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2015年2月13日 (金)

ギリシャデフォルト後の見通し

ギリシャ1月税収、計画を23%下回る
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM13H06_T10C15A2000000/

軽口を叩いて期待させるから、こういうことになる。 他国なら大口を叩かれたところで、国民はこんな話に乗っかりはしない。 このような国では政府が機能停止したら、一気に治安は悪化する。

ギリシャは3月初めにも資金不足に陥る恐れ
http://jp.wsj.com/articles/SB12052756172436844285404580446600623234776
ドイツはギリシャに戦争賠償金を払うべきなのか
http://jp.wsj.com/articles/SB11815783148186973545804580452903571376626
ギリシャの急進左派連合(SYRIZA)政権は、ドイツのギリシャに対する借りは1500億ユーロ(約20兆円)に上ると主張しているが、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの経済歴史学者アルブレヒト・リッチュル氏が国内総生産(GDP)を用いた推定では、実際の数字は110億~130億ユーロと、10分の1以下になる。

確かにドイツにとって負い目は感じるところなのだろうが、今それを返したところでドブに捨てるようなものである。

本当のギリシャ人気質 : 小松成美のアテネ五輪リポート
http://athens.exblog.jp/118714/
各国いまどき報告 ギリシャ人の働きぶり
http://www.e384.com/imadoki/06greece/greece_22.html

 EU圏の人ならば、ギリシャ人気質をよく知っていよう。 その場しのぎのでまかせの嘘をつき、利己主義が強すぎて非効率社会の改善が進まない。 『お国柄』なんて言葉で存大な振る舞いを正当化できる時代は終わった。 もはや、破綻させた上で暴言を吐く息の根を止めるしかないように思える。 ただ、その際にもギリシャ人自身による再建は期待できない。 EUでは一体どういう統治を思い描いているのだろうか。

 第一義的には財政赤字を隠蔽してEUに加盟したギリシャに非があり、問題解決方法として武力に訴えれば袋叩きに合うだけ。 実質的に反省無き間はデフォルトしようがしまいが、国富は流出し人口は減り国際発言力は低下し続けるのではないか。 赤字体質が変わらない限り、とりあえず国家規模を減らすしかないからだ。 資産価値が下がりきったところで、他国資本が入り半植民地化すると思われる。 そこでギリシャ人が半強制的に勤勉さを取り戻せば……もとい、初めて身に付ければ、生まれ変われるのかもしれない。

 問題は第2のギリシャ危機がユーロ通貨危機を再来させるかどうかだ。 前回と違って、実態をつかめずに憶測が飛び交うことはない。 対GDP比3.7%とされていた財政赤字が実際には13.6%だと判明し、2010年の段階で約3300億ユーロの債務残高となり、それまで年約1割のペースで増加していた。 これに対し、総額2400億ユーロ(約32兆円≒日本の国家予算の約1/3、IMF分を含む)もの貸与を行ってきたが、デフォルトで消えることになる。 これだけ面倒みてやったのに立ち直れないのだから、見放すのも当然だろう。 EU人口は7.4億人なので、一人あたり324ユーロ(4.3万円、概算のためIMF分を含む)程度の減損となる。 個人・投資会社ではすでにギリシャ国債を手放している人がほとんど(2014年時点で個人保有率12%)なので、前のギリシャ危機ほどにはインパクトはない。 デフォルト時に騒ぐのは、空売り屋ではないかと思うのだが、それに投資家が乗せられてしまうかどうかは別の問題。

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