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2015年2月17日 (火)

事なかれ人の経済予測

市場が高をくくるギリシャ問題、他欧州国への「伝染」にリスク | Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0LL0EW20150217

なんだろう……ロイターはこんな論調の記事ばかりで不安を煽っている。
 ユーロ離脱はないなどと言っているアナリストは職業替えをしたらどうか。 国家年間予算の2/3に相当する資金を貸してもらってなお立ち直れないようでは、潰れろと言われるのが当然。 少なくとも赤字が止まれば助けもするが、今目に映るのは最後の悪あがき。 赤字企業に例えるなら銀行だって返さなくてもいいから破綻処理しろと最後通牒を突きつけるレベル。
 ギリシャが破綻したところで、スペイン、ポルトガルが続くかと言えば No だろう。 ギリシャがゴネ得出来るかどうかは眺めているだろうが、そんな甘い結果にはならない。 破綻国家はアルゼンチンなど先例はある。 2400億ユーロが消えてしまったところでEUは破綻しない。 手切れ金と言おうか、救済チャンスを与える義理は果たしたと考えている。
 ギリシャがロシアと引っ付くかもしれないと心配する向きも報じられるが、今のギリシャは底なし。 支援できるものならして見せなよと他のEU国は思っている。 ロシアも経済的に楽な状況ではないのだから、仲間を増やしたいがためとはいえ、道楽息子にお小遣いをあげ続けられるわけはない。
 「EU人は予見不可能なことは好まないに決まっている」といった説は、EU人の感情を知らずに事なかれ主義の国で経済予測ばかりしているからではないか。 私はもうハードランディングは回避不能だと見ている。

>> 追記

ECB、ギリシャの銀行に緊急流動性50億ユーロ上積み | Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0LG26R20150212
ギリシャの銀行が追加の緊急資金を要請、預金流出で-関係者 - Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NJX9MM6JTSEU01.html
救済プログラム延長をめぐるギリシャとユーロ圏の債権者側との協議が16日に物別れに終わった後に、預金流出が加速した。
ストゥルナラス総裁は18日にフランクフルトで他の欧州中央銀行(ECB)政策委員らと会合するが、承認済みの緊急流動性支援(ELA)は底を突きつつあるという。

一週間で50億ユーロ(6800億円)使いきっちゃったの!?

>> 追記2

ECB、683億ユーロのギリシャ銀向け緊急流動性支援を承認=関係筋 | Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0LM21S20150218

協議締め切りの20日までもたなかったってことかいな。 この再追加分33億ユーロもドブ。

(2年半前の記事)
ECB、ギリシャ中銀による緊急流動性支援の担保上限引き上げ、当面のデフォルト回避=ウェルト紙
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK817296820120805

2012年8月の時点でELA上限が30億ユーロだったのに、ずるずると来て今や683億ユーロ。 なぜ、どんどん銀行預金が減るのかというと、お隣りのキプロスの選択的デフォルトのときに預金税が課せられたのを知っているから。

キプロスへの金融支援と預金封鎖は、欧州経済に影響があるのか?
http://diamond.jp/articles/-/33470

選択的デフォルトを起こしてもELAは供給可能だとされるが、その際は担保に当該国の国債はもう使えず、各銀行は代わりの何かを差し出すことになるらしい。 担保審査に手間取らないものじゃなきゃダメだろうから限定的。 無条件デフォルトの場合は……。 キプロスもアルゼンチンも選択的デフォルトなので、ギリシャの前例にならない。 どうなることやら。

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