258
同署によると、スーパーには16日午前、「店内で菓子につまようじを差し込む画像がインターネットに投稿されている」と電話があった。動画は実際に投稿されており、少年は自分で電話したと話しているという。

「無能警察」と嘲ていたが、指名手配ともなれば、あっさり捕まるものだ。 自分で電話したのは、愉快犯であると同時に情状酌量を狙っての行為に見える。 裁判員裁判ともなれば、判断が分かれるだろう。 私としては、犯罪防止・矯正インフラが整っていない以上、現状では厳罰で臨むしかなく、反省させられないまま社会に帰ってくることも想定しなければならないと考える。 裁判員にとって無力感を感じるかもしれない。

>> 追記2

「つまようじ動画」の19歳少年 「逮捕されても刑務所に行かない」というのは本当か?
http://www.bengo4.com/topics/2564/
「少年が犯罪をした場合でも、刑務所に入ることになる可能性はありますよ」

模倣犯が出るかどうかを判断材料のひとつとしてもよいだろう。 社会影響を『成功』とみなしてしまうと、立ち直ることは難しくなる。

2015年1月16日 (金)

紙の使い道

KADOKAWAが300人の希望退職を募集
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ16HMQ_W5A110C1TJ1000/?dg=1

紙媒体の縮小が続く。
 これが合弁目的のひとつか。 角川だけでは、昔からの社員を追い出せなかったのであろう。 合弁したからといっても、子会社が合弁したわけではないから、合弁を最初から予定していたことの口実に使ったと思われる。
 紙の使い道を考えないと、製紙業の明日はなさそう。 建築家の坂茂は仮設住宅として紙のログハウスを作っている。 例えば、平屋建ての倉庫(非住宅)用建材として、認可されないものだろうか。 防火・防犯は別の何かで担保しなければならないが、貴重品を置かない前提なら需要はあるだろう。 それにダンボール以外の構造研究も、し尽くされていない気がする。
 海外の木材が安くて、国内の間伐材が活用されない理由は主に搬出コストのせい。 TPPで日本で出稼ぎに来る人を増やすのなら、看護師だけでなく林業もいいのではないか。 元々なり手のいない職場なのだから、日本人の雇用を奪うことになるまい。 いくらでもアイデアは涌くのに、日本人はリスクを恐れてベンチャーに手を出さないのだから、もったいないことよ。

中学校長

いじめ相談に校長「死ねば対応」 大阪・守口の中学校
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015011601001306.html
母親は校長との面会で、「死んだら終わり」と母親が抗議しても「校長は生徒が死ぬなど重大事件のときに表に出るものだ」と話したという。

どういうシチュエーションで出た話なのかわからないが、イジメが重大事件じゃないほど頻繁な学校なのか。
 私の中学の田舎教師は生徒への暴力がひどかった。 それが校長になっていたのだから、日本の教育に関わる人事評価制度が腐っていることを思い知った。 教育というより、調教に近かった。 だから、精神論を持ちだして、国家向上への忠誠を、国家命令への服従にすり替える教育は唾棄すべきだと考えている。

安倍政権の農協つぶし

首相「JA全中は脇役に徹して」 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150116/t10014728571000.html
時論公論 「農協 何が問われているのか」 | 時論公論 | 解説委員室:NHK
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/190165.html
一組合当たりの経済事業は赤字が2億3000万円にのぼり、それを信用事業と共済事業の黒字で、穴埋めしている状態です。
これでは規制改革会議のメンバーから、農協が地域の農業振興に熱心に取り組まず、信用や保険事業の黒字にあぐらをかいていると受け取られても仕方ないでしょう。

うわ……。 政府というか自民の主張まんま受けのプロパガンダ。
 農業事業だけで黒字にできないのが農協のせいだとは笑わせる。 天候不順の中で一生懸命育てても、高騰すれば中国から緊急輸入される。 豊作だと安値で元手がとれなくなり、泣きながら捨て腐らせる。 そういう凸凹調整を生産者が引き受けることで、大都市の市場が安定していることを何も感謝せずに、今度はTPP導入の邪魔なだから農協解体だと言う。 若い人手を首都圏に取られて、一昔前まで3ちゃん(じっちゃん、ばあちゃん、かあちゃん)農業と言われた農家は今や2ちゃん……、いやいや、過疎で人住まずだ。
 人口流出が続くのは農業が儲からないからではない。 夢や希望がないからだ。 今行われている農業改革といっても、そのほとんどがバイオや高度農工具技術であり、栽培そのものの研究ではない。 農家が片手間に学習する知識や資金の範囲を超える。 本気で農業の役に立ちたいなら農家を継がずに機械メーカーの技術者や学者を目指すべきなのだ。 跡目を継ぐにしても嫁さん婿さんがいなくてはならない。 しかし、新たな出会いなど皆無な日常ではどこかに出向くしか無いではないか。 大都市とは享受するインフラが違うのに税金は同じという魅力の無さもUターン・Iターンを鈍らせる。 そういう地方の不満を共同で支えあってきた地域団体が農協である。 多角経営は民間資本から見捨てられた結果であって、農家だけの問題じゃないのは当然。 つまり、地方再生とセットでなければ、農協改革など口にする資格もない。

>> 追記

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地方創生の核になって欲しいなら、なぜ農協の役割を減らすのか。 役割を減らしたいのなら、地方創生の役を別のものにやらせてから、話を持って来るべきだろう。 これでは減らし損なだけで、地方は消滅する。 耳障りのよい言葉を使うが、中身は逆。 信用したとたん、手のひらを返されて「力至りませんでした」と体の良い詫び言葉まで想像できる。

信仰愚弄と報道

「涙のムハンマド」載せるか…日本の新聞、判断分かれる
http://www.asahi.com/articles/ASH1H5KP5H1HUTIL03V.html

公開することを、イスラム教徒から過激派を炙り出して選り分けるための手段とするかどうかじゃないのかと思う。 過激派増加リスクを懸念するなら非公開、過激派潜在リスクを懸念するなら公開 ということ。 どっちが正しいということはないはず。 むしろ、どっちか一方のみが正しいとした、朝日・毎日・産経・東京・共同の姿勢には問題がある。 宗教については、公開・非公開どちらであっても、読売・日経ぐらい慎重な態度が求められる。

ローマ法王「表現の自由に限度」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150116/t10014723061000.html

これが、麻原彰晃や文鮮明や大川隆法なら、風刺することを別に屁とも思わないという人は多いだろう。 自由に限度があるというスタンスも、スタンダードにはなりえない。 既存であれ新興であれ、宗教も淘汰の試練を受けるべきである。

2015年1月15日 (木)

褒章の価値

サザン桑田さんがお詫びと釈明 年越しライブ・紅白出演
http://www.asahi.com/articles/ASH1H64X1H1HUCLV00G.html
ファンの方々に多数お集まりいただけるライブの場をお借りして、紫綬褒章をお披露目させていただき、いつも応援して下さっている皆様への感謝の気持ちをお伝えする場面も作らせていただきました。その際、感謝の表現方法に充分な配慮が足りず、ジョークを織り込み、紫綬褒章の取り扱いにも不備があった為、不快な思いをされた方もいらっしゃいました。深く反省すると共に、ここに謹んでお詫び申し上げます。

褒章の取り扱いと曲の評価をごちゃまぜにして批判が起きたため、問題が複雑化するのを避けたのだろう。
 褒章については、もらったからには扱いに気をつけよということである一方、褒章そのものに価値を認めない人がいることも確かなことである。 褒章自体の価値を越えて何らかの責任を取らせるのは、それはそれでやり過ぎというもの。 実際には、下位の褒章では売買もされている実態があるくらいなので、与える政府自体の評価とも言える。 褒章には、国の存在価値を最高とする(絶対視する)人だけが受章しなければならばいという条件は存在しない。
 ちなみに、褒章ではなく勲章の方の話ではあるが、皇族は20歳になればほぼ自動的に受ける。 つい先日も佳子内親王が受けている。 対外的(外交的)に叙勲無しのままでは活動しにくいからというのが理由とされている。

>> 追記

抗議した右翼系団体の言
「我々は表現・言論の自由を潰そうとしているわけではない。ただ、日本人としてやっていいことと悪いことがある。今回の桑田のパフォーマンスは天皇陛下に対する侮辱、国家の尊厳を踏みにじる行為だ。日本固有の領土である尖閣諸島を『中国領土』とした映像は国益を無視するもので、断じて見過ごすことはできない」

色々突っ込みどころがあるが、1つだけ。
 天皇陛下に対する侮辱とは、叙勲式の時の陛下のマネをしたことか。 マネることは、その人を揶揄するだけの行為とは限らない。 モノマネプロのコロッケは、リスペクトの意味を含んで真似ているし本人も真似された方もそう感じ、そう語っている。 仕草を真似るのは親近感の表れと言えよう。 この右翼もどきは、偶像等何かに例える表現を禁じられたイスラムのアラーと同じように、天皇を神として扱えと言いたいのだろうか。 我々は、こうした抗議の底流に国家神道への安易な傾倒があることを見抜くべきである。

文化介入: 雑想ポケット
http://picorich.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-eed5.html

Look West

セックスレス夫婦 45%に増加
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150114/k10014682081000.html
男性では「仕事で疲れている」が21.3%と最も多く、次いで「出産後何となく」が15.7%、「現在、妻が妊娠中か出産後すぐだから」が11.2%などとなっていました。
一方、女性では、「面倒くさい」が最も多く23.8%、次いで「仕事で疲れている」が17.8%、「出産後何となく」が16.8%などとなっていました。

企業は一人あたりの福利厚生費を抑えようとすると、残業前提で社員数を減らし、なるべく少数精鋭にしたいところなのだろう。 最近は減ってきているようだが、企業が持つ保養所というのは未だに結構多い。 だが、全社員が利用するわけでもないから、処分しても問題ないはずだ。 何でも金をかけて自前で揃えるというのは、もう時代性に合わない気がする。 このようなムダを排除していけば福利厚生費を減らし、雇用を増やして労働環境を改善につながる。
 また、1日8時間労働というのが、日本では鉄の掟になっている。 しかし、家庭環境によっては給料が2/3でも6時間勤務の方がありがたいと思う人はいるだろう。 安定雇用は望むが昇進は望まないという人も多いと思う。 今はほんと少なくなってしまったが、第二学部(夜学)をもっと活用できるような職場を増やすべきだとも考えられる。 一見、夫婦活動には逆行だが、夫婦で同じものを学べば絆も深まる。
 経済全体が停滞しているときは闇雲に営業をしてもムダだろうし、暇な時ぐらい短時間労働にして欲しいと思うのだが、企業はそういう時こそモーレツで逆境を切り拓けと発破をかける。 製造業以外は主に営業力で会社規模を大きくするしかないからだ。 若さでシェアを奪うのは世の常とも言えるが、それだけに依存してしまうと停滞=死を意味してしまう。 極端な既得権益の主張はダメだが、自社のユニークやアイデンティテーやブランドを守って、必要以上に齷齪(あくせく)しない工夫というのが大事になるだろう。 つまり、モノマネされないということだ。 先輩格である欧州を見てみれば、今後の道筋が見えてきそうな気がする。

