経済・政治・国際

2019年4月27日 (土)

ネット限定層

しぼむ安倍首相への期待 でも「ネット限定層」は高支持:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM4S674DM4SUZPS005.html
 「ネット限定層」は、どんな人たちなのか。30代以下が半数を占めるほか、男性が6割と多めだ。職業別は事務・技術職層3割、製造・サービス従事者層1割、自営業者層1割。学歴は大卒以上が4割と全体に比べるとやや高めだった。

 IT系のプレゼンをしている人の中には、どことなくネトウヨ臭を醸しているのが結構いるから、このアンケート結果は概ね正しいと感じる。 「ネット限定層」ってのは、自分のことを「アーリーアダプタ」だと思い込んでいる奴らのこと。 比較的最先端を取り込んで生活していると思っていて、自分の考えは合理的・科学的だから他人から何を言われようが最後には自分の正しい考えが残ると自負している。 平たく言うと、井の中の蛙なのだが、周りを無視する分、仕事が早いから厄介な面がある。 この歪さから、「できるバカ」といった感じか。 理系人間は、この世は自然淘汰・弱肉強食の世界だという認識、あるいはそういう構造がもっとも安定的なヒエラルキー社会だと信じているところがある。 だから大企業など既得権益に極端にすり寄り、マジョリティ側からしか行動しない。 将棋にはめっぽう強いという印象もある。 限られた手段で相手をどう負かすかということに長けている。 何事も勝負に持ち込む癖があるから、余計な敵を作る。 負けからは学ぶが負けるまでは学ばない。 そんな連中なのだ。

2019年4月22日 (月)

おひとり様国家創造の困難度

タイ軍、海上ハウス撤去へ 建設したビットコイン長者の男女は逃走 :AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3221827

 国際法規は加盟国家のためのもので、個人を対象としない。 つまり、個人に対して国家は性善説的な遵法精神でいるわけではないということ。 仮にこの米国人が長年当該地を占拠してきたので、ここを米国領土とすると宣言すれば、もっと大ごとになる。 そんなトラブルの芽は早いうちに摘んでしまうのがよいと考えるのが普通だ。 この国際常識について、一個人では想いが及ばなかったのかもしれないが、もし船乗りだったならば、なぜ公海上でも船籍の国旗を掲げる必要があるのか根拠を知っていただろう。

2019年4月20日 (土)

守旧派による議論つぶし

秋篠宮さま、高齢で即位は「できない」 タブーの辞退論 [令和]:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM4N5FF4M4NUTIL013.html

 天皇家の発言にいちいちいちゃもんつけるのは大概保守派というか守旧派。 連中は合理的建設的な議論まで懸念があると言っては否定ばかりで、法整備を怠るなまけ者。 にっちもさっちもいかなくなってから慌ててギリギリな対処をするればしのげると思っているみたいだが、切羽詰まってやれば色々漏れが出てろくなことがないのは、みんな経験済みだろう。 よくある天皇への誤解に、天皇は保守の親分だとか、そうあるべきだという考えがある。 これは天皇家にとって本当に迷惑だと思う。 天皇を慕っているようで、実のところ天皇の身に重いルールを課して行動を制限しようって腹が見え隠れする。

 天皇の信仰についても時代遅れの曖昧な状態。 政府が決めた宗教(現在は神道)に天皇が合わせるのが正しいあり方なのか、天皇が私的に信仰する宗教(現在は神道)に政府が費用を出すのが正しいのか。 明治以降に薩長藩閥政府と儒学者・国学者によってゆがめられた天皇家の信仰を、伝統だと思い込まされている人は多い、というかほとんどではないか。 世界の宗教は国家の枠を超えて平和を実現しようとしているのに、日本は国家の枠に閉じこもって「それぞれの国が自国の宗教を大切にすればよい」と、なんだか如何にも未開文化・鎖国民の言いそうな発想。 そのくせ原爆を投下されてたから、不戦憲法を持っているから、平和国家だと主張するんだから、被害者面の理念なきナルシストに見えてもおかしくない。 宗教とは国家の枠を超えるものだし、国家がそれに関与するなら、世界に向けて布教するにふさわしいものでなければならない。 その度胸も覚悟もないまま、身内にだけ聞こえる声で「国内の伝統維持こそが正義だ」と小声で吹き込んでいるのは、人間の器が小さい。

>>追記

「天皇は内閣の奴隷と化する」 退位の道求めた皇族 [令和]:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM3Y0F0DM3XUTIL06Y.html

