文化・芸術

2019年4月16日 (火)

宗教施設の公共遺産化の危険性

CNN.co.jp : 仏大統領、「大聖堂再建」を宣言 国際的な募金活動立ち上げへ
https://www.cnn.co.jp/world/35135822.html

宗教施設を公共遺産認定する際に、将来の損壊の修繕保証までしていると言えるのだろうか。 実際のところは、かなり曖昧だ。 遺産に人為的に手を加えた場合、遺産認定を取り消されることもすでに起きている。

そもそも宗教は、現代人を含む人類(あるいは生物全体)の救済を目的としているはず。 過去に権勢を誇った宗教・宗派の他に現代に有力な他の選択肢がある場合、旧宗教をあえて助けないという事態もありうると思う。 その判断を国家が適切に行えるだろうか。 修繕キャンペーンを張ろうとして勢いが付き過ぎて国粋主義・民族主義に利用される懸念もある。

さらにそもそもだが、災害を呼び寄せてしまう宗教に、国や人類の救済ができるのかという議論もあろう。 自分の未来にさえ明るくない者が他人の人生に口出しできようもない。 やはり、公共性や文化財という観点から逸脱してまで援助をすべきではないし、その範囲であるなら援助すべきと思える。 つまるところ、宗教施設の再建は自助努力がメインであるべきというところが妥当だろう。

2019年3月 7日 (木)

現実感の大切さ

くまモン、クマじゃないのに…中国では正式に「熊」に:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASM375FYBM37TLVB00C.html

中国語圏では「熊本熊」という非公式の愛称がつき、定着していった。
熊本県は、くまモンは「クマではなく男の子」という設定がある

 『設定だ』 ということで、不整合や不可解や理不尽が覆われるのは製作者サイドの都合に過ぎない。 それをわかった上で、ストライクウィッチーズは 「パンツじゃないもん」 と虚勢を張ったわけだが、ご存知の通り自衛隊がそれを募集広告でやって叩かれた。 くまモンも熊じゃないと言い張るならそれなりの根拠を示さなくてはならない。 ただ 「設定だから」 というのはストライクウィッチーズの二番煎じだろう。

以下、脱線。
主人公補正 (しゅじんこうほせい)とは【ピクシブ百科事典】
https://dic.pixiv.net/a/%E4%B8%BB%E4%BA%BA%E5%85%AC%E8%A3%9C%E6%AD%A3
 俗に 『主人公補正』 という設定もよく聞く。 どんな困難な目に遭っても主人公なら生き残ると見え透いているのを揶揄した言葉。 これも設定だからということで、ごり押しすると白けてしまう。 応援のし甲斐もあったもんじゃない。 ゲームでは、プレイヤー側の熟練度に合わせてギリギリ感や切迫感を演出するものがある。 ただそれも演出があると感じとれてしまうと、プレイのモチベーションを下げてしまうし、何より誤魔化しのきかないPvPでは、ソロプレイ時との落差が身に染みてしまう。 つまりは、何の根拠も持たせない設定はNGだし、過剰な演出を伴う設定もNGだということだ。 人はあまりに現実離れしたものは受け入れない。

2019年2月15日 (金)

著作権強化で物欲が蔓延する未来

スクショNG、影響は?ブログ・ツイッターにも違法の罠:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASM2F5VTYM2FUCVL01V.html

著作権侵害、スクショもNG 「全面的に違法」方針決定:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASM2D6F8NM2DUCVL03V.html

 『絶対正義』 で鬼の首でも取れるつもりで厳格法を打ち立てようとするバカ政治家ども。 既得権益者が主張する権利が一体何でできたものかも知らずに全面保護しようとする、おかしさ。 小説一つとっても、作者がタダ同然で家族や一般社会から教わった多くの知識を元に構成されているものだろうが。 マンガにしても、記号化された表現は歴史的に多くの漫画家が積み重ねてきたものだ。 それをさも自分が創始者かのように振る舞うのは強欲以外の何者でもない。 そして、作者がそんなことまで保護して欲しいとは思ってもいないのに、版権ビジネスを広く展開するつもりで法制強化しようと企む政治家・官僚・一部有識者の浅ましさよ。
 また、PRとして広く眺めてもらう予告編などについて、アメリカはとてもコピーに寛大だ。 対して日本はPR動画・画像も金になると思って課金・保護対象にする。 おかげで日本映画の配給はハリウッドに遠く及ばない。 そもそもなぜ金になるのか・するのか。 収集家に対して無闇やたらと版権物コンプリートを煽る社会構造は社会病巣とも言える。 本来、そこまで好きなら、収集するより自分が造り手に回るのが有り得べき姿だろう。 下手に金を吐き出させようとし、そしてそれに答えてしまう度を越した物欲主義は、経済だけでなく人材的な循環を壊し、いずれ国家を滅ぼす。

