登山

2015年2月11日 (水)

動かないのが正解だった

八ケ岳連峰で2人の遺体発見 遭難の学習院大生か
http://www.asahi.com/articles/ASH2C53B4H2CUOOB008.html
茅野署によると、阿弥陀岳の南西斜面付近に2人の持ち物があるのをヘリから確認し、付近を捜索したところ、2人を発見した。

阿弥陀岳遭難 発見できず 山岳部主将と1年女子
http://www.shinmai.co.jp/news/20150211/KT150210FTI090032000.php
8日は茅野市の行者小屋から阿弥陀岳に登り、小屋に戻る予定だったが、悪天候で視界が悪く、中岳との鞍部(あんぶ)から逆方向の南側に下った。途中で気付き、同日夜はビバーク(露営)して9日に阿弥陀岳南稜を登り返したが、女子学生が遅れ始め、主将が付き添ったという。

道標の埋もれている雪山では悪天候でなくても道を間違えることはよくある。
 頼りすぎるのも困るが、GPSを持っていれば心に余裕を持てたはずと思える。 割と早い段階で間違えたことに気づいたようだが、山頂に戻り返したところで再度間違ったのか。 たぶん、パーティを別れて以降、ほとんど歩けなかったのだろう。 オーバーワークで歩けなくなった場合、肉離れ等が発生して簡単には回復しない。 日程に余裕はあったのだから、もう1日、全員でビバークを延長してもよかったはずだ。 パーティーを別けてしまっては、ラッセル(雪のかき分け)を2人でしなければならず、移動は難しい。 天候回復を待てば、無線機が使えたと思われる。 また、捜索しやすい山頂に留まっていれば、発見は早まっただろうに。 今回も焦りがいくつも判断ミスを誘ったように思われる。

>> 追記

八ケ岳遭難:雪中の発見2遺体は学習院大生と確認
http://mainichi.jp/select/news/20150212k0000m040014000c.html
阿弥陀岳南西の斜面「第二ルンゼ」付近で、雪に約1.5メートル埋まった状態で見つかったという。

八ヶ岳連峰で遺体発見 遭難の大学生2人か
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150211/t10015383271000.html
現場付近には雪崩が発生したような形跡があり、遺体の上には1メートルほど雪が積もっていた

南西斜面というので山頂で中央稜に迷い込んだのかと思ったが、山頂に出る前に南稜で雪庇を踏み抜いたりして滑落し、ルンゼ(涸れ沢)へ落ちたのだろうか。 道を間違えた時にそのまま来た道を引き返さなかったのはビバーク中にトレースが消えてしまったからか。 なぜ、鞍部の尾根に戻らず南稜まで巻いたのかがわからない。 山で道を間違えた時に、わかるところまでそのまま戻るのが鉄則。 ショートカットしようとするとさらに迷い込む。

>> 4/24追記

4/15に山と溪谷Webサイトに掲載
学習院大学山岳部、阿弥陀岳遭難事故の概要(詳述版) | 山と溪谷 編集部ブログ | 山と溪谷社
http://www.yamakei.co.jp/yamakei-editors/2015/post_46.html

概要書には鞍部に安全に引き返せないほど沢筋に下降したことが書かれおり、そうであれば見知った南稜へ向かうのも理解できます。 亡くなった2人とも阿弥陀岳に登頂できていると推認されることから、遭難ではなく滑落事故であり、女子学生の体力不足は想定範囲内で、新聞報道の原因誘導は誤りだとのこと。 よって、リーダーの悪天候に対する錯誤もなく(強いて言えば死亡原因ではない分岐ミスぐらい)、滑落の真の原因は依然不明のままということです。 判断ミスの重なりの可能性という当方の考察は撤回します。

2013年1月 8日 (火)

山岳地図と山岳保険と労組

めずらしい記事を見つけた。

詳細な山岳地図が人気 歩いて計測、豊富なルート - MSN産経フォト
http://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/2013/01/07map/

 産経の記者が日本勤労者山岳連盟(労山)を左党の支持団体と知らないわけはないだろう。 まあ、風前の灯火の社共は、すでに気を遣うほどの存在ではなくなったということなのかも。 しかし、こういう記事を自称愛国者が見ると、韓流ドラマ同様に報道批判が始まりそうだ。 何事もフィルターをかけてしまって、よいものはよいとして判断することができず、国を不幸にする。