 天皇制はある意味、日本という国が一家族を育てられるかという壮大な実験みたいなものだろう。 これを根絶やしにしてしまったら、世界の笑いもの。 象徴一家族さえ養いない国家が国民を維持できるわけがない。 戦後直後、公務員が闇米に手を出さなかったばかりにばかりに栄養失調で死ぬという事件があった。 国の言うことを遵守したばかりに殺されたと報道は書き立てた。 これと同様のことが天皇家に起こるなら、日本国民は国の言うことを聞くだろうか。 物事の優先順位を間違え、詭弁を使って皇室典範の改革を拒めば、滅びの鬼を呼び寄せるのは必定。 血統が途絶えてから、皇位継承範囲を法的に増やして譲位させるなどという失態があれば、吹けば飛ぶような扱いの皇位そのものに国民の心は離反しかねない。 大事を慮って伝統に遠慮が過ぎれば手遅れになる。

2019年4月19日 (金)

トランプは大胆かつ臆病

ロシア疑惑「証拠不十分」と報告書 トランプ氏勝利宣言:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM4H3J37M4HUHBI010.html

 トランプを「ただの大ぼら吹き」と呼ぶのは正当ではない。 猜疑心が人一倍あり、リスクにおける限界ラインを知った上で回避・踏破行動している。 ロシア疑惑についても、当初はロシアとの裏取引まで考慮に入れつつ、ロシアの積極的な介入姿勢に自ら関与しなくてもよさそうだと判断したとうかがえる。 悪党を利用する術に長けているということだ。

 これを潔白・健全ではないと非難する向きもあろうが、トランプ支持者の多くは、今の米国に必要なのは潔癖性・完全性・全方位性あるいは多様性・持続可能性ではなく、景気・旧産業の再活性化や自己優先性だと思っている。 優劣付けを望んではいるものの、それはトップ狙いだけではなく、最悪よりマシな相手とならどんなものとも手を組んで取引するぐらいのしたたかさも覚悟している。

 最悪な相手に選ばれたのは、イランとヒスパニック系移民のようだ。 イランを支援するロシアにくさびを打ち込みたいがために、ロシアに接近したとも見て取れるが、ロシアにそれさえ見透かされたようにも見える。 プライド志向の強い中国・北朝鮮とは、トップ外交を駆使するトランプにとって相性が良いが、自分と同じく手の内を見せないロシアは不得意なのだろう。

 また、中南米国民の米国依存志向を抑えて、自国に対する自己決定に向かわせるには国境の壁ぐらいの費用は安いものだと私は思う。 ベネズエラやエルサルバドルに軍事介入して米国傀儡政権を作って維持させる方が莫大な費用が掛かる。 仲間を増やすという冷戦が今ひそかに進みつつある気がしてならない一方で、世界の右傾化がトランプに味方するのかどうかは予断を許さない。

2019年4月18日 (木)

案分票狙い

どっちが民主党?参院選略称、国民・立民競合か : 政治 : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190418-OYT1T50048/
同じ略称で投じられた票は区別がつかないため、それぞれの党に案分される。

いろいろ書きかけたが、もう選挙期間中なので自粛する。 残念なのは今春の統一地方選挙で国民民主党で立候補した連中が意外に多いこと。 何を考えているのやらだ。 中道とは優柔不断のことではない、これだけは言っておきたい。

2019年4月17日 (水)

トランプを支持する理由は、やけっぱちと嫉妬

[「トランプ王国」熱狂のあと]:朝日新聞
トランプ支持「惨めな人々」は今 地元酒場に響く大笑い
https://www.asahi.com/articles/ASM3F41V2M3FUHBI014.html
米国に巣くう「心の狭い人々」、無党派の学生が語る分断
https://www.asahi.com/articles/ASM342K02M34UHBI00F.html
「トランプはクレージーでいい」 支持者の怒りの正体は
https://www.asahi.com/articles/ASM3451KBM34UHBI02Q.html

 興味深い記事。 だが書かれていることを紐解くとトランプを支持する理由は「やけっぱち」。 さらに加えて女性特有の嫉妬。 当然これらは有権者が理詰めの挙句に執った行動ではない。 否定するものはハッキリしているのに、それを克服する道程や優先順位がめちゃくちゃなのだ。 まさにこれが衆愚迷妄国家なのだろう。 アメリカの建国以来の高度発展が滞り、経済成長が他の先進国と同じレベルに落ち着きつつある中で、未だにアメリカンドリームやゴールドラッシュを忘れられない世代があがく余裕が残る中で騒いでいると見て取れる。 トランプ支持者はIT企業の羽振りの良さに嫉妬しているわけだが、もっと国外に出て客観的に自国を眺めれば、IT企業を持っている分だけ幸せなのだと気づくはず。 トランプが不満の声を引き取った上で何もせずに終えるのが一番望ましいようにさえ思える。

嫌われ役の引き当て

突然の財政危機、対応遅れ「荒療治」 市長選の命取りに [2019統一地方選挙]:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASM4B6K4DM4BULOB01Q.html

