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2015年1月24日 (土)

救出手段の無条件拡大はない

【産経抄】テロリストたちがのさばる世界を望まない 1月24日 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/news/150124/clm1501240003-n1.html

産経には、邦人救出のためになら何をしてもよいという論理で、盧溝橋事件(日中開戦)を引き起こした反省すらない。 歴史修正主義と言われる一例である。
 勝手に用足しに行った志村二等兵に相当するのが、現在捕縛中の2名ということになる。 政府だけではなくあらゆる機関からの警告を守らないスタンドプレイヤーの救出には、自ずと条件がつくのはやむを得ないだろう。 後藤氏はまだしも、残念ながら湯川氏の無謀ぶりは病的レベルであり、日本国籍保持者であることを最大限考慮しても、個人責任は免れがたい。
 ただ、精神疾患者と健常者の中間に位置する社会性未熟者に対するケアの不足が事件の背景にあるのだとすれば、行政府の反省も兼ねて救出のし甲斐も少しはあろうものだ。 が、現内閣がそんな殊勝なことを考えているとは思えない。

>> 追記

5

後藤氏が手に持つ紙にプリントアウトされているとされる真偽不明の湯川氏の処刑画像(一部加工済み)。

  • まず、この処刑場面自体が、画像合成されている可能性がある。
  • 次に、後藤氏は白紙を持たされて、画像合成されていた可能性がある。

残忍性もさることながら、まだ生きている人をあきらめさせる手段だとしたら、これは犯人側の思う壺になるので、むやみに公開できない。 音声動画も家族の名前が入っていてはそのまま引用できない。 その辺りに対処した動画は字幕付きで朝日に掲載されている。

新たな動画、女性囚人の釈放要求 男性の声でメッセージ
http://www.asahi.com/articles/ASH1T0458H1SUHBI02K.html

産経の主張するような武力救出を最初から前提としていたら、人質交換という条件を引き出せなかったのは間違いない。 今回の事件が今後どうなるのか予断を許さないが、少なくとも日本政府にとっては、イスラム国が活動するシリアへの安易な渡航を国民へ警告できたことに意義があったと考えられる。 そのための宣伝代と考えれば、彼らの救出に骨を折ることも悪くはないだろう。

「お前の顔が見たい」日本←→イスラム国…ネット上で挑発合戦
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/150123/evt15012313500017-n1.html
従来の国家間戦争や内戦と異なる新たな事態に、専門家は「人質の命がかかっている中、相手を揶揄(やゆ)するような安易な投稿は思わぬ事態を招きかねない」と警告している。

片や神をも嘲笑する低俗性
片や神の名を騙る欺瞞性

俗とは、人の谷と書く。 地獄の入口でたむろうようなものだ。
信仰に一縷の望みを託して生きている人に、それさえ断てということは死ねということ。
少なくとも、批判する側が代わりの救済手段(信仰)を用意してなければつり合わない。

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