悪ふざけと芸能界とネット

 やり過ぎを『冗談ごかし』にすれば許されるというのは、映画・番組内や舞台上であって、現実において許されることではない。 一般人が出演していたとしても、それは人前で語れるほどの特殊な話題性のためであり、真の意味で『一般』とは言い難い。 また、芸能人が体験談を語る中で「本当に」「マジで」と口にしても話半分に聞いておくことである。 一つには、嘘を付いている可能性、二つには、勘違いをしている可能性、三つには、仕事として台本がある可能性 がほぼすべてである。 彼らにとって嘘をつくことは仕事であり、世間一般のそれとはかなり異なる。 また、長く在籍していると、身も心も芸に呑まれてしまうようだ。 例えば、酒場で知り合った人に悪ふざけで暴言を吐いて半殺しに目に遭った者もいたであろう。 それら非日常を知るスポンサーの中には、ビジネス以上の関わりあいをマスコミと持たない人が多いと思われる。

 お笑いの企画会社やテレビ局は、イジメや犯罪の助長につながらないよう、タレント本人にやり過ぎの場面は芸の一環であることを明らかにさせたり、常識的な思考もできることを披露すべきだと私は思う。 それができなくなってしまった病的芸人は、こっそりレギュラーから外してもらいたい。 芸能事務所は、所属タレントを売り込むためにはハメを外させることを厭わない。 そんな態度に気をよくしたプロデューサーが、マンネリ打破を口実に社会性や教育的な視点に欠ける番組を作ることは十分ありえること。 視聴率が如何に高かろうとも擯斥にして欲しいものだ。 テレビ局には、見るつもりはなくても目に入ってしまう放送という公共性に留意してもらいたい。

 ネット掲示板や動画については、社会性を身につけるまでは、家庭で未成年に見せないということを徹底することが大事だろう。 生の事実が必ずしも人格形成に好影響するとは限らない。 違法性の高いコンテンツについてどうと捉えるか、を話し合う機会を学校の情報科の授業内で設け、徐々に個別に制限を緩める、そういうきめ細かさが必要だと考える。
 また、CGMやSNSコンテンツのインフラ側は、事前検査は不可能だとしているが、本当だろうか。 ネットでは個人を特定するのは色々問題があって難しいのはわかる。 しかし、実在するどこかの誰か(ユニーク)であることを証明するのは不可能ではないはず。 名前・住所・性別・生年月日という個人情報を秘匿した形で永続的な公開IDを用いれば、過去の動向からリスクコンテンツを事前に知ることもできるだろう。 社会保障番号(マイナンバー)そのものは公開IDに相応しくないが、実名に代わるよう、信用力を大事に育てるネット名(非重複ニックネーム)というのを、国家をまたがって(国が関与できない)民間の非営利制度として行ってはどうかと思う。 世界中の人が半強制的に架空名を持ち、それを活用できるスキルが求められるということだ。 もし、個人情報と公開IDが第三者によって紐付けられてしまう事態が起これば、あらたに公開IDを発行するなどの工夫も必要だが、どうにか運用できると私は考える。

2015年1月14日 (水)

大量難民リスク

難民船沈没の生存者が語る、絶望の先の地獄
http://www.afpbb.com/articles/-/3026330
エジプトで乗り込んだ欧州へ向かう難民船は、人身売買業者の船に衝突されて沈んだ。

中国が他国に宣戦布告したら、単に応戦し返せばいいだけと思っているとしたら、頭の中がお目出度い。 中国国民が難民化した場合のことを考えたことはあるか。 今までさんざん中国の人権状況を非難してきた日本が押し寄せる難民の入国を拒否したとなると、国際社会の非難は日本に向けられる。 大戦中、米兵は非戦闘員の日本人を殺したと恨むものがいる。 では、現代日本は非戦闘員である中国人を受け入れる覚悟があるのか。 それとも海中に沈めるのか。 こんなことありえないから、考えるだけ無駄だと言うだろうか。 極東の安全保障をアメリカに依存している現在、日中よりも米中開戦のリスクの方が高い。 アメリカを相手にする以上、難民が発生しないわけがなかろう。

遷都が必要な理由

英首相官邸に「珍客」、そしらぬ顔の迷いキツネ
http://www.afpbb.com/articles/-/3036479

これは捨てギツネではない。
 それほど遠くない公園で生まれ、そこから訪ねてきたと思われる。 なぜ、そう言えるのか。 ロンドンの地図を見てみるとわかる。 イギリスの首都だというのに緑の多いこと。
Park_london
それに比べて東京は……。
Park_tokyo
これでもかっていうぐらい、まだまだ人を詰め込もうとする。
東京から首都機能を移転させてしまえば、貧乏になると主張するのがいるが、本当だろうか。 銀座は国会議員でもっている街なのかと問われれば、違うだろう。 東京は大通りには街路樹はあるが、一歩路地に入るともうない。 以前は庭付きの家にある緑が映えたが、今は建物だけでギュウギュウ詰め。 食って寝るだけの場所と化している。 川や湖沼を安易に埋め立ててきたため、水辺に触れる機会もない。 隅田川と多摩川も護岸堤防が続き風情もなく、湖となれば狭山湖まで行かないと無い。 生活の質を上げるには、自治体に公園や街路樹のための土地収用を増やさせる必要があるのは明白だろう。 そのためには、過剰な東京への居住志向を抑制し、土地の価格を下げ無くてはならない。 遷都ぐらいやってちょうど釣り合うと私は常々思う。

ロンドン - Wikipedia
人口 (2013年) - グレーター・ロンドン    8,416,535 人
首都圏 (日本) - Wikipedia
東京都では約1,313万人(2012年12月現在)、東京都市圏では定義にもよるが約3,400 - 3,700万人である。 東京都市圏は世界のどの都市圏よりも人口が多く、世界最大の都市である。

"Wet"な日本の警察

渡辺氏・松島氏、いずれも不起訴処分 東京地検
http://www.asahi.com/articles/ASH1G55SZH1GUTIL01M.html

これを解説してみると、
渡辺氏は党職を追われ、ついには党まで消滅、そして落選、つまり、警察のお情けである。 私腹というより党利に用いたわけだし、取り戻しができないほどに社会制裁を受けたであろうから、十分であろうという判断。 逆に松島氏の方は、先の衆院選で当選してしまったが故に、議員の不逮捕特権を使われると追い込めないという判断。 また、「うちわ」という少額な違反では大臣辞職以上はバランスを欠くということなのだろう。 早期辞職が議員生命をつないだようだ。
書いておくが、両者とも黒である。 あくまでお目こぼしにすぎない。 別の国ならどうなっていたやらだ。 日本でよかったねぇ。

親を見限る条件

誰も少年を助けなかった 祖父母殺害し強盗、懲役15年
http://www.asahi.com/articles/ASH16778VH16UTNB01F.html

いわゆるモンペ(モンスターペアレンツ)で、それが犯罪者級だったということ。
 児童相談所に出向いて施設に保護してもらい、生活保護をもらいながら学校に通うということが望ましいが、浪費し金を無心する親との接触を禁じられることになる。 「自分の親を捨てられるか」というのがネックになったのだろう。 100%憎める親なら容易いのだろうが、そうはいかない。 たぶん、親が餓死や自殺するところを見たくないという一面もあったはず。 児童相談所は、あくまで児童保護が目的であって、その親の面倒までは見ないからだ。
 生活保護さえ用いられない養育能力のない親は準障害者として扱うべきだと私は考える。 国の人権意識を少し改めるべきではないだろうか。 以前から私が心配しているように、高卒の時点でどう考えても犯罪者にしかなれなさそうな者が多くおり、実際その通りの世相を示している。 子どもの親として相応しくないにもかかわらず、避妊もせずに子どもを産むのも想定内だ。 学校はその実態に適応できずに、他の子との家庭環境のあまりの違いにオロつき、手からこぼれた子どもをいなかったものとして扱う。 これで先進国と言えるのか。 まだどこぞの部族社会が残っている国家の方が子どもには優しいというものだろう。 学校で「どういう場合に親を見限るか」という条件を子ども全員に教えるのは不適切なのかもしれない(道徳の授業で教えられない)が、それを必要としている子は確実にいるのだ。

高等生物の条件

動物が自殺する瞬間を目撃。ハクチョウは水に頭を突っ込み死んでいった
http://irorio.jp/daikohkai/20150112/194893/

高等生物の証とはなんだろうか。
 生の尊さを知るからこそ、命を絶つのであれば、高等生物と言える気がする。 イルカが自殺するのであれば、同類のクジラもその可能性はある。 未来を想像できる存在とも言えようか。 だが、人との共存意識までを高等生物の条件とするならば、対象は減る。
 未来を閉ざして自殺する人には鬱病のレッテルを貼られがちだが、すべてがそうとは限るまい。 人として社会的な尊厳が失われるときは、おそらく誰もが自分の命を天秤にかけるはず。 だからこそ、犯罪者の社会制裁も一律に求めるのではなく人を見てその程度を判断するべきだろう。
 人が尊厳を保ったまま自殺率0(ゼロ)を目指すには、それなりの高レベルな社会環境が必要だと思われる。 低犯罪率や社会保障の充実や全年齢での教育や医療とインフラ等々。 社会に貢献できる能力開発も大事だが、社会に貢献してもらえる環境開発も大事。
 そして、尊厳は誰にでもあるものだとするならば、尊厳があっても間違いを犯し、人を誤誘導するものがいるということでもある。 そういう人に対しては、尊厳を傷つけることをことを恐れず、社会から切り離して冷静さと取り戻してもらう必要があろう。 せめて共存できるくらいには。

>> 追記

氷点下、野良猫が赤ん坊を温めて救う ロシア
http://www.afpbb.com/articles/-/3036764

間違いなく、猫は高等生物の資格があるな。

キリスト旧世代

ローマ法王「宗教の共存」訴え スリランカで歴訪開始
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015011301002634.html
「宗教が平和に共存し、暴力行為を非難する社会を目指さなければいけない」

