« 実名とガセの引用問題 | トップページ | ダイナミズムの再配分 »

2015年2月 8日 (日)

読売の世論誘導

内閣支持上昇58%、人質対応を評価…読売調査 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150207-OYT1T50099.html
イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件を巡る政府の対応が「適切だった」と思う人は55%で、「そうは思わない」の32%を上回った。

なんだこりゃ。 世論調査という名の世論誘導か。
 この内容では事件後の対応を問うものに聞こえ、事件の原因に言及していない。 「支援金拠出目的を『イスラム国対策』とした発言は適切であったか」となぜズバリ聞かないのであろうか? そもそも、政府の事件対応と内閣支持率は同じなのか?

危険地域のテロ被害「責任は本人にある」83% : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150207-OYT1T50100.html

湯川氏、後藤氏を念頭に答えた人はほとんどだろう。
 私でも戻れないと考える状況ではこう答えるしか無い。 だが、イスラム国の実態を知るのに彼らの宣伝に任せる行為は、連合国側の自殺に等しい。 情報が欲しければスパイを送り込めばいいじゃないかという人がいるかもしれない。 それは100%不可能だ。 イスラム国は過去の英米戦略を研究し、指南書を作り上げている。 その中身で特に注意を払ってページを割いているのがセキュリティ対策である。 何度と無く踏み絵を踏ませることでスパイを見極める。 つまり、入境してすぐ自分の手で『殺せ』と命じられる。

 ではどうするのか。 ハッキリ書くと日本人の多くは市民を含めて根絶やしにすればいいと考えているのではないか。 これは、広島・長崎の原爆投下、東京大空襲で一般市民が大量に殺されたことに抗議してきた姿勢とは明らかに矛盾する。 リスク回避のためには大量殺戮を受け入れようという姿勢に集団心理が転じている可能性がある。 国内でも安易な人殺しが流行るのは、そういう社会風潮が原因のひとつなのではないか。 結局、我々は報道記者の現地取材に頼らざるを得ない。 アンケートを取るなら、「報道記者の危険地域での取材を禁止するべきか」と聞けばよい。 それこそ読売にとっては自殺行為だろうが。

« 実名とガセの引用問題 | トップページ | ダイナミズムの再配分 »

報道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 実名とガセの引用問題 | トップページ | ダイナミズムの再配分 »