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2019年4月16日 (火)

宗教施設の公共遺産化の危険性

CNN.co.jp : 仏大統領、「大聖堂再建」を宣言 国際的な募金活動立ち上げへ
https://www.cnn.co.jp/world/35135822.html

宗教施設を公共遺産認定する際に、将来の損壊の修繕保証までしていると言えるのだろうか。 実際のところは、かなり曖昧だ。 遺産に人為的に手を加えた場合、遺産認定を取り消されることもすでに起きている。

そもそも宗教は、現代人を含む人類(あるいは生物全体)の救済を目的としているはず。 過去に権勢を誇った宗教・宗派の他に現代に有力な他の選択肢がある場合、旧宗教をあえて助けないという事態もありうると思う。 その判断を国家が適切に行えるだろうか。 修繕キャンペーンを張ろうとして勢いが付き過ぎて国粋主義・民族主義に利用される懸念もある。

さらにそもそもだが、災害を呼び寄せてしまう宗教に、国や人類の救済ができるのかという議論もあろう。 自分の未来にさえ明るくない者が他人の人生に口出しできようもない。 やはり、公共性や文化財という観点から逸脱してまで援助をすべきではないし、その範囲であるなら援助すべきと思える。 つまるところ、宗教施設の再建は自助努力がメインであるべきというところが妥当だろう。

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