これも違う。
 『宗教の共存』というのが現状維持を指しているのだとすれば間違いだ。 暴力や武器を背景とした脅迫による布教が禁止なのであって、言論による宗教淘汰はあってしかるべきだろう。 安易な美辞麗句では問題の本質を見失う。

家族の影響

パキスタン タリバンを軍事作戦の対象に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150114/t10014653101000.html
「すべての過激派グループに対し、区別することなく対応が取られる」

今頃かよ。
 この対応の鈍さは、やはりタリバンはパキスタン政府が育てた過激派だったという証左。 きっと、マララさんがノーベル賞をもらわなかったら(やっかみで学校が襲撃されなかったら)、未だに手を切れずに未練を残していただろう。 犠牲を払うまで国民が気付けないというのは、政府の広報が足りていないのか。 報道メディアどころか識字率さえ怪しい国では、往々にしてこのようなことが多い。 家族の影響が濃すぎるというのも考えものだ。

2015年1月13日 (火)

イスラム旧世代

雪だるまは「反イスラム」 サウジの法学者が宗教見解
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015011301001455.html
Saudi cleric condemns snowmen as anti-Islamic
http://www.reuters.com/article/2015/01/12/us-odd-saudi-snow-idUSKBN0KL15N20150112

またかー。
 2001年、ネットゲーがはじまる直前の頃の話。 ゲームボーイ版ポケモンが日本を席巻していた。 ところが、中東諸国でポケモンが禁止されるということが起きる。

CNN.com - Saudi bans Pokemon - March 26, 2001
http://web.archive.org/web/20080525034521/http://archives.cnn.com/2001/WORLD/meast/03/26/saudi.pokemon/
海外宗教事情4 『ポケモン』はハラーム(禁止)!? イスラムからもユダヤからも怒られる『ポケモン』 MANGA王国 ジパング/ウェブリブログ
http://world-manga.at.webry.info/201205/article_26.html

今では、ポケモンはもちろん、アニメや漫画も一部修正付きで流通しているという。
あれはなんだったのか。 そして今頃になって、雪だるま禁止と。
人型ロボットとか当然ダメなんだろうね。 でも、ネコ型ロボットアニメはいいのか。 よくわからない世界だな。

2015年1月12日 (月)

阿比留瑠比というヘイカー記者

【阿比留瑠比の視線】米国の傲慢な歴史修正 戦勝国は全てを正当化、敗戦国は我慢…もつわけがない
http://www.sankei.com/politics/news/150112/plt1501120017-n1.html

敗戦の決断させる条件に何があるのか、この阿比留瑠比記者が思い至ることはない。
 日本は玉砕覚悟を決めていたにも関わらず、敗戦を受け入れた。 何がそうさせたのか。 人は守るべきものを失った時、戦意を喪失するもの。 非戦闘員であると同時に、戦闘員の家族でもある人々をある程度減らさないことには、強硬派を改心させることはできなかった。 それを身を持って知っていた昭和天皇は、戦後にアメリカの罪を問うことはなく、東京大空襲を含め戦禍を自分の罪と認識した。
 また、戦時中の日本は国際法を守る意識があったのではなく、大々的に違反できるほどの戦闘能力がなかっただけ。 もともと貿易物資をアメリカに止めらたことを理由に戦争をはじめたくらいのを忘れたのか。 開戦後すぐに戦況が劣勢に廻ったが故に、結果的に違反が目立たなかったに過ぎない。 原爆製造も研究していたし、毒ガスや細菌兵器も実験していたのは、周知の通りだ。 日本にB29があれば、ニューユークを爆撃したはずである。 核兵器があれば、先に落としていたであろう。 天皇は軍研究の詳細を知らずとも、彼らが非人道兵器を持ちたがっていたことは知らぬはずがない。 国際法の関心レベルにおいて日米に差はないということも存じ上げていたからこそ、原爆投下を「仕方ない」と答えたのである。
 そして、戦争とは非戦闘員の一般人を巻き込んで憎しみをぶつける。 そういうものだろう。 戦闘員を支えるのは非戦闘員なのだから、戦争責任がないわけではない。 東京内の非戦闘員だけを区別できたのなら、アメリカの違反は問われるが、日本人自らレジスタンスを組織して戦線を築かなかった以上、全員が標的になるのは当然。
 阿比留瑠比は、普段から国威発揚に従順な日本人像を持ち上げる一方で、如何に多様性や平和思想の普及でもって日本の国際評価に貢献しようとも、ちんけなプライドを満たさなければこき下ろす。 アナーキストのレッテルを貼った戦時中の反戦活動者よりも、戦死者の方が偉いと思っているのか。 戦死者すべてが殉死かのように喧伝したがるが、生き恥にこだわって自殺や無理心中をしたものも多い。 捕虜として囚われるなら死ねと言われて、死ねずにジャングルを彷徨った兵士の数々の証言を忘れたのか。 あれだけ洗脳教育をしたのに自決記録がまったく残っていないとすれば、それはそれで不自然過ぎるというもの。
 記事の最後には「米国は傲慢になりすぎない方がいい」などと、言っている本人が傲慢ぶっている。 これは説得姿勢ではなく、挑発行為である。 無駄に喧嘩を売りたがるヘイカー体質そのものだ。 私なら、人を説得するときはお手本を示す。

中途半端な介入がもたらすリスク

NHK NEWS WEB 「イスラム国」指導者に迫る
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2015_0106.html

アメリカの功利主義的な中途半端な介入が、リスクを増大させている。

  1. ソ連(共産圏)のアフガン侵攻に対抗し、パキスタンに武器供与と戦闘訓練 → アルカイダ
  2. アメリカの支援を受けたパキスタンがアフガンの原理主義者を支援 → タリバン
  3. 同時多発テロ首謀者のビンラディンを追う → アルカイダをタリバンが匿う
  1. 大戦中に対ドイツのためにイラン(王朝)を支援 → イラン革命
  2. イランに対抗させるためにイラク(スンニ派バース党)に武器供与 → 湾岸戦争
  3. スンニ派過激派のテロに悩まされる脆弱なイラク政府(シーア派)を支援 → イスラム国(元バース党)台頭

「なんだかなぁ」って感じ。
 アメリカともあろう国が、と思わずにはいられない。 やはり、イスラムという精神性に踏み込まなければ、解決しないのではないか。 しかし、絶対敵に回してはならないサウジアラビアを怒らせては意味が無い。 サウジにイラクを統治させるという考えはあるのだろうが、イランとの緩衝地域が無くなれば、それはそれで困る。 アラブ・スンニ派とペルシャ・シーア派は水と油。 イラクはその狭間で翻弄され続ける。 独自の宗教でも作らなければ安定しないだろう。 アメリカとしては、タリバン・アルカイダとイスラム国が連携を深めるのを阻止するための次善の策として、今度はイランとの関係改善を進めたいようだが、民主化の動きはあってもすぐには親米とはいかない。

Tポイントカード

佐賀県知事選、山口祥義氏が初当選 前武雄市長を破る
http://www.asahi.com/articles/ASH197SP6H19TIPE03B.html

佐賀県民は少しはマシだったということか。 落選した樋渡(ひわたし)啓祐 前武雄市長とは、あの武雄市図書館にTポイントカードを導入した市長である。

樋渡啓祐 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E6%B8%A1%E5%95%93%E7%A5%90

Tポイントカードは一度は持ったことがあるが今は持とうとは思わない。
 本来、個人情報は企業にとって必要最小限に留めるべきである。 漏洩リスクもあれば、自社による目的外利用やその疑惑を向けられる可能性があるためだ。 ターゲット広告会社は、対象者が何に興味を示しているのかを調べ、それを提供するだけだというが、ハマっていることが度を越した浪費であろうが個人破産しようが、彼らは知ったことじゃない。 真の意味で消費者にとっての味方であるとは限らないのだ。
 また、今どきの言葉を借りるならば、『ビッグデータ』活用で統計的調査に使うだけだというかも知れない。 つまり、「すぐ使うわけじゃないけど、何か面白いことできるかもしれないから、あんたの情報をくれ」というのである。 少なくとも彼らは情報にポイント還元分以上の価値を認めているわけだが、そこまではたいて情報を得たがる人物が誰なのか。 名簿屋にリストが売られるのと同じで、情報提供先についての透明性がない限り、どう考えても協力する気になれない。
 さらに企業が倒産したら、所持している個人情報は売り飛ばされる可能性が高い。 保護法で規制されていたかも知れないが、実際はおざなりの移行告知とともに自動的に引き継がれるケースがほとんどだろう。
 情報によって広く薄く利益を集める企業は、人の善意にタダ乗りしている面が強い。 利潤追求だけでなく、Googleのように高い志しを証明するべきだ。

デマゴーグ

フランスの漫画週刊誌テロ事件の際、無実の少年が容疑者にされていた。

仏紙襲撃事件の10代「容疑者」、心境を告白
http://www.afpbb.com/articles/-/3036201
現在のところ、警察も全くノーマークだったハミドさんがなぜ事件と関連付けられたのかは不明だ。しかし、ハミドさん自身が指摘し、恐れるとおり、報道やインターネット上の書き込みに登場したその名は、今後何年も不当な非難にさらされ続ける可能性がある。

AFPは何を言っているのだろうか、ノーマークなわけはない。 非公開ではあるものの手配書が出ているではないか。 経緯不明としているが、どうやら次の人物が原因らしい。

Pierre Martinet - 携帯アップロード
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=773819302698559&set=a.281163908630770.67358.100002114885278&type=1
Pierre Martinet
https://www.facebook.com/pierre.martinet.9
Pierre Martinet — Wikipédia
http://fr.wikipedia.org/wiki/Pierre_Martinet

当初2人兄弟の逃亡を手助けした3人目がいると噂される中、警察の手配書を入手したDGSE(仏情報機関の対外治安総局)元エージェントの Pierre Martinet が Facebook で一般公開し、それをユダヤ系ニュースサイトの JSSNews が引用して報道したために、誤情報が拡散したようだ。

Scoop JSSNews: Les noms (et deux visages) des terroristes de Charlie Hebdo dévoilés: Saïd Kouachi, Chérif Kouachi et Hamyd Mourad ! | JSSNews
http://jssnews.com/2015/01/07/scoop-jssnews-les-noms-et-un-visage-des-terroristes-de-charlie-hebdo-devoiles-said-kouachi-cherif-kouachi-et-hamyd-mourad/

警察が安全を再優先に無実の人も含めて手配することはある。 もちろん非公開でだ。 それを功名心で暴いたらどうなるか。 今回はさらにユダヤ(アンチイスラム)という閉鎖的な宗教コミュニティが不正確なまま危機感を煽った。 このために、一人の少年の将来を暗くしてしまった。

