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2019年4月20日 (土)

守旧派による議論つぶし

秋篠宮さま、高齢で即位は「できない」 タブーの辞退論 [令和]:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM4N5FF4M4NUTIL013.html

 天皇家の発言にいちいちいちゃもんつけるのは大概保守派というか守旧派。 連中は合理的建設的な議論まで懸念があると言っては否定ばかりで、法整備を怠るなまけ者。 にっちもさっちもいかなくなってから慌ててギリギリな対処をするればしのげると思っているみたいだが、切羽詰まってやれば色々漏れが出てろくなことがないのは、みんな経験済みだろう。 よくある天皇への誤解に、天皇は保守の親分だとか、そうあるべきだという考えがある。 これは天皇家にとって本当に迷惑だと思う。 天皇を慕っているようで、実のところ天皇の身に重いルールを課して行動を制限しようって腹が見え隠れする。

 天皇の信仰についても時代遅れの曖昧な状態。 政府が決めた宗教(現在は神道)に天皇が合わせるのが正しいあり方なのか、天皇が私的に信仰する宗教(現在は神道)に政府が費用を出すのが正しいのか。 明治以降に薩長藩閥政府と儒学者・国学者によってゆがめられた天皇家の信仰を、伝統だと思い込まされている人は多い、というかほとんどではないか。 世界の宗教は国家の枠を超えて平和を実現しようとしているのに、日本は国家の枠に閉じこもって「それぞれの国が自国の宗教を大切にすればよい」と、なんだか如何にも未開文化・鎖国民の言いそうな発想。 そのくせ原爆を投下されてたから、不戦憲法を持っているから、平和国家だと主張するんだから、被害者面の理念なきナルシストに見えてもおかしくない。 宗教とは国家の枠を超えるものだし、国家がそれに関与するなら、世界に向けて布教するにふさわしいものでなければならない。 その度胸も覚悟もないまま、身内にだけ聞こえる声で「国内の伝統維持こそが正義だ」と小声で吹き込んでいるのは、人間の器が小さい。

>>追記

「天皇は内閣の奴隷と化する」 退位の道求めた皇族 [令和]:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM3Y0F0DM3XUTIL06Y.html

 天皇制はある意味、日本という国が一家族を育てられるかという壮大な実験みたいなものだろう。 これを根絶やしにしてしまったら、世界の笑いもの。 象徴一家族さえ養いない国家が国民を維持できるわけがない。 戦後直後、公務員が闇米に手を出さなかったばかりにばかりに栄養失調で死ぬという事件があった。 国の言うことを遵守したばかりに殺されたと報道は書き立てた。 これと同様のことが天皇家に起こるなら、日本国民は国の言うことを聞くだろうか。 物事の優先順位を間違え、詭弁を使って皇室典範の改革を拒めば、滅びの鬼を呼び寄せるのは必定。 血統が途絶えてから、皇位継承範囲を法的に増やして譲位させるなどという失態があれば、吹けば飛ぶような扱いの皇位そのものに国民の心は離反しかねない。 大事を慮って伝統に遠慮が過ぎれば手遅れになる。

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