2019年1月 9日 (水)

沖縄に国会を

ローラ発言にクルーニー重ね 坂本龍一さんのカナリア論 - 沖縄:朝日新聞

そんなに原発や基地が必要だというなら、東京に造ってはどうでしょう。それでも国家は田舎のほうに押しつけようとする。「臭いものは遠くに」という発想が根底にあると思うのです。
 日本では広告・放送会社を通して芸能界へ流れる政府の資金が、多くの芸人を餌付けさせているんでしょうよ。 芸能界のヒエラルキーでも裾野の方が広いから、坂本氏と違って食えない連中はいっぱいいる。 口をつぐむだけならまだしも、犬になったことを平然と正当化するからね。 食べていけてる芸能人でも、昔に世話になった記憶を恩として刻み込まれて、手名付けられている。 命の安全、生活の安定を脅かされない状態でなければ、人間は人らしくなれないのだと改めて思う。 だからこそ、生活を牛耳られてしまった芸能人は見た目の革新ぶりとは真逆に保守化する。 本人はそれを“ゲンジツテキ思考”だと言い張るのだろう。
 東京に原発やら米軍基地を置くのは現実的じゃないという考えは、端的に言って“エゴ”である。 つまるところ、東京にという土地への執着・テリトリー意識の権化に過ぎない。 東京はそれを何だかんだと正当化して誤魔化す“ウソツキ”どもの巣。 何のことはない、明治以前では、それが京都であって、東京へ移ってきただけのこと。 首都移転を考えるならば、東京とは協議するに能わず、モノを言わせない覚悟で進めるべきだと思う。 他の地方も、もちっと沖縄の自立精神を見習った方がよいのかもしれない。 いっそのこと、沖縄に国会を持っていったらどうか。

2019年1月 4日 (金)

感動・共感・奇跡の蔓延

感情が政権と一体化、近代に失敗しすぎた日本 大塚英志:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASLDP3WDFLDPUCVL00R.html

本当にその共鳴は力量ある個のボトムアップによるものなのか。
ババを最後に引かぬよう避けてうまい汁を吸う計算高さに遊んではいるつもりが、実は演出された一体感にまんまと思慮の浅さを弄ばれていたということがあるのかもしれない。 それが少数側なら割を食うのは自分らだと目に見えているが、ターニングポイントを超えて多数側まで急増させられたら、クーデターのようにデフォルト地位は逆転してしまう。 結果が見えなくても、とりあえず現状打破を叫んで行動を執ろうとするのは、個では許されても集団では薄ら寒い。 感動がバーチャル上にしかない時代、借り物でもよいから現実で体感したいという欲がそうさせるのだろうか。

18歳の「号泣」だけ狙った音楽番組 共感、想定超えた:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASLDD4F6BLDDPTFC007.html
【18祭】WANIMAと1000人の18歳、奇跡のステージ - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=xmRDwgzA2a0

2018年12月11日 (火)

小説家に未来を聞くな

「死ぬ人は死んで」と言える若者が日本社会を救う~小説家・真山仁氏が初のエッセイにかけた思い
https://blogos.com/article/341503/

この記事を読んで、「その通りだ」と思った人は、間違いなくデマに扇動されたり、詐欺に引っかかる人だろう。 真山氏はトレンディーな過激な言葉を散りばめているが、一体誰の何を指して言っているのか、具体的なことはすべてボカしている。 他から記事内容に噛みつかれても、逃げられるように逃げのドアを開いているということ。 中身なんて無いこんな小説(空想)に賛同も反対もあるわけがない。 タイトルの「死ぬ人」ってどんな人かにも触れていない。 にもかかわらず、合点がいっちゃった人ほど危ないというものだろう。 せいぜい、小説の虜だけで人生を終えてくれ。

2015年2月10日 (火)

英米に有って日本に無い歌

YouTube再生回数5億超え!世界が驚愕する美少女ダンサー・マディーとは
http://www.oricon.co.jp/special/47660/

 ニュースは11歳のダンサーの方に釘付けのようだが、ここでは歌の方に注目したい。 この Sia の曲 "Chandelier" は水商売女の後悔の日常を歌ったもの。 このような社会の底辺を取り上げる数々の歌が英米にはある(注:Siaはオーストラリア出身)。
 対して日本で発表される歌の多くは、社会の底辺を封殺した歌が多い。 現実感の薄いアイドルやアニメ歌謡をはじめ、恋愛ものバラードなど喜怒哀楽を歌えど、居た堪れない生活苦を感じさせないように避けている。 それは、かつて演歌歌謡からの脱却を図るときに、意図的に音楽業界が仕組んだフィルターではなかったかと私は思っている。 だが、未だにそれを引きずって、曲の嗜好に手を加えているのだとすれば、もういい加減止める頃合いだろう。
 アメリカは社会の底辺から抜け出して脚光を浴びる存在になることを、アメリカンドリームとして珍重する。 しかし、それはアメリカだけの思想ではない。 古くは泥の中から花咲かせる蓮華に例えられるような救済思想がある。 そういう再生の不思議を本当に苦しんでいる人の声が持つ歌の力で聞きたいものだ。