>> 追記

犠牲の警官はイスラム教徒 対テロ、連帯の機運と憎悪と
http://www.asahi.com/articles/ASH1C5QZ7H1CUHBI00S.html

テロ犯は元より、嫌がらせをしている一部キリスト教徒・ユダヤ教徒もマヌケ極まりない。 重大事件だからといって、ステレオタイプを適用してよいはずもない。

2015年1月11日 (日)

ひま臣

防衛相、空挺団の訓練を視察…降下練習も体験 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150111-OYT1T50091.html

大臣が国費使って訓練する必要があるのか。
でもって、お手盛りで報道する必要があるのか。

民主党代表選挙

三氏の言い分を比較してみる。

重視している政策

  • 岡田氏 経済(人・未来・安心)・地方再生・エネルギー・震災復興・政治改革・外交安全保障
  • 細野氏 ボトムアップ経済・持続性・多様性・現実的平和主義・地域が決める政治・オープンな政治行政
  • 長妻氏 人への投資(格差)・地域の声・原発・憲法(きな臭い動き)・行財政改革・政治改革(政官業癒着・企業団体献金)

岡田氏は、待ったなしで取り組む点を抑えている。 ややオールマイティ過ぎるか。
細野氏は、キャッチフレーズの使い方が上手い。 憲法・防衛姿勢が曖昧。
長妻氏は、生活密着型でわかりやすい。 金にまつわる改革が多い。

すでに国会採決や与党内閣で決めてしまった政策等について、

  • 岡田氏 集団的自衛権の閣議決定の撤回
  • 細野氏 秘密保護法の見直し
  • 長妻氏 原発再稼働原則禁止

に言及している。

党運営について

  • 岡田氏 女性・地方
  • 細野氏 対案提示・党内議論・地方・女性
  • 長妻氏 選挙対策・政権奪回本部設置

といった感じ。 以下は私の辛口評価である。
岡田氏は、地方再生において、農林水産業と観光の振興を上げているが、それだけで首都圏一極集中が緩和されるとは到底思えない。 現時点で特効薬が見つからないのだろう。
細野氏は、怪しいポピュリズム的な理想政策(選択的夫婦別姓・手上げ式道州制・比例重複立候補の制限)がちらほら散見される。 党内の合意形成を無視して突き進むと鳩山の二の舞いになりかねない。 党運営について他党合流に一切言及しない点にも誠意を感じない。
長妻氏は、主張を整理しきれていない印象。 ごちゃごちゃ感があってどうにも大局的な推進の見通しが厳しい気がする。 得手不得手がありそうだ。

ネット使いの小悪党

地元民が愛した「アルビノの鹿」を狩ってSNSに投稿したハンターが大炎上、殺害脅迫も
http://gigazine.net/news/20150110-hunter-kill-albino-deer/

時々、インターネットというシステムを壊したくなる瞬間がある。
 面白半分にヒールを買って出る輩がその宣伝に使う時だ。 日本でも、悪ふざけ・迷惑行為・悪行自慢と言った行為が昨年目立った。 挑発に乗るのは相手の思うつぼのようでもあり、放置するにしては図に乗りすぎている。 面倒を誘うこういう小悪党に出会う時が脱力感でいっぱいになる瞬間だ。 社会制裁が機能しない場合、間違いなく私刑が横行するようになり、それはそれで秩序が乱れる原因になる。 ちなみに彼らは人の記憶に残る偉業を成し遂げれば将来は大人物になれると思い込んでいるようだが、長じて大人になっても歯止めの利かない性格は変わらず、トラブルで破綻し、そのまま収監されるケースがほとんど全員だと言っておく。 一つ一つ虱潰しに、責任を問わせていかなくてはならない。

当てずっぽうな党批判

民主党に欠けているものは、代表選の議論は 識者に聞く
http://www.asahi.com/articles/ASH1B5TVTH1BUTFK004.html
政治学者 中野晃一 上智大教授

  • 民主党の特徴として、問題の所在や原因をリーダー一人に負わせる傾向が強くある。
  • 地味な働きを評価して選挙で支えるような組織文化がない。
  • 維新の党については、私は自民党の補完勢力としか見ていない。
  • 「新一党優位体制」の状態だが、日本の民主主義にとって良いはずがない。チェックが働かない政権は、必ず腐敗するからだ。
  • 民主党は他の野党と比べても、新たな支持層を開拓することに鈍感である。
  • 「マニフェスト総崩れ」という批判のもとに、すべてが否定されるのは間違いだ。

「うんうん、そうやねぇ」と読んでいたが、一点だけ「?」となるところがあった。

  • 多くの1年生議員は迷い、党を去る人もいれば残る人もいたが、その後の選挙で再選率が高かったのは党を去った人たちだ。

私の調べでは、民主党を去った議員のほとんどは落選している。 当選したのは小選挙区で落選し比例復活したものだけだったはずだ。 この教授もやはり思い込みで民主党を批判しているのかと思うと残念な気持ちになった。

2015年1月10日 (土)

垢抜けない社風

読売の偏向報道がまたひどい。

  • 石原慎太郎氏「首相は憲法改正手続きに着手を」 : 深層NEWS : 読売詳報_緊急特集グループ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 改憲議論へ地ならし…自民、公選法改正から : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 岡田氏また細野氏批判…代表選、泥仕合の様相 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 なぜ、死に体の石原太郎なんかをニュースにするのか。 意図的に取り上げているのは明らか。 選挙権を18歳にしたがるのも、学校出たてで政府教育に洗脳済みの現実を知らない世代で票積みしたい、あるいは戦争を知る世代の影響を減らしたい、ということだろう。 そして、まだやるのか、民主党へのレッテル貼り。 ホンネを隠したまま選挙に出るのが自民&読売流スマートということか。

 読売の報道姿勢は、つくづく建て前を使って人の裏をかく手法だと感じる。 多少ズルくても、生き残ったもん勝ちという印象だ。 別の言い方をすると、人の価値を金で置き換えて値踏みされるような小賢しさを覚える。 ナベツネは、軍国主義を吹聴する校長ほかの教職員を襲撃して殴ったことがあるというのに、戦後国会で番記者をやっているときに飛び交う札束を見て人生が変わったのであろう。 そのまま、裏表のあるスタイルが社風に反映されてしまった気がする。

東京電力の管理能力

水力発電所の屋根 雪で崩落 新潟 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150110/t10014590691000.html

なんだかなぁ。 東京電力に投資する気になれない。 人手を減らし過ぎてまともな管理・監視体制ができていないのだろう。 それとも噂通りでロクでもない者しか会社に残っていないのか。 今回のように、何か大ポカをやりそうで近づきたくないという印象だ。 こんな崩落事故なんて、無人発電所であっても他社で考えられるのだろうか。

海外と国内の人権報道の違い

ボコ・ハラム:日本メディアが報じない「ナイジェリア政府軍」の蛮行 | 新潮社フォーサイト
http://www.huffingtonpost.jp/foresight/boko-haram-and-nigeria-government_b_6427348.html
今回のボコ・ハラムによるバガの政府軍基地制圧について、日本のメディアは「イスラム過激派による拠点基地の制圧」という点にニュース性を感じ、報道したに違いない。
 だが、現実はどうだろうか。実はバガの街は、女子生徒200人の拉致事件から遡ること1年前の2013年4月16日~17日にかけて、大規模に破壊され、多数の市民が殺害される惨劇に見舞われている。ボコ・ハラムによる破壊と殺戮ではない。破壊と殺戮の主体はナイジェリア政府軍だったのである。

ナイジェリア政府に国民の支持があれば、ボゴ・ハラムの首謀者に懸賞金をかけるだけで解決しそうなものである。 なぜ、野蛮なボゴ・ハラムごときを制圧できないのかと訝しんでいたが、やはり原因は独裁ジョナサン大統領の無能にあるようだ。 ボゴ・ハラム指導者アブバカル・シェカウ(2003年死亡)を騙ったモハメド・バシールは昨年9月にとっくに政府軍によって殺害されている。

ナイジェリア軍、ボコ・ハラム指導者の死亡を宣言
http://www.afpbb.com/articles/-/3026936

それにもかかわらず、勢いが衰えない。 AFPやロイターやWSJでは、ジョナサン大統領の無能や非道の言葉をニュースに添えている。

ボコ・ハラム、ナイジェリア北東部で16町村襲撃 死者多数の恐れ 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3036006
イスラム過激派による暴力に歯止めをかけられず批判が集中しているグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領は8日、ラゴス(Lagos)で選挙集会を開き、再選に向けた運動を本格的に開始。だが集会では、治安の悪化についてわずかに言及するにとどまり、代わりに防衛支出をめぐり前政権に批判の矛先を向けた。

Boko Haram kills dozens in fresh raids in Nigerian town | Reuters
http://www.reuters.com/article/2015/01/08/us-nigeria-violence-idUSKBN0KH1VV20150108
The number and scale of attacks rose sharply in 2014 after the government imposed emergency rule on the three worst-hit states in 2013, and the administration of President Jonathan has met growing criticism for failing to quash it.

ボコ・ハラム、軍基地奪取―過去1年で1万人以上死亡 - WSJ
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10441675140911724742004580382254136094736
Boko Haram Extends Its Grip in Nigeria - WSJ
http://www.wsj.com/articles/boko-haram-overruns-villages-and-army-base-in-northeast-nigeria-1420467667
In April 2013, a small group of Boko Haram fighters ambushed soldiers on Baga’s outskirts. The army responded by setting much of the town on fire, in a blaze that killed about 200 people, said New York-based Human Rights Watch, citing witness testimony. The rights group published satellite photos of Baga that showed the area scorched in a pattern the group said was consistent with arson.

