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2015年2月24日 (火)

グレグジットより怖いもの

ギリシャ、改革リスト提出24日に延期
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK24H0F_U5A220C1000000/
ユーロ圏当局者は「提出物の内容はサプライズにはならない」と述べた

ギリシャ政府、改革案の提出を延期 支援延長の条件
http://www.afpbb.com/articles/-/3040555
この改革案には、今年1月の選挙で圧倒的勝利を収めた急進左派連合(SYRIZA)のアレクシス・ツィプラス(Alexis Tsipras)首相が選挙前に掲げていたあらゆる公約が含まれるという

十分(悪い意味で)サプライズだろう。

ギリシャ、改革案提出へ 富裕層への増税探る
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM23H85_T20C15A2FF8000/
取り締まり強化で、年内に20億~25億ユーロの歳入増を見込む計画

20億~25億ユーロ(2700億~3300億円)って……しかも、これを毎年だって!?
これが如何に無謀か。 日本でさえ摘発は年150億円前後。

2013年度査察の脱税総額は約145億円と低水準 - ゼイタックス
http://www.taxcom.co.jp/snews/top/publish.cgi?news_src=1425&cat_src=tax&enc=utf-8

 すべてにおいて、根拠の無い見通しを出しては指摘の繰り返し。 落第寸前のデキの悪い学生のレポートの面倒を見てやっているようなもの。 ギリシャ税務当局に富裕層の脱税スパイが潜り込んでいると見るのは当然。 その改革が一朝一夕にできるはずもない。
 よくデフォルトで一番困るのは国民だと指摘されるが、真っ先に救われるのも国民である。 富裕層の既得権益を根こそぎ再分配するには、デフォルトこそが効果的。 ドイツとギリシャの財相どうしは仲が悪いなどと筋立てる記者もいるが、むしろ土壇場での中途半端な遠慮で混迷を深めている。

  • グレグジット(Grexit = Greek exit)ギリシャのユーロ圏離脱
  • グレキシデント(Grexident = accidental Greek exit)ギリシャのユーロ圏からの突発的離脱

といった予測不能に怯えているみたいだが、最後まで歩詰めの手を緩めないことこそが、慈悲というもの。 本当に怖いのは、ドイツ離脱の方。 ギリシャ救済に失敗した責任にネオナチが付け込んでくると、世界は一気に不安定化する。 対処の優先順位をよく考えるべきだろう。

>> 追記

[FT]ギリシャと合意しても修復できないユーロの欠陥
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO83602110U5A220C1000000/

筆者はFinancial Times のチーフらしいが、なんというか、人見知りする英国人という感じが漂う。 イギリスはEU加盟国でありながらユーロを導入していない。 今はその采配に自信を深めているところだろう。 よくユーロ圏外の論者から聞く話に、ギリシャにイタリアやポルトガル、スペインが続くとする説がある。 それはないと私は思う。 理由は単純にギリシャほど非合理的でもなければ利己的でもないからだ。 遊びすぎというのは確かだろうが、労苦を厭うわけではない。 政治視点も大事だがそれ以前に国民性も知るべきだろう。

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