 首都圏でこの状況では「ふるさと納税」で税収を持ち出されたら、たまらんだろう。 緊縮財政反対の結果、財政再建団体に陥ることがあれば、夕張市のようにさらにサービス低下と人口流出を招く。 嫌われ役を政敵にやらせるようなことは政治の世界では割とあることだ。 道理で説明しても「今」だけに囚われる有権者とポピュリズム議員の耳には入らない。 よほどの地元愛でも無ければ、そんな連中を救う必要性を感じないと思うし、立候補するにしても、初めからババを引かされるのかどうかを、承知の上でなければね。 政治家に嘘や強弁が付き物なのは、有権者がそう追い込んでいるせいもあるだろう。

2019年4月14日 (日)

本人置き去り

釜山市の徴用工像撤去に抗議 100人が集会
https://this.kiji.is/490082795797021793
https://www.47news.jp/news/3469587.html

 写真を見ると、徴用工本人と思われる姿は見えない。 市民意識が高いというより、暇なんだろうか。 被害者本人あるいは被害者全体を置き去りにして、現世代が社会不満の捌け口として行動しているように見える。 中国・韓国では暇を持て余すと自国政権への反政府活動に身を投じやすいから、ダミーとして攻撃目標を国外に設定するというのは、あながち嘘ではないだろう。 身近な問題でも国家規模の問題でも、自分らを棚上げにした嫌がらせで何かを得ようとする行いが成功するはずもない。 まずそもそもだが、被害者の困窮を救うのに、加害者への賠償が必須だろうか? とりあえず被害者の不利な状況を国家が助けてから、原因対象にアプローチするのがセオリーだろう。 ところが、韓国は国家が見捨てて(というか賠償権利を取り上げて)、市民は見捨てた国家を不問に付したまま原因に固執する。 国そのものの存在理由が問われる。

2019年4月13日 (土)

地方格差を考えない自民党

スポーツジム費、控除対象に=自民勉強会が提言:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041101293&g=pol
加藤勝信総務会長らでつくる「明るい社会保障改革研究会」

 長く東京在住で国会議員をやっていると、地方格差のことなどすっかり頭から抜け落ちるんだろうと思う。 昔から本屋すら無い地方都市にスポーツジムがあろうはずもない。 温泉はあっても温水プールなんて見たこともない人は多いのではないか。 この税制優遇が、どこの地域有利かは一目瞭然なのだが、与党議員どもは全国的にウケると思っているようだ。

>>追記

小学校に教科担任、高校普通科を改革…文科相 : 国内 : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190417-OYT1T50219/

 ちと考えただけで財政的に無理だと結論が出る。 これで教師の人材が廻るのは都市部だけ。 少子化の田舎に教育格差が吹き荒れる。 やれたところで、副担任を昇格して二人担任制までだろう。 そもそも高校が小中学校の数ほどあるわけじゃない。 そっから教師を引っ張ってくること自体、難しい。 少なくとも、教師の居住地をITで割り振るなどしないと不可能。 となれば、自治体の垣根を越えて公学校制度を作り替えなければならない。 そこまで視野に入れている? たぶん、そんなことは自民議員はもちろん文科省も視野に入れていない。

2019年4月11日 (木)

扇動耐性

懲戒請求の男性、弁護士に謝罪「ただの差別と気づいた」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM4C6JM9M4CUTIL01D.html

 ネットリテラシーや扇動耐性の無い初老の男性というのが、今時の差別主義者=レイシストの正体らしい。 自民党議員の年齢は他党よりも高めのように思うが、このことと無関係ではないようにも思う。 だがこれらがいつ変化するのかは分からない。 戦争体験者をまったく身近に感じない世代になり、傲慢世代が隔世遺伝のように出現する可能性はある。 防衛強化や戦争を志向する層も、最近は正義感に満ちた保守よりも、ゲーム感覚的で悪ふざけを好むアナーキーに近いように思う。 例えば、維新議員や勝ち組志向の与党議員が吐くヘイトはそれ自体が目的ではなく、何等かの目隠しやレッテルに利用しているように感じる。 攪乱手法など卑怯な手をいとわないやり口は日本だけに限らない。 世界規模で同害報復刑が流行りそれが私刑にも及んでいる。 何も加害者を安易に許す必要はないが、同じ報復をしたところで再発防止にならないし、自分まで低レベルの応酬に身を窶(やつ)したのでは心は晴れないだろう。 幼稚といえばそれまでだが、それが集団となれば衆愚政治となって、転げ落ちるように世界秩序は悪化する。 テリトリー意識を煽られて国粋主義に誘導・動員される国の国民を、自分自身がそうならずにどう矯正するか、知恵を絞らなければならない時代に入っている。

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