だが、以下のように日本のメディアは、海外記事を引用する段階でなぜか政府軍の劣悪さを訴える部分が抜け落ちている。 共同や時事の配信をそのまま流したのだとしても、何のチェックも働いていないことには驚きだ。

ボコ・ハラム ナイジェリア軍基地を制圧 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150105/k10014435021000.html
ボコ・ハラム、ナイジェリア東北部の基地制圧 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150105-OYT1T50054.html
ボコ・ハラムが軍事基地制圧か ナイジェリア北東部 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/150105/wor1501050010-n1.html
ボコ・ハラムが住民多数殺害 ナイジェリア北東部  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM09H4M_Z00C15A1EAF000/
ボコ・ハラム、町を焼き100人超殺害か ナイジェリア:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH195671H19UHBI01K.html
ナイジェリア:ボコ・ハラムが国境の町バガ全域を焼き払う - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150109k0000e030214000c.html
ボコ・ハラムが基地制圧か ナイジェリア北東部 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015010501000436.html
時事ドットコム:ボコ・ハラム、16町村襲撃=ナイジェリア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2015010900025

 これらは、日本政府が共同通信と時事通信さえ管掌してしまえば、海外の様子は日本人にはほとんどわからなくなることを示している。 また、なぜイスラム過激派側の蛮行ばかりが報道されるのか、について検討の余地があろう。 日本国内の宗教は主に神道と仏教に2つ。 このうち、神道は排他排斥側に立つ歴史を多く持つ。 実はキリスト教(特にカトリック)については戦時中に政府が国家神道と融合化させた経緯もあり、今でもICUなどにはローマカトリックから一定の距離を取らせていると考えられる。 日本が宗教的な干渉をされた際には本家バチカンから切り離せることを可能にしているのだ。 中国のそれは日本の真似とも言える。
 だが、イスラムは国内で影響力が少ないこともあり監視外だ。 そもそもマイアラーを次々と生んでまとまりがないため切りがない。 おそらく一旦国内でイスラムテロ事件が起これば、組織を持たない彼らに対して安易な排斥がはじまる可能性が多分にある。 一方的な報道記事は、書いた記者本人も気づかないうちにその兆しを示しているのだ。 人権保護において国際貢献を必要とされたときに、悪がなぜ存在していられるのか、その理由を把握できていなければ本当の解決はない。 人権に無関心のまま自衛隊を派兵すれば、現地住民を敵に回しかねないと肝に銘じておくべきだろう。

トリガー法

「存立事態」明記の法改正検討 集団的自衛権行使向け
http://www.asahi.com/articles/ASH195TZ4H19UTFK00J.html

何か勘違いしている国民が多そうだけど、日本がイスラム国のような暴力支配や歴史修正主義のような国になれば、守る必要があるのかね。 守るべきは思想信条(人)であって、土地ではない。 そこを履き違えた国は滅亡するしかない。 被害妄想だけで自動発動し、ブレーキ解除しかねないトリガー法になりはしないか疑念がある。
 そもそも防衛関連法において日本側が常に正しい判断を下せる前提になっているのが気になる。 米英でさえ現代で間違った国際紛争を起こして反省しているというのに、日本がどうしてそれをしないと言えるのか。 米英は間違いに気づいたなら、進行途中でも真逆に反転できるだけの高い国民意識がある。 日本は政府に丸投げで従うことが美徳かのような低い国民意識。 間違いに気づいても最後まで認めず玉砕しかねない。 法整備で曖昧さが減るのは望ましいが、内閣の独断を止める手段を議会や国民から奪う内容であれば認めてはならない。 だが、手段があったとしても国民がこのていたらくでは、暴走懸念はつきまとう。
 また、現場で活動する自衛隊員の防衛意識が攻撃意識に変質することを想定しているのかどうかも怪しい。 シビアな戦闘地域では「守れ」より「従え」の感情が優先されることは避けようがない。 それ故、国際貢献活動には高い公平公正意識を必要とするのに、民族排除や宗教統制の火種を宿す国内状態でどうして行えようか。 ヘイトスピーチをしているものに銃火器を渡して間違いが起こらないと断言できるのか。 朝鮮半島や台湾海峡で有事が発生して現地政府から要請があったとして、日本に野心が芽生えないと断言できるのか。 現地政府が要請しても現地住民は望んでいない事態を想定しているのかどうかも現状では不透明だ。
 第一次大戦後、英国は日本と縁を切った。 自己中心的な思想に将来の敵と悟ったからであろう。 今、日本は日米同盟を基本としているが、日本が「独り立ち」を理由に再び独善を進めるならば、今度は米国が去るであろう。 日本の自由度を増すための行為が、皮肉にも日本の孤立を生むことになる。

解散を急いだ理由

円安倒産:昨年急増345件 中小零細に輸入原料高騰響く
http://mainichi.jp/select/news/20150108k0000m020030000c.html

安倍首相が年末に国会解散を急いだ理由はこれだろ。 政権唯一の成功例となる円安に副作用が露見することを恐れたのだ。 増税可否を国民に問うとかは建て前である。 345件というのは、経営者による自主解散は含まない数字だから、実質の会社解散はもっと多い。 倒産したのが輸入企業となると、それが消費者に影響してくるのは、市中在庫がはけた今後である。 早ければ、売り場に並ぶ品数が減っていることに気づくだろう。 ボディブローのように効いて来た場合、次回増税時に景気が持ち直しているかは不透明。 景気回復最優先という割には、改憲にうつつを抜かしているから、こうなる。

2015年1月 9日 (金)

人事権がない悲哀

「仕事先に遅れそうだった」関電社員、高速道を逆走容疑
http://www.asahi.com/articles/ASH193CL1H19PIHB002.html

たぶん、この人は普段からこいういう人なんだよ。
 一旦入社させてしまえば、頭が足りてない人だと気づいてもなかなか首にできない。 採用時に好印象でも実際は病的なおっちょこちょいという人は結構いるのだ。 一発試験で採用を決めるんじゃなくて、半年から1年ぐらいかけて、じっくり見極めればいいのにと思うのだが。 採用者の鑑定眼ほど当てにならないものはない。 学歴でふるいにかけて、目立つキャリアか賞をひとつ以上持っている(採用した自分が自慢できる)という方法でしかないからだ。 会社規模を急拡大させるようなことをしたら、さっさと後任に任せて去る、そういうベンチャー起業経営者は多い。 中規模の会社になってしまうと、幹部であっても乱用防止を理由に人事権にタッチできず、ストレスが溜まってしまうものだ。

ホンダ

ホンダ 米で制裁金80億円余支払い
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150109/t10014557561000.html

6割も報告を行っていなかったのに、コンピュータープログラムの不具合やデータの入力ミスなどが原因だというのは、もう見え透いた嘘と言わざるをえない。 ホンダと一緒に仕事したことがある会社だとわかるだろうが、ホンダは秘密主義の会社である。 社外の人間を信用せず、作業が滞るほどに情報を小出しにして物事を進める。 先日、燃料電池の特許を全面公開したトヨタの行為はホンダにとっては考えられないことであろう。 ホンダがよいところは、技術屋としての良心で動いているところ。 だが、会社規模の割には小心者ゆえ、一歩間違えれば社会責任不足を問われて非常に危うい。

政教混合

【防衛最前線】(11)護衛艦「いせ」 伊勢神宮のお札まつり、シーレーン安全確保図る統合任務の中核艦 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/premium/news/150109/prm1501090005-n1.html
新年に首相が参拝する伊勢神宮のお札を艦内神社にまつる自衛艦がある。

それは政教混合というもの。 御札を気持ち悪がる日本人もいることすら念頭にない。 その御札は艦長が購入したのだろうか。 まさか、国費で買ったとは言わないだろうな。 民間の会社ならいざ知らず、官組織では御法度だ。 こういう懸念を産経はシラッと避ける。

政治ネタが没になる理由

爆笑問題、政治家ネタが没に NHKのお笑い番組
http://www.asahi.com/articles/ASH175CJNH17UCVL01H.html

公平性の観点から禁止という理由には違和感がある。
 そもそもお笑い連中をはじめとして芸能界の政治発言に元々重みはなかったはずだ。 なのにわざわざ局が口を出すのは、政府のプロパガンダが霞んでしまうのを恐れるからである。 本当の理由は、政府系のネタを芸人が披露した場合、こっちには言葉の重みを付けさせたいのだ。 だから、それ以外を公平性を口実に排除している。 実際に政府の宣伝に沿ってネタ作りをしてみれば、番組を通ること間違いない。 その際は、社会公益性を重視して許可しましたと局は答えるであろう。 つまり、なんとでも言えるのである。
 とここまで書いても、安倍信者にとっては問題性すら認識できない。 「それでいいだろ」と答えるのみである。 他国には法の支配を説きながら、自国では恣意的な運用環境の構築をせっせと進めている。 度が過ぎるエゴイズムでさえ恥とは思わない連中なのだから、自語相違も厚顔で押し通す。 ずいぶん、日本も歯臭くなったものだ。

>> 追記

政治家ネタ没 NHK会長「個人名あげるのは品がない」
http://www.asahi.com/articles/ASH185W9QH18UCVL010.html

それを言ったら、政治家のモノマネは全部ボツだろ。 政治家は国の象徴でもなければ、当然、神でもない。 上から貼ったレッテルを下から貼り返されるのが、そんなに恐いのか。 恐いだろうねぇ。 今まで好き勝手やったんだから。 

産経とヘイカー

産経がヘイトスピーチ新聞であることは疑いない。
一例を出すと

【月刊正論】度し難き朝日新聞の無責任 早くも居直ったか! 謝罪から1カ月で驚愕記事が続々 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/141112/lif1411120001-n1.html
脅迫は卑劣で決して許されないが、手口が古典的で、「天誅」という表現や「釘を入れたガスボンベ(ガス爆弾)を爆発させる」などという言い方など、北朝鮮への批判が強まった時に折よく起きた朝鮮学校生徒のチマチョゴリ制服切り裂き事件などをも彷彿させる。本当に朝日新聞の慰安婦報道に怒った人々の仕業なのかと、不自然さも感じる。
脅迫が許されないのは勿論だが、「間違った記事を掲載してしまった」のに訂正も謝罪もなく、朝日新聞社にも元記者にも「真摯」な姿勢が微塵も感じられないことが大学への抗議となり、思い余って脅迫につながったとも考えられる。

 無関係の事件を引用して、未だ捜査中の事件に言及するなど、通常では新聞社でこのような報道は考えられない。 もはや報道ではなく、ゴシップ週刊誌レベルの内容である。 しかも、記事に火がついても切り捨てられるように、過激な文面はほとんどがコラム形式での掲載という狡猾ぶり。
 八木秀次という偏執狂は

【異論暴論】正論1月号 安易な法規制は許さない - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/news/141202/clm1412020008-n1.html
「ヘイト団体」の行動は日本人の美徳に反し許されないとしながらも、それを正義面で保守批判に利用する側の狙いやイカサマぶりを断じた。

 美徳云々のレベルではなく、海外では犯罪扱いなのを知りもしないで、なぜ法学者をやっているのか。 イカサマも何も保守の右傾化の度が過ぎ、あまつさえ反省もしないのが問題。 使用する語句がいちいち汚く、ヘイカーぶりを物語っている。

北星学園大にまた脅迫文 学生の家に放火示唆か-北海道新聞[道内]
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/584631.html