山岳遭難:捜索費用は自己負担も
http://mainichi.jp/select/news/20130106k0000m040069000c.html
民間ヘリ「1分1万円」 雪山遭難の捜索費用「長期化なら青天井」 山岳保険も加入進まず
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130108/dst13010800500001-n1.htm

 ちなみに、日本で一番安価で良心的な山岳保険は労山の共済(正確には「保険」ではない)である。 ただし、個人加入はできず、必ず団体経由での加盟となる。 山岳保険に入っていなければ、遭難事故後も身内に多額の負担を残してしまうので、保険掛けは必須と考えておいた方がよい。

2013年1月 3日 (木)

昔も今も天気次第

北アルプス遭難:男性1人が心肺停止 新たに2人救助要請
http://mainichi.jp/select/news/20130104k0000m040042000c.html

北ア・明神岳で2人不明 西穂高では3人救助要請
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013010290212513.html
西穂高岳の遭難 1人心肺停止
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130103/t10014564941000.html
鳥海山の8人 天候回復待ち捜索へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130103/k10014562071000.html
鳥海山8人遭難「全員無事」と連絡 悪天候で救出できず
http://www.asahi.com/national/update/0103/TKY201301030144.html

 4パーティって……遭難し過ぎだねぇ。 報道では山岳会所属のパーティが1日分しか食糧を持っていないとかいうけど、本当なんだろうか。 予備食はすでに食べてしまったかもしれないが、さすがに非常食(菓子類)はあると思うんだが……。 たまに、報道が伝聞・又聞きで間違っていることもあるので(うちの大学の遭難事故のときは名前を取り違えて紙面に掲載された)、センセーショナル(大げさ)な書き方は鵜呑みにできない。
 新雪や視界不良でのスノーモービルへの過信も遭難の元になりそう。 冬山はビバークするにも風が弱い場所や雪崩(高山は雷も)がない場所を選ばないといけないから、難しいなぁ。 ボーッと歩いていると尾根ひとつ間違えるし、稜線で雪庇の踏み抜けにあうし、何よりトレスがない場合、不安が余裕と体力を奪うんで怖いっす(そもそもトレスがあってもあてにできない)。 まあ、体温調節が万全なら死ぬことはないので、ペース配分を調整してあわてないで対処すればいいわけだけど……。

>>追記

どんどん増えて、6日朝現在の年末年始遭難数は計9組14名救助、8名行方不明、2名死亡。

  • 鳥海山:8人救助
  • 【北ア】明神岳:2人行方不明
  • 【北ア】西穂高岳:2人救助1人死亡
  • 【北ア】大天井岳:2人救助
  • 【北ア】剣岳:4人行方不明
  • 富士山:1人死亡、1行方不明、2人救助
  • 【南ア】北沢峠付近:1人行方不明

 一昨日見た快晴の富士山の稜線には、遠目にもハッキリわかるほどの雪煙が舞っていました。 いくら晴れていても、あれはキツイなぁ。 日が差したからと言って登れるわけじゃない。

2012年10月22日 (月)

山中一泊で救助要請するんか

登山の男女4人遭難か 青森・黒石
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121021/t10015907161000.html

 もういい加減にしろといいたい。 606メートルの山で遭難騒ぎおこすなよ。 道に迷ったわけでなく、単に行動が遅くて暗くなっただけで救助要請するな。 ヘッドランプは山登りには必須だし、この季節防寒着の携行も必須。 準備さえあれば、天候が悪いわけでもないんだから、山中一泊で死ぬわきゃないだろが……。 もう、不要な救助には金取れよ。

>> 追記

遭難の4人を別の山中で救助 青森
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121022/k10015910541000.html
黒森山から北に10キロ余り離れた青森市入内の山の中で4人を発見

 どうやったら、標高606mの山降りるのに10kmも歩くのかわかりません。 数百メートルも歩けば、道を間違えたことに気付くのが普通でしょう。 山で道を間違えたときの基本は、「わかるところまで戻る」です。 10回道を間違えたって10kmも先に進みはしません。 昨今はスマホにGPSが付いている時代。 方角間違えていることぐらいはわかるでしょうに。 どうしようもない連中ですな。 ヘリの運行費用にいくらかかっているのか知ってんのかね。

2008年1月12日 (土)

エドモンド・ヒラリー

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
新年一発目に景気のよいネタをと思ったのですが、見つからないまま次の訃報を耳にしてしまいました。

世界最高峰エベレスト(中国名チョモランマ、8848メートル)に初登頂した登山家のエドモンド・ヒラリー氏が11日、ニュージーランド北島オークランドの病院で死去したとのこと。享年88歳。

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