2014年12月25日 (木)

イベント詐欺(祭編)

東京の街をサンタで埋め尽くすはずだった「サンタクロースミュージックフェス」、事前の告知イメージと内容があまりにも違いすぎて炎上中 - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1412/24/news157.html
サンタクロースミュージックフェス
http://koifes.jp/party/201412/21_01/

クリスマスをバカ騒ぎで祝いたがるのはアメリカ人と日本人ぐらい。 メディア主催じゃあるまいし(3,500円払っても当然タレントは来ない)、凡人がコスプレして集まったところで、何ができるのか。 若くしてこういう一発屋に引っかかる人の晩年を思うと、尻拭いをさせられる警察がかわいそうである。

主催していたのはここ↓

フェス・パーティー・街コン公式サイトなら恋フェス
http://koifes.jp/
コラボレーションジャパン株式会社
238-0042 神奈川県横須賀市汐入町5-12
tel03-6416-0629
Email info@fescon.jp

Domain Information: [ドメイン情報]
[Domain Name]                   KOIFES.JP
[登録者名]                      株式会社ボンマルシェ
[Registrant]                    bonmarche

ボンマルシェ
http://lebon.jp/corporate/
会社名     株式会社ボンマルシェ
電話番号     03-6868-3865
設立     2010年8月
資本金     333万円
役員     代表取締役 堀江 陽平
従業員数     10名
所在地     〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町7-13 宍戸ビル2F

なぜか、代表者の連絡先のメールアドレスのドメインが上記と違って
fescon.jp だったり
lparty.jp だったりするわけだが
松山和幸 という人物が管理者となっている。

松山 和幸
https://www.facebook.com/profile.php?id=100004909188174
勤務先:ミスタードーナツ
東京都渋谷区在住
東京都世田谷区出身

>> 追記

コラボレーションジャパン株式会社がダミー会社だと見破れない程度の人はネット閲覧をすぐ中止して信頼できる現実の友人を作られることをお勧めします。

>> 追記

素性を隠して妙ちきりんなコメントを残す人がいますが関係者でしょうか。 だとしたら、にこじつけ的な言いがかりで解決を図ろうとする人という事になります。 後ろ暗いことばかりやっていると反省の仕方も忘れるのかも知れません。 関係者でなければ、わざわざ自分に無関係なことで嫌われるような突っ込みを入れてくる奇特な方でしょうか。 人を動かすのに正直が一番だということは古今東西変わりはないはずなのですがね。

2014年12月12日 (金)

映画を作ることの意味

菅原文太さんに「映画を作ることに意味はない」と告げられた 細田守監督最新作『バケモノの子』発表記者会見をリポート
http://www.famitsu.com/news/201412/11067670.html

映画に限らないけど、何かを伝えたくて製作しても、すぐに目新しさを求めて逆の概念となる別作品を生ませてしまう。 堂々巡りを繰り返しているだけで、人や社会としての成長に貢献しているのかという問いかけのように思う。 普遍的な何かを残そうと思ったら、言葉だけではないもっと地に足をつけた何かだろうという想いがあったのではないか。 何が正しいかなんて、その時代に生きた人でないとわからないこともあるし、その壁は否定しがたいほど大きい。

2014年11月 1日 (土)

功利主義会社の公益活動

国会図書館蔵の古書、電子書籍で販売…アマゾン
http://www.yomiuri.co.jp/it/20141029-OYT1T50124.html

功利主義を批判されるアマゾンだが、これに匹敵できる存在が日本にない。
 規模は仕方ないとしても、社会貢献を含む活動をしたがらないというのは問題である。 それは、日本には十分な収入を得たならば寄付をするという習慣がまだ根付いていないことと関係があるのかも。 赤字にならない程度に利益を度外視しても、きっと大勢の人が喜んでくれると思われることをしたり、その環境を整備することは大事だろう。
 ところで、Kindle Voyage を予約した。 300dpiつまり推定解像度が1080x1440らしいので、高品位フォントで50字/行を実現できそうというのが理由である。 やはり、紙以下では手が出なかったが、ようやくここまで来たかという気持ち。 すぐに陳腐化しそうなのは覚悟の上だが……。