模倣犯まで誘発させるようなマヌケがなぜ大学教授をやっているのか不思議だ。

【昭和天皇実録を読む】八木秀次・麗澤大教授(憲法・法思想史)政治問題化することを憂慮 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/141011/lif1410110063-n1.html
野党各党などの反対で、参拝自体が政治問題化することを憂慮されたためであることが、実録の記述から浮き彫りになった。

 どこをどう読めばそういう解釈が成り立つのか、もはや狂人である。 昭和天皇は合祀反対だから参拝しなかった、これだけ明確な事実をねじ曲げるとは、国家神道への毒されぶりがすごい。

 ヘイカーの主張を拾い上げして、労せずして紙面を作るのが産経であり、自前で記事を書くときは曖昧さで責任逃れな文章が目立つ。

【民主党代表選】長妻氏「『自虐史観』批判封じる」 討論会で発言 「情報制限で空気つくるのが戦争の反省」と矛盾も  - 産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/news/150108/plt1501080020-n1.html
「自虐史観」とする見解を批判した形だが、「言論の自由」の統制とも受け取れる

 「自虐史観」発言そのものが歴史修正主義に基づいたヘイトスピーチなのに、「言論の自由」を持ち出すとは片腹痛い。 慰安婦の問題にしても、どこの国でもあった問題だという論説と、朝日の誤報を以って存在を全否定する論説のダブルスタンダードを産経は敷く。 「自虐史観」は後者の解釈である。 前者ならば、自国の姿勢としては反省して然るべきで、同様の反省を他国にも求めていけばよい。
 おかげで昨今は「平和がいいね」と歌うだけで、「非国民」「平和ボケ」呼ばわり。 どっちが、言論の自由を圧迫しているのか。

中道政治

「細野氏は維新との合併主張」 民主・岡田氏が会話暴露
http://www.asahi.com/articles/ASH185S2YH18UTFK00F.html

やはり、堅実・実直な岡田さんが一枚上手。
 細野氏では軽々しさが抜け切れない。 岡田さんの歳から言えば、これが最後の代表戦だろう。 もうそんな頃合いかと思うと残念だ。 『みんな』はともかく、維新と手を組むはありえない。 あれだけ野合批判をされてまだ目が覚めない、それも若手が言うのだから嘆かわしい。 人気頼りの当選を維持するために、支持基盤を持たないせいで人と違う政策ばかりを主張するようでは、どうやって党をまとめるというのだ。 ベテラン議員が自民・維新からのレッテル攻撃に苦戦しているのを助けもせずに、あろうことか身内攻撃までする者さえいる。 細野氏はその点では比較的にまともに思えたが、担ぎ上げられて浮かれる体質に足元をすくわれる不安を覚える。 自民の売り言葉に買い言葉で誘い込まれて貧乏くじを引かされるワナにどっぷりハマるのだけは、勘弁して欲しい。 批判になっていない批判(例えば労組批判)にはむしろ居直るぐらいでよい。 改憲だって「今決めることではない」と言えばいいだけ。 民主党の明日が暗いのは、中道をそのままに主張できずにふらついてしまう一部若手議員のせいであろう。

2015年1月 8日 (木)

西川農相の問答無用

農相、知事面会を拒否 安倍政権「冷遇」際立つ - 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-237011-storytopic-3.html

とうとう『問答無用』が出た。
 「話せば分かる」と言った犬養毅首相は「問答無用」と言い捨てられて殺された。 これこそアンチ民主主義の極地である。 自由民主党が回顧・復古・歴史修正主義で目指しているのは実質的に専制封建党と呼べる代物。 お飾りにした君主の威光を傘に着て、新貴族階級と化した官僚が偽りの神聖政治をする、そんなのを究極の日本だとして夢見ている。
 県民の正当な代表である翁長知事の面会拒否を裏返せば、仲井眞前知事による自民党の手先ぶりが知れよう。 前知事の陳情ニュースは出来レースだったわけだ。 如何にも無所属ぶりをアピールして公平を謳ったところで、やったことは琉球民族懐柔のために送り込まれた公安スパイそのもの。 落選後の往生際の悪さも県民への愚弄を示している。

2015年1月 7日 (水)

乗せられる在日

わかりあえたら:不寛容時代に/4 居場所求め「嫌韓」 運動に幻滅、今は反「ヘイト」
http://mainichi.jp/shimen/news/20150105ddm041040063000c.html

右翼・ヤクザになぜ韓国人がいるのか、不思議だった。 
 今ならわかる。 日本の排他民族主義者の罵倒に恐怖し、彼らの味方側に付けばそれから逃れられると思っているのだろう。 でも、そんなのは弱さに付け込まれたまやかしに過ぎない。 倒錯した姿を見せつけられて、がっかりした日本人支援者もいることだろう。 が、諸悪の根源が脅しで思考を奪った日本人であり、そのことは差し引いておくべきと考える。

敵視は手を尽くしてから

わかりあえたら:不寛容時代に/1 住民、漠たる不安 住宅街の障害者ホーム建設 「暮らし壊される」、過熱した反対運動
http://mainichi.jp/shimen/news/20150101ddm041040040000c.html

なぜ、この医師は話し合いを持つ前に、反対運動に狂じたのか。
 ホーム建設を認めるか否かは、簡単には言えない。 まったく、問題が起こる可能性がないしっかりとした経営をしてくれるところもあれば、患者やその家族から金だけ巻き上げて薬漬けにするところもある。 入居基準にリスクをしっかり反映させるところもあれば、低額で誰かれ構わず大量に集めるところもある。 経営者がコロコロ変わられても困る。 だからこそ、どういう人が責任者なのか、会うべきだったはずだ。 ところが、恐怖心だけ先立って批判をしてしまった。
 私にも、電車の中で穏やかにマナーを守るようお願いしただけなのに、因縁付けられた・喧嘩をふっかけられたと思い込まれて、逆上された経験がある。 あるというか、最近は半分近くがそう。 リスクに対して段階を踏んだ適切な応対ができず、過剰反応する者が如何に多いか。 喧嘩慣れしていないのか、それとも罵倒で切り抜ける癖が付いているのか、いずれにしてもまともじゃない。
 これが、日本全体としても同様の傾向にあると見て間違いないだろう。 気に入らない事態が起きたからといって、過剰に敵視を煽る行為はビビリの裏返しである。 実際、震えながら罵倒してくる者もいた。 そこまでしてなぜ自分の非を認めないのか。 どうも『正義』はディベート能力で得るものだという間違った解釈があるように思える。 正義は時代や場所で替わるものではあることは認めるが、その時その場では固定されているものだ。 口のうまさで変わるものではない。

TV番組活用の良し悪し

May J.激白「幸せな1年」「バッシングは正直つらかった」
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/353162/

May J.、『紅白』でその他大勢扱い! 炎上歌姫に「さすがにかわいそう」の声
http://www.cyzowoman.com/2014/12/post_14570.html
紅白のアナ雪レリゴー、西川貴教が「May.J・本家・神田沙也加よりスゴい」と話題に
http://news.aol.jp/2015/01/01/tmrevolution/

事務所が問題なのだろう。
 露出を多くしたいばかりに、バラエティに出演させたせいで、逆に評判を落としてしまった。 一旦、バッシングがはじまると、言うに事欠いてやり過ぎるのが今の日本。 まだ、本当の事ならまだしも、不当評価レベルでは浮かばれない。
 松たか子と聴き比べて私なりの感想をいうと、劇中歌としては頼りげ無い声圧の松たか子の方がマッチしていると感じた。 ただ、それはあくまで映像と合わせた場合の話で、歌唱力ではMay J. の方が上で間違いないだろう。 サラ・オレイン(Sarah Àlainn)は個人的に鼻腔の響きが気に入らない(抜けが足りない)ので評価しない。 別に彼女の歌い方のせいではないのはわかっている。 好きな人には好きなのだろうが……。
 で、本家のイディナ・メンゼル(Idina Menzel)は、これは仕方ない。 映像も英語に合わせて作ってあるのだし、そうでなくてはディズニーの顔が立たない。 NHK紅白はひどいとは思うが、順番が逆だったらもっとひどいことになっていたと思える。
 ところで、生録の音声に対して、「息継ぎが大きい」と感想を書いたバカがいた。 こういう事を書くのは、スタジオやライブ録音のCDは編集されていることを知らないんだろう。 生放送では、息継ぎを消すことは不可能。 歌手がこれ見よがしにマイクを遠ざけ(フミヤとか見てればわかるはず)でもしなければ、消せない。 ダンスで動き回るAKB48とかは口パク必須だ。 ギターだって生では弦を引きずる。 そんな的ハズレな批判をするのは、芸能界に夢を見させ続けられている、お目出度い人だと言っておこう。 まあ、本当に歌が好きで自分で動いた人であるならば、一発で理解できることなのだが。 ということで、May J.の行く末は心配には及ばない。

信頼されていない日本

米 村山談話など継承の考え歓迎
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150107/t10014495501000.html

アメリカにここまで世話を焼かせる政権って信頼されていると言えるのか。
 そもそも安倍信者は、安倍首相の本心は逆にアンチ村山談話だと思っている。 その解釈はおそらく合っているだろう。 問題なのは、安倍首相の本心は彼の言葉通りだと思っている人の方である。 お人好しにも度が過ぎる。 選挙公約は守らないし、掲げていなかったことをするような人間に対し、まだ期待をしているというのであるから、あきれるばかり。 アメリカの今回の歓迎は、もしこの先で談話継承を違えることがあるならば、日本を支持しないということを意味している。 安倍信者は、そんなアメリカにももう一度対抗しうる軍備が必要だと考えていることは想像に難くない。 この時点で当の首相本人よりも過激な思想に染まっている。 兵站のない日本は長期戦では必ず負ける。 だから、核兵器を保持せよと。 人を説得するのに相手以上の武装をしなければ怖くてたまらない連中である。 一体、柔道や空手などの無手の精神はどこへ行ったのか。 軽々しく平和ボケと罵るものこそ、余計な敵ばかり作る平和ボケというものだろう。 軽々しく非国民だ反日だと同胞を罵るものこそ、守るべき日本のよさを理解していない。

地方壊死

1日1本、次はない 冬の北海道、列車で通う高校生
http://www.asahi.com/articles/ASH135CQPH13UTIL00Q.html

田舎でできる産業といえば、基本的には農業だろう。
 それに希望が持てないから、住みづらいと言われる首都圏でさえ誰も出て行こうとしない。 もう、税金は半分、共同住宅にならただで住まわせてやるから田舎に来てくれと言えばいいんだよ。 過疎地域での移動販売や不定期市も消費税無税でいいだろう。 特に東京は国家の中枢機関(許認可権限機関)が集中しているのだから、その役得分は経済規模に置き換えて地方に還元するべきだ。 数字に現れにくい不平等を日本の経済学者は計算しようとしないし、社会学者は数字を使わないから説得力がない。 社会インフラに見合った課税こそが、本当の平等じゃないのか。
 それと、地方発の文化衰退が気になる。 食えた上で生活余力があって初めて、芸のひとつでもひねり出せるというものだろうが。 生きていくだけの日常では、特に若い人は住みたいとは思わない。 生活保護ではなく、団体組織として労働雇用関係を結んで生活保障するぐらいじゃないと、農業希望者は減る一方。 新規者のための農業リクルートが確立していないのが問題。 そして、農業だけじゃない。

書店空白:新刊買えない332市町村 1日1店消滅の割合
http://mainichi.jp/select/news/20150106k0000m040112000c.html

うちの田舎は昔から本屋がない。 隣の市までいかないと買えない。 それでも昔は雑貨屋で週刊誌ぐらいは買えたが、今はコンビニ頼り。 隣の市も今やアーケード街は死んだ。 デパートのテナントぐらいでしか本を買えない。 買うとすれば、通販だろう。 しかし、試し読みができないから、とてもじゃないが高額な学術書の類は買えない。 また、潤うのは首都圏か海外の業者のみ。 もう、田舎の本屋ぐらい図書館が兼務すればいいんだよ。 民業圧迫? どこに民業がいるってんだ。 自治体しかやれないことが増えているのに遠慮や法規制ばかりで何もできていない。
 最初の通学ニュースだって、日本にはスクールバスを運行しているところなんか、ほとんどないだろう。 やれば、ただでさえ赤字の地方路線が潰れるって? そんな不便を強要しているから、自家用車だらけになり、さらに事態は悪化する。 路線バスも10年以上使っている古いディーゼルの大型バスのみ。 国が買い替えの補助ぐらい出せばいいのにといつも思う。 例え合法的であっても、富を一方的に奪っていれば、地勢バランスを欠いて全体に影響する。 もうそんなことを何十年も繰り返して限界が来ているのだ。

改憲後の運用責任

旧日本軍の偽札用紙見つかる 民間巻き込んだ製造裏付け
http://www.asahi.com/articles/ASGDS4RTHGDSULOB00J.html

一旦戦争が始まれば、何だってやるんだよ。
 今現在の間抜け議員どもは、管理コントロールできるから心配に及ばないと口にする。 そりゃ、あんた方はそうだろうさ。 だが、世代が変わればそんな責任感なんか放棄する。 戦争が始まれば、本来守っているものさえ忘れて戦闘する。 天皇だって廃嫡する。 それを防止するためのタガが憲法だというのに、未来も性善説で運用できると思って改憲しようとする。 その結果の暴走責任は、制定した議員はすでに死んでいる頃だろうから知ったことじゃないと来たもんだ。 危機意識を煽るまでならまだしも、歴史を修正したら同じミスを繰り返すだけだろう。

2015年1月 6日 (火)

文化介入

サザン「ピースとハイライト」は政権批判? 解釈で波紋
http://www.asahi.com/articles/ASH155SJLH15UTIL02G.html

サザンが反日だって?
 アホか。 あいつらはスリルを味わっているだけで、どこぞの政治賛同者ではない。 過剰反応を示す奴らをおちょくっているだけ。 歌詞だって、一方だけを批判する内容にはなっていないだろうが。
 むしろ、一方のみを賞賛してたら、それが例え政府見解に一致したとしても文化的には大NGだろう。 まず、芸能人による政治発言を過大評価する事自体に問題がある。 次に、翼賛発言以外をすべて反日認定するという排他思想にも辟易する。 反日と騒ぎまくる連中こそ、「和」的とは言い難いテリトリー狂いのエゴイストに見えて仕方がない。
 歌手が政治的に注目を集めるようになったそもそもの発端は、X-JAPAN であろう。 何をどう利用されるのか警戒心を持たない今どきの芸能界は、政府のプロパガンダに呑まれつつある。 政治家に靡くロックンローラーを愛でるバカ日本。 何処まで了見が狭いのだろうか。 自虐史観レッテルヘイカーの方が自縛主義というものだ。

>> 追記

サザン桑田 ラジオ謝罪【ほぼ全文】
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/01/18/0007668123.shtml

こんなもんでしょ。 政治批判の象徴になりたがるようなタマじゃない。 それを全力で叩くなんて、それこそみっともない。

国家的マルチ

“民主党=革マル”の陰謀論を叫んで大恥! 安倍首相は公安に洗脳されている!?
http://lite-ra.com/2015/01/post-758.html
「市民団体を名乗った請求者は、JR総連の献金実態を調べたかったのでしょう。しかし、開示請求から2カ月たっても違法性のある献金は出てこない。逆に、田城氏が事務所内の横領事件を自ら暴いて浄化させるきっかけになったという皮肉な結果になっている」

人は挫折を知れば反省するものである。 ところが、ある種の人は挫折をすると、自分の路線の強化が足りなかったせいだと思い、さらに先鋭化する。 『お友達内閣』として挫折したこの人は、たぶんこう思ったのであろう。 「お友達が足りなかった」と。
 お友達を作る手っ取り早い方法がある。 共通の敵を用意することだ。 だから、身近な人間をスパイや過激派や非国民呼ばわりして、面白おかしく叩くのである。 真実かどうかなんて関係なく、例え相手が無実でも有権者がそう思ってくれるだけでよい。 「国民は政治という娯楽に飢えている」といった感じに答える形で、罵倒するだけなのだ。 一旦、国民自身にもヘイトスピーチを口にさせることに成功すれば、同類意識を使って絡めとる。 イスラム過激派が人殺しに手を染めてしまった人の罪悪感を利用してさらなる罪を重ねるよう強要するのと原理的には大差ない。 マルチ商法(被害者を使って勧誘し加害者にもする)と同じと言ってよい。 この国家的な詐欺に気づかない国民に腹立たしさが増すばかりである。

萌えで媚びる嫌韓反中

安倍首相が嫌韓反中、在特会を持ち上げるヘイト出版社の本を大量購入!
http://lite-ra.com/2015/01/post-764.html

安倍首相は表向きは露骨な提携を示さないが、裏では素っ破乱っ破的な撹乱操作を沈黙で依頼する人だとわかる証拠だ。 書籍購入で経済的な支援をしていると考えられる。 おそらく買った書籍は誰に配るでもなくオクラ入りか、そのテの人にタダ同然で払い下げだろう。 こういう裏工作ばかりしているから、それが通用しない国際社会では実績が出せないと思われる。 万人に通用する正論と身軽な現実解を出すアメリカとの違いがここにある。

 どんな書籍かと思って見れば、表紙を見ただけで媚びる気満々の体裁を感じる。 「か弱い少女を守るんだ」的な前時代性丸出しの男性観・女性観。 そう、彼らの宣伝は常に性と結びつける傾向にある。 まさに宣伝の慰安婦活用。 こんな低俗な思考回路を持つ者がいつまでも政権側に居座り続けると、何度でも同じ誤ちを繰り返す。 ちなみに、欧米に比べて日本の性犯罪率は高い。 治安がよいのは性犯罪以外であって、勘違いしてはならない。

思考影響

トイレ使えない! 暴走族対策SA閉鎖で苦情
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150105/t10014461321000.html

一般常識では考えられない。
 三重県という地域性が生み出した現象ではないか。 「御上(神)には従うのが当たり前だ」という感覚が思考を狂わせている気がする。 ついて来られない者はおみくじ運がなかったと諦めろという感覚なのだろうか。 『切り捨て』を取り込んでいる思想自体に問題がある。

2015年1月 5日 (月)

自公の介護職価値観

介護職離れ、負の連鎖 低待遇・負担敬遠で職員減り…
http://www.asahi.com/articles/ASH145DZBH14ULFA00C.html

政治家の心の底では「介護なんてものは消極的な産業であって、身を持ち崩した貧乏人が受けるものだ」と思っているのではないか。
 「家計的にある一定水準を越えられないものはうじゃうじゃいるから、介護を家族に押し付けておけばいいんだ」ということなのだろう。 だが、都会では3LDK程度のマンション暮らしが当たり前で、そんな環境でどうやって二世帯家族が暮らせるというのか、聞きたいぐらいだ。 二世帯規模住宅の固定資産税を一番低く設定すれば、少しはマシな家族構成になるだろうか。 同一マンション内なら減税でもいいだろう。
 オリンピック準備や雇用創出事業のために税金の投入先を絞る。 これでは介護事業は成り立たない。 介護はインフラであって、時の政権が簡単に左右してよい問題ではないはずで、自営業者によって支持される公明党はそれを一番自覚していたのではないか。 買い物や食事の世話ぐらいなら、家族で十分だろう。 だが、排泄の面倒となると24時間付き添いとなり、到底1人では不可能だ。 この感覚がわからないのは、自身が介護経験がない議員どもばかりだからではないか。
 なぜ、高校生に介護経験を積ませないのか。 もちろん全員でなくて希望者のみでいいだろう。 特に医師や看護師を目指す者の中に、敬老の意味を理解できない子どもがいてはならないのだから、介護活動や救護活動を学んだ生徒には、わずかな入試加点を付けても不公平に当たるまい。
 機転の利かない、忌々しい偽の効率主義者が政治や行政を動かしていると感じられてならない。

2015年1月 4日 (日)

適正知らず

「プーチンはヒトラーと同じ」女王と真逆、政治にモノ言うチャールズ英皇太子に英国社会は困惑
http://www.sankei.com/premium/news/150104/prm1501040015-n1.html

粗忽者に限って居丈高。 古今東西問わず、同じだ。 具体的には、嫌いなものを何かに例えるときに適正範囲を越えてやり過ぎる。 つまり、詭弁使いということ。 適正をわかる頭がないから、振り子を目一杯傾けるしかないのだ。 そんな国民ばかりだからこういう為政者が出るのか、こういう為政者がいるから国民がそうなるのか。

2015年1月 2日 (金)

引きこもり国家

旧ソ連から帰国したがなじめず、2人が永住断念
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150101-OYT1T50078.html

この2人だけの話ではないだろう。
 日本に住むなら日本語だけで生活しろという暗黙の強制がまかり通っているようでは、ぜんぜん国際社会に門戸を開いているとは言い難い。 北海道には日本人経営のロシア語学校はないのか。 仕事で使うことも多いだろうに、そういった環境のそばに帰国者を置いてあげれば、寂しい思いもせずに済んだかもしれない。 北方領土を海外諸国に説明する人材がまるで足りないのも、国の無関心が原因ではないかと思える。 ロシア貿易は大した量ではないからかも知れないが、そもそも敵対国の極東都市を発展させたくないという消極的思考が垣間見える。 在日中国人のように在ロシア日本人をもっと増やすことで信頼関係を増さなければ、様々な好機を指を咥えてやり過ごすことになるだろう。

天皇の意志

天皇陛下が年頭の感想 「歴史を学ぶことが大切」
http://www.asahi.com/articles/ASGDY5Q85GDYUTIL01D.html
本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています。

天皇を支える人には2種類いる。
 天皇の意志を尊重して、如何なる場合でもその身を呈して守ろうとする人。 もう一つは、皇統としての天皇家の血筋を維持するために、敵となり得べき存在を排除する人である。
 今の時代は民主主義・国民主権であるから、1番目の方の拡大は心配に及ばない。 問題なのは2番目の方である。 天皇の意志に反してでもシステム維持に動こうとする。 太平洋戦争末期、天皇の敗戦宣言を妨害しようとしたのはもちろん、現代においても国家神道の普及のためならば天皇家に対して発言を封じようと試みる。 女性天皇についても、肝心な天皇家が政治に配慮して意志を示さないのに、旧宮家や神主が口を挟む。 皇太子については、言うに事欠いて「友達がいない」などと人格に問題があるかのような事を言うものも出る始末。 彼らにとっては、日本の行く末を心配する天皇の言葉より、ご都合よく政治利用できるカリスマの維持が大事ということに他ならない。 だ・か・ら、天皇の年頭のこの発言は、一部の政治家や宗教関係者に反感を買う覚悟で仰ったものと見える。 国民には声が届いたのであろうか。

>> 追記

(新ポリティカにっぽん)天皇陛下のご感想に思う
http://www.asahi.com/articles/ASH15544ZH15UEHF00S.html
 成田氏は、しかし、天皇と天皇制は区別すべきであって、昭和天皇は平和主義者だったとこんな話をした。
 「日米開戦の前、昭和天皇は陸海軍のトップを呼んで『米国に勝てるのか』と聞いた。陸軍は『3カ月で片づける』と答えた。昭和天皇は『中国と戦争を始めたとき1カ月で片付けると言ったのに4年たっても片付かないではないか』と反問、陸軍が『中国は奥地が広い』と言い抜けると昭和天皇は『太平洋はなお広い』と叱責(しっせき)、戦争準備より外交交渉を促した」

今、尖閣について中国と対話しようと言えばどうなるか。 大方、非国民と罵倒されるだろう。 では、天皇が言えばどうなるか。 天皇を非国民と罵ることはできない。 となると、天皇を病人に仕立てて、隔離するだろう。 それが、今、改憲して日本を守れと声高に叫ぶ連中の行く末である。 守るべき日本とは何かを知ることなく、狂気じみた未来が待っている。

狂った優先順位

戦争なんて ばかなこと 孤児の「パパ」、差別や貧困憂う
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015010102000113.html

米兵との混血児を引き取って育てるということが、どんなに大変なことか。
 戦争体験者にさえ『平和ボケ』となじることが如何に間違っているか。 そんなことさえ、わからなくなっている。 憲法より景気の方が大事なのか。 戦争が始まれば、景気どころではなかろうに。 優先順位が狂っているとしか言い様がない。

辛辣な真実

過ち繰り返さぬために 「火垂るの墓」高畑監督に聞く
http://www.kanaloco.jp/article/82281/cms_id/119041

2015.01.01 11:30:00

 いたいけなきょうだいの死から戦争の悲惨さを描いた不朽のアニメ映画「火垂るの墓」。監督を務めた高畑勲さん(79)は語る。「あれは反戦映画ではない」。戦後70年を迎え、いつか来た道へ向かう足音がその耳に届く。言葉が熱を帯びる。惨禍を嘆き悲しむのではなく、いまこそ自らの愚かしさに目を向けよ、と。

■愚かしさ省み歯止めを

 火垂るの墓は反戦映画と評されますが、反戦映画が戦争を起こさないため、止めるためのものであるなら、あの作品はそうした役には立たないのではないか。そう言うと大抵は驚かれますが。

 1988年公開。太平洋戦争末期、空襲で母と家を失った14歳の兄清太と4歳の妹節子の物語。食糧事情悪化につれ、身を寄せた親戚からうとましがられ、2人は防空壕(ごう)で暮らすようになる。周囲の大人も手を差し伸べることはなく食料が尽き、やがて命も尽きる。原作は野坂昭如さん。高畑さんは「人は悲惨な目に遭うと人情というものが働かなくなるということを伝える話だ」と語る。

 -原爆をテーマにした「はだしのゲン」もそうですが、日本では平和教育にアニメが用いられた。もちろん大きな意義があったが、こうした作品が反戦につながり得るかというと、私は懐疑的です。攻め込まれてひどい目に遭った経験をいくら伝えても、これからの戦争を止める力にはなりにくいのではないか。

 なぜか。為政者が次なる戦争を始める時は「そういう目に遭わないために戦争をするのだ」と言うに決まっているからです。自衛のための戦争だ、と。惨禍を繰り返したくないという切実な思いを利用し、感情に訴えかけてくる。

 -「戦争をしたとしても、あのような失敗はしない。われわれはもっと賢くやる。70年前とは時代が違う」とも言うでしょう。本当でしょうか。私たちは戦争中の人と比べて進歩したでしょうか。3・11で安全神話が崩れた後の原発をめぐる為政者の対応をみても、そうは思えません。成り行きでずるずるいくだけで、人々が仕方がないと諦めるところへいつの間にかもっていく。あの戦争の負け方と同じです。

 再び戦争をしないためには、あの戦争がどのように進んでいったかを学ばなければならないと思うのです。

 私が戦争中のことをどれだけ知っているかと聞かれれば、大したことはない。でも、安倍晋三首相よりは知っています。

 35年生まれ。岡山市で空襲に遭い、焼夷(しょうい)弾の雨の中、家族とはぐれながら辛くも逃げのびる。敗戦当時9歳。東大仏文科を出て東映動画入社。テレビシリーズ「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」などを演出し、宮崎駿さんとスタジオジブリ設立後は映画「おもひでぽろぽろ」「ホーホケキョとなりの山田くん」「かぐや姫の物語」などで監督を務めた。

 集団的自衛権の行使を認めるということは、海外では戦争ができない国だった日本が、どこでも戦争できるようになるということです。政府は「歯止めをかける」と言うが、あの戦争を知っている者にとっては信じられません。ひとたび戦争が始まれば歯止めなどかかるものではありません。

 そもそも日本人は戦前から米国が好きだった。ジャズや野球、映画といった文化に親しんでいた。その国と戦争をするとは誰も思わなかった。やっても勝てないと思っていた。

 ところが、真珠湾の奇襲作戦が成功して戦争になってしまったら、あとは日本が勝ってくれることだけを皆が願い始めた。それはそうでしょう。負けたら悲惨なことになるに決まっているんですから。

 息子の兵役を逃れさせたり、戦争に反対して逮捕されたりした人もいたが、ごく少数。始まってから反対の声を上げるのは難しい。いやいや戦争に協力させられたのだと思っている人も多いけれど、大多数が戦勝を祝うちょうちん行列に進んで参加した。非国民という言葉は、一般人が自分たちに同調しない一般人に向けて使った言葉です。

 

「空気を読む」と若者が言うでしょう。私はこの言葉を聞いて絶望的な気持ちになります。私たち日本人は昔と全然変わっていないんじゃないか、と。周りと協調することは良いことですが、この言葉は協調ではなくて同調を求めるものです。歩調を合わせることが絶対の価値になっている。

 日本人は昔から意見の対立を好まない。皆を仲間内にして、和気あいあいとして争いを避ける。寄り合いも全員一致主義で、どうしても駄目なら村八分にする。個を確立し、意見が異なっている人との違いを認め、その上でうまくやっていくという努力を好まない。議論を戦わせない。古くからあるこの体質によって日本は泥沼の戦争に踏み込んでいったのです。私はこれを「ズルズル体質」と呼んでいますが、「空気を読む」なんて聞くと、これからもそうなる危うさを感じずにはいられません。

 だからこそ憲法9条の存在が大事だと思うのです。これこそが「ズルズル体質」を食い止める最後の歯止めです。

 戦後の平和をつくってきたものは何かといえば、9条です。基地の負担を押し付けられている沖縄の犠牲を忘れてはなりませんが、米国が戦争を繰り返す中、9条のおかげで日本人は戦争で命を落とすことも人の命を奪うこともなかった。政権の手足を縛ってきたのです。

 これを完全にひっくり返すのが安倍政権です。それも憲法改正を国民に問うことなく、憲法解釈の変更という手法で、です。

 消費増税を先送りし、アベノミクスの是非を争点に据えた昨年暮れの総選挙で圧勝した自民党。安倍首相は集団的自衛権の行使容認に踏み切った昨夏の閣議決定を踏まえ、安全保障法制の整備にも「国民の信が得られた」と意欲をみせる。自衛隊法の改正などの審議が国会で始まる。

 隣国との対立が深まり、不穏になっているからといって不戦の理想の方を変えるのはどうかしています。9条を大事にしているということは、武力で解決するつもりはない、というメッセージになる。東アジアに戦争の記憶が残る中、戦争をしないというスタンスはイニシアチブになるはずです。「普通の国」なんかになる必要はない。ユニークな国であり続けるべきです。

 戦争ができる国になったら、必ず戦争をする国になってしまう。閣議決定で集団的自衛権の行使を認めることによって9条は突如、突破された。私たちはかつてない驚くべき危機に直面しているのではないでしょうか。

 あの戦争を知っている人なら分かる。戦争が始まる前、つまり、いまが大事です。始めてしまえば、私たちは流されてしまう。だから小さな歯止めではなく、絶対的な歯止めが必要なのです。それが9条だった。「最小限の武力行使」「戦争をやるとしてもうまくコントロールしてやる」なんて、そんな能力を私たち日本人が持っていると思わない方がいい。安倍首相だけが特別無自覚というわけではないと思います。私たちはこの70年で基本的な体質が変わることはなかったのです。

【神奈川新聞】

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「歯止めをかける」と言った人の後継者が歯止めをかけるとは限らない。
すべて無責任な言いっぱなし。 安倍氏も総理を辞めたら「後は知らん」と言うだろう。 それともより過激に進んだ場合、「そういうつもりじゃなかった」と言うだろうか。 